小皿に食べかすの

干からびた梅干しがのっていた

なぜか醤油の渇いたぶつぶつのシミもあった

これ、おまえの食べかすやろ、

ぼくがそう言ったらきみは笑った


俺、梅干しデカ ....
声ききたなんのを

がまんしてる

がまんしてたら

いつか爆発してまう


夜空はベランダにある

煙草を吸ってみる

ウィスキーをなめてみる

傷ついてやるさ

 ....
あ、まんげつ。

ちょっとまんげつじゃないけどな。

かじったんかな。

なめたんやろ。

キャンディみたいに。

そんなメルヘンが聞こえた


いつ偶然出会っても

そ ....
夜はきっと早起きだ

その発見はとても痛快で楽しかった

おんなじ気持ちで

夜の哀しみに同苦したいとも思った


両方の膝をわしづかみにして

あなたのすべてを見つめたい

あなたの両腕を優しく支え ....
くるっと

くるっと回って
見つけた

影法師

地面に寝転べって
空とかくれんぼしている

くるっと回って
いなくなった

影法師

僕はまた別の影法師になって
あなたの見つめている空拭いておく
いやなことを幾つも並べて離れるよりも

憧れの気持ちを受け入れて傷ついていたい

人間の幸福なんて百年も残らないのだから


信じてもらえなかった原因を考えるよりも

今日一日どう生きるかを考えていた ....
少し前から
光合成をしなくなった

薄らいでいく光を
見過ごして
遠ざかっていく水を
遣り過ごして
余った二酸化炭素を
夢にすり替えることもできずに
ただ乾いていく

カサコ ....
全てが壊れる時
全てが産れる時
苦しい
息ができない。

優しく逞しく
雄雄しくあれ
力尽きて
痺れる

倦怠感
筋肉痛
眠気
苦痛
天は舞い降りる
地は湧き上がる

自然がいい
嵐よ吹け
木々よざわめけ
来たれ精霊よ

回れ回れ
意識がなくなるまで
全てを忘れて
毎日疲れ果てる
きょういちにちの

俺のつかれ差し出せよ

今夜もまたワインよ

いちにちのつかれ俺に差し出せよ


夜風に吐息を

ふきかけられた

もう二度と会えないひとなんて

ほ ....
外灯を見つめる

それが照らした淡いアスファルトの

気配を今にかさねている

自転車の影が消える

町がだまって現れ続けている

ひとのこころを見つめている


たぶんそう ....
なにがそんなに

おまえらめんどくさいんだ

こころに闇なんかない

そんなことで片付けんな


夜露を見てみろ

鍵を返した夜

泣いていた女の子

こころの光しか

宇宙にはないんだよ


なにが ....
夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーション


宇宙と夕焼け

透明と夕焼け


夕焼けのうえ

あれは宇宙だ

夕焼けと宇宙のあいだ

あれは透明のグラデーシ ....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆

誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人

悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ

未来から目を背け
まだ先の話だと
 ....
なんだか秋のひかりのなか

あなたが誰かと歩いている

ぼくもそうさせて貰えてた

ぼくもそうしていたかった


黄色いひかりが水色に舞う

影が空の色とよく似ている

かさかさ風が葉を落とすよ


 ....
猫 呑気にたんすの上
バスケットの縁に首をのせ
顔だけ見せてご挨拶
声にならない鳴き声で

名前を呼ぶとニャンと鳴く
小さな口でニャンと鳴く
小さな声でニャンと鳴く

今日も呑気の ....
空が青灰いろなのは

月のひかりが染みているから

宇宙のしたで愛し合うのは

ぼくがあのとき生きていたから

あなたのくれたメルヘンを

ぼくは死んでも裏切りません


タ ....
 
あなたに刺さるだけの棘

あたいは花の咲かない薔薇だから

花の咲かない紅い薔薇だから


 
朝焼けのむこうに

夕焼けは終わり

夕焼けのむこうに

朝焼けは始まる

海のむこうに地は始まり

地のむこうに海は始まる


愛別のむこうには離苦がある

春の夢だった

離苦のむこうには愛別があ ....
山奥の露天風呂から

まるい鏡みたいな月光る

あなたの美しい心だけが

輝きのなかに吸われてる

山奥の露天風呂から

寝そべるオリオン座光る

あなたの切実が七つある

 ....
牧場のレストランの窓辺から

光が奇跡のように射していた

ここにぼくが存在しなくても

光は奇跡のように射していた


だからぼくはこう思ってん

だから奇跡やって思ってん

ぼくなんかおらへんくて ....
カラオケ行こう
バドミントンしよう
ボウリングに行こう
バッティングセンターに行こう。

旅行に行こう
遊園地に行こう。
食事に行こう。
飲みに行こう。

一緒にマザーグース歌って ....
もう後戻りできないよ
君は僕のもの
今後ともよろしく

コーヒー飲んで
KBQ食べて
タバコ吸って

帰りの切符渡して
キスをした。
君は振り向いた。
悪玉菌

キットカットかじりながら

大人になったら
食べさせてあげるね
きっとね
幼なじみだった君は
お姉様気取り

自然の成り行きか
一緒になった僕たち

わさびの入った苦言を
ちょこちょこかじ ....
なだらかなおかがつづいているこの辺りは

雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている


きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた


春になるとれんげ ....
あなたの時が動いていることを

だれかの切実になり果てていることを

思うと

マイナス100度の

しこりが駆け抜ける

だって仕方がないじゃないか

怪我して当然なんだ

生きて愛して戦った

あ ....
呼吸のように
代謝のように
君と僕を
当り前につなぐもの

歯磨きのように
晩御飯のように
君と僕を
さりげなくつなぐもの

無理矢理つなごうとしても
呆気なく解けてしまうも ....
淋しん坊

チロルチョコを袋から
取り出し
お口にちょこっと
甘さ控えめなんて
昨日受けた健康診断の結果に
右端の隅におしとやかに
載っていたけど
ただ今
夜の10時
もうなんか〜
もうなんとなく〜 ....
インフルエンザワクチンを受けに町の医院にゆく

一年にいちどここに来る

蛍光灯の白いひかりが湿っぽい

なんだか懐かしいような気がしてくる

そとは濃い青灰いろの雨上がり

血圧 ....
台詞が浸透する
蝶じゃなくて花なんだ
月じゃなくて太陽なんだ
生活に懐かしい呼吸が舞う

遠くから見守っていた蝶が
夜のとばりのつぼみにとまる
戯れながら休息を得たなら
朝日を浴び 光 ....
COCOさんのおすすめリスト(412)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
梅干しデカ- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-15
がらんとした部屋- 吉岡ペペ ...自由詩311-11-15
なめたんやろ。- 吉岡ペペ ...自由詩311-11-15
夜の哀しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-15
くるっと- 乱太郎携帯写真+ ...1811-11-15
人間の幸福- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...11*11-11-15
枯葉- nonya自由詩20*11-11-14
最近の暮らし- ペポパン ...自由詩4*11-11-14
天地- ペポパン ...自由詩3*11-11-14
きょういちにち- 吉岡ペペ ...自由詩211-11-14
静かな町- 吉岡ペペ ...自由詩611-11-14
こころの光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-14
夕焼け- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-14
きっと私もそうだろう- 徘徊メガ ...自由詩711-11-13
なんだか秋だ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-13
猫と昼寝- ……とあ ...自由詩1211-11-13
雲海の誓い- 吉岡ペペ ...自由詩211-11-13
薔薇だから- 殿上 童自由詩14*11-11-13
愛別離苦- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-12
山奥の露天風呂から- 吉岡ペペ ...自由詩211-11-12
光射す- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-12
したい事- ペポパン ...自由詩4*11-11-12
婚姻届- ペポパン ...自由詩5*11-11-12
悪玉菌- 乱太郎携帯写真+ ...1211-11-12
丘を下る夕べには- 梅昆布茶自由詩4*11-11-12
千夜一夜の物語- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-11
えにし- nonya自由詩20*11-11-11
淋しんぼう- 乱太郎携帯写真+ ...1311-11-11
雨上がる- 吉岡ペペ ...自由詩311-11-11
花蝶陽月- たちばな ...自由詩18*11-11-11

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