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なだらかなおかがつづいているこの辺りは
雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている
きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた
春になるとれんげ ....
言葉は道具でもあり
ときに
それ以上に
自分を映す鏡
気をつけなさい
いつかそれに支配される
思考の闇はその姿を
言葉を通じて現す
言葉はやがて
行動となり身振りや気配と ....
かつて家庭をこわしたおやじは
ほころんだ心の縫い目を
なでさすっては
ときどき
遠い眼をして
なにかを
覗き込んでいた
それは断罪という
自傷行為だったかもしれないし
....