道路をわたった向いのコンビニの怠惰な
額の奥にひかりがともってる
「今とてもしあわせだよ」
何度もこの台詞を繰り返す

高速道路の壁を国産車が
ぶち抜いていく
アンデッドなボディーとソー ....
でも愛してるといわれないと弱く感じるのはあくまでも勘違い

愛してるといわれたからって強くなれたらうれすぃ−けれど

愛してるといったら途端に恋人が強くなってしまったら

愛してた人が変わ ....
細長い一日の側面には
たくさんの出窓が一列に並んでいた
窓枠には下手な絵が嵌め込まれていたから
僕は脇目もふらず
いったりきたりするしかなかった

細長い一日の両端には
それぞれにひ ....
女の子の水着のパンツを
全部ハサミでちょん切りたい
そしたら本当の夏が来る
泳がず浸かる今の僕は
頬のゆるみが止まらない


無駄に駅の階段に座る
汗ばかりが噴き出るけど
ちょっと斜 ....
ああ 悲しくも
プラスドライバーで マイナスネジは回らない


どんなに冷たくされたとしても
きっと何時かは回ってくれる

どんなに首をかしげていても
きっと笑って回ってくれる

 ....
「ここはどこなんだろう」
と苔むした薮を歩いてると、湿ってすべる。
裸足ではないが靴底にはもう穴があいていて、リストカッターたちのように深く浅くあらゆる皮膚に傷がついている。
透明の液体が世界の ....
向こう岸のビルの群れ
肉色の雲の腹がひろがり
黒い飴色をした東京湾が凪ぎながらゆれて
高速道路が時間のように巡っている
血だらけな手も足もたくさんあるのよ
あたしたちみんな輪郭を共 ....
ドイツへ行こう
レンタカーで
ミッドナイトに
ファックスが届く
ソウルでは
ランチが
シーザーサラダ付き
ドーンと1000円
レモンティーも
ミルクティーも
ファイトで飲んで
ソ ....
僕の家に書き込み式の絵本があってね。
主人子の名前のところが空白になってんの。
そこに、自分の名前を入れて感情移入する趣向なの。
素晴らしいアイデアだなあ!なんて思って久しぶりに開いたら
書き ....
――すべて、断片。断片・・・・


・・・深海へ。本当は降りてないし今までもなかった気がする

いまは、ふわっと浮いてる感じ
かるくなったりおもくなったりそのくりかえし

 ....
路上の
トランペッターと
テナーサックス

割れるような
張るような感じの
音色

その独特な渦に
耳を澄ましながら

考えるのは
彼のこと

今頃
どこかの大通りで ....
セミダブルベット

アルファベットは外に吹き出し
また自動とかかれた扉がひらき
道路ににぎやかに人混みが揺れ
飛ぶということについて考える
指を折りながら時間を値踏みし
白ビニール袋が後 ....
カルテを書き写すのはルール違反だ。回し読みするな。学校で習っただろ
「むやみにヒトを傷つけてはいけない。」
「アンネはかわいそうだ。けどヒトラーならいい」
ちゃんと習っただろジャイアン以外。
 ....
子供だましの遠足じゃない
帰るところまで遠足、うん、まさに。
ルール
都会の街から郊外の家まで歩きます。
とにかく
はっちゃけること
バカやること
童心をもった大人であること
データを ....
忘れ物はわりと多い方だと思う

イベントにはさらさら興味が無くて
あたし誕生日なんよねー
とかいわれたら
とりあえずスリッパを投げる


とりとめもない日が好きだ

昨日と今日はず ....
いい日いい夢いい足音
ツバメが巣を作るといい事があるんだってさ
だってさ
だってさ
だってさ



さとう
砂糖は甘い
いい事ことこと
こんぺいとう
中を割ったら

 ....
アイフォーンが
日本に上陸するのと
同じ時代に
日本にひどい
通り魔事件が上陸したことは
偶然かもしれないけれど

もし僕が
アイフォーンで詩を書いて
インターネットに載せたとしても ....
夕べ
拾った羽根の先を斜めに切り
インク瓶に浸し
短く日記をしたためた

羽根で記録する行為に満足し
すぐに日記を閉じたものだから
翌日分のページに
生乾きの文字列が写ってしまっていた ....
泣いていいのよ
とお歌が言うから
泣きました

母はお止しとお尻を
パチン
とぶちました
泣きたかったけど
母の手が痛かったので
私は
自分の部屋へ駆け込む間もなく
口元を
 ....
―幾年も思い浮かべる蓮の根を身篭りたいの貴方のだから


「ランティルディ」を纏う真夜中
ひねた顔した満月
薄汚れた監視カメラに写るほのかな人影
部屋の中でキー置く音が響く
 ....
牛タンゲーム イェーイ!
そんなことを一人でつぶやくようになったら終わりだ
わたしはとうとう終わってしまったのだ
朝から晩までそんなことを一人でつぶやいているのだ
ぎゅう たん ぎゅう たん  ....
アヒルにオセロで完敗した
俺はアヒル以下のくず野郎だ
もう二度とアヒルとはオセロなんかしない
アヒルとオセロをするくらいなら
ケツからビールを飲んだほうがましだ
そう言い残して家を飛び出した ....
 内密のことですが
 内密のことですが
 内密のことですが
 昨年以来の
 溝の隙間より
 貴方でもなければ私でもなく
 吹きつけるも意味はなさない
 これは何の音ですか
 あーあ
 ....
雫           水滴の        メトロ       は、日の        させる術
罪状         軟骨を縛る      ゆーとぴあ     華/叉は、流麗     真っ黒に持 ....
お金持ちのたつや君の家で

生まれてはじめてカニを食べた

で 分かった

カニってカニかまに似てる

カニ食べたことあるのって おばさんに聞かれたから

いつも食べてます って答 ....
空の名は
曇ることが ない

大雨だろうと
快晴だろうと
空は、空

不純なものの一切を
それとは知らずに
ながらく含み

おそらく とわに
静止をしたまま



 ....
 記念になるからとバザーにて
 米
 3合も炊けばまぁよござんす
 千年
 ひたひたみずの何処にか底の
 うんこ
 ほんとにあると思わなかった
 げりべん
 明日から昨日みたいなもんか ....
あのこがね、あいにくるって、はしりだす。


走り出す、愛に狂って、笑いだす。


笑いだす、会いに来るって、真夜中に。


真夜中に、あいにくるって、叫んでる。


叫んでる ....
毎日をさかのぼる

一瞬があらわれない
そう出て来ない

さかのぼるから
には、そこにみなもとがある

けれど
ららら
ちょっと歌っていたら
買い物を忘れた
買い物も買われるも ....
心の闇
なんていう安っぽい言葉ひとつで
人殺しの気持ちを説明できた気になるなよ



薄っぺらなプラズマテレビの向こう側で
薄っぺらな現実が不意打ちみたいに暴発する

眩しい
眩 ....
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