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人間関係へたくそなはずなのに

達人のように思われている違和感

逃げ出せないルーレット回っている

頭ばかりくるくるキレて

間違いがあれば素直に謝る術も

身につけている薄っぺ ....
気をつかっているふりをして

そんなものに踊らさられるのは

嫌だった、嫌だった十月の日々

女も距離をとりはじめたから

昼間のひかりの片隅で

メールで言いあらそっている

 ....
あなたは

誰かにとって

母であり

妻であり

恋人であり

友達であったり

ここは

誰かにとって

日本であり

ポルトガルであり

宇宙であり

 ....
雨が降ると

さいきんプチ豪雨だ

二、三年まえからかな

東南アジアが舞台の

映画や小説って

こんな雨、描いていたのかな


そのメタファ

異国の雨、

不 ....
空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ


母のわだち

面影は

追いこす光


空を切る

豊かな梢

水色が蒼くて

空が悲しんだ
モンゴルはウランバートルで

商用を済ませてホテルに戻る

この国の利権に群がる男たちは

みんな精力の強いイケズそうな面をしている

日本じゃいまどき見られない面だ

暗い喧騒が ....
南の低いところに

朱い月がまんまるく

すこし離れて花火の明滅


幼な子に花火について語る

それは物足りないリレーのようだ

ベランダから花火を見つめている

わたしの ....
女が信号待ちをしていた

幼い息子と立っていた

いっしゅんのことだった

粗雑なかなしみを

気恥ずかしく思い出す

この親子ふたりに

俺はなにをしたのだろう
スナックで知り合えば

たわいもない話をして

エレベーターで送られて

手でも振ればさよならできる

夜の屋上できみと話せば

ケンカでもしなければ

おたがい立ち去れないよ ....
電車は

線路を

走るだけだ

ドアを

開き閉め

加速し

安定し

減速し

地べたを

平らなところを

走るだけだ


電車のなかから

 ....
化学の法則が

物理の法則が

誰も知らないところで

あらゆる法則がはたらいている

誰も知らないところで


はたらきには

すごく無慈悲なものもあった

俺はなかな ....
抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
つめたい湯につかる

それが

湯であった痕跡は

柔肉や

匂いで感じられる

追いだきは

追憶に似ている

それが

かつて湯であったこと

エネルギーの再現 ....
ふとく

みじかく

かがやいた


夕暮れ

海に

太陽の道が


ふとく

みじかく

かがやいた
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
夜の街道は

甘い匂いに充ちていた

火を付けるまえの

煙草の葉のような

甘い匂いに充ちていた


ぬくもり

ふれあい

ひこうせん


夜の街道は

甘 ....
五月の夜の街道は

緑の風の香りする

きのう遅くにつけた香水


藍の影絵に、

刹那な、微小な

罪びとまえの姿形


五月の夜の街道は

緑の風の香りする

 ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
モーツァルトの流れる

米国領の

朝方みたいな夕暮れを歩いた


ひとは街を創ろうとしている

感情を調節する

ひとは街を創ろうとしている


ショッピングモールの
 ....
太くなる

風が太くなる

孕んでいる

闇を孕んでいる

風が闇を孕んで太くなる


湿り気を帯びている

自然は昔から獣だった


太くなる

風が太くなる
 ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
街にほどかれて

悲しみがほころんで

ふらついていた


悲しまない

悲しむまい


どこかで僕らは

計られ

見守られ

さやかな風が運ぶ

なにを見た ....
浜辺のきみに

ちぢれた朋輩たちの影が

しずかな素肌、ひかり、はしる


緑の風、フリーダム


光達のチーク

頬杖をつくのは僕だから

花のまえで、大人しくしている
 ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない

ドーパミン

セロトニン

生まれもった病気のふり、やめろよな


あたしの未来になにをするんだ

医者やインターネットの

あたしペイ ....
花びらが

あしもとに転んでいる

気持ちいい夜風に

白い素直なものが散っている

居酒屋をでて

スナックにむかう

仲間たちのうしろ姿

外灯に浮かびあがっている
 ....
東京は

雨の音だから


なにかにあたる

音だから

なにかに裂かれる

音だから


東京は

雨の音だから
ぼくを好きでいることをやめた

きみを許す

旅びとだから

きみを許す

たましいは一人でしか抱けない

ぼくを許す

旅びとだから

ぼくを許す

唇できみのからだ ....
きみと別れて

ぼくは季節を見失う

桜を、

夜を、

匂いを、

化粧を、

花火を、

肌を、

濡れた、

性器を、

きみと別れて

ぼくは季節を ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
今期も残すところ実働六日です

計画達成まであともうひと踏ん張りです

強く持続した思いは、必ず物質化する、なんて

偉そうなこと言ってるもんだから

僕は間違いなく追いつめられていま ....
kauzakさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(332)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暗示- 吉岡ペペ ...自由詩508-10-25
ふと思い出と- 吉岡ペペ ...自由詩108-10-8
誰かにとって- 吉岡ペペ ...自由詩708-9-20
- 吉岡ペペ ...自由詩108-8-7
空が悲しんだ- 吉岡ペペ ...自由詩808-8-5
沈まぬ夕日- 吉岡ペペ ...自由詩608-7-30
花火について- 吉岡ペペ ...自由詩308-7-26
荒野の親子- 吉岡ペペ ...自由詩308-7-9
スナックで知り合えば- 吉岡ペペ ...自由詩5+08-7-6
電車のなかから- 吉岡ペペ ...自由詩108-7-1
誰も知らない- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-30
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
僕らはうつろう- 吉岡ペペ ...自由詩408-6-11
海に太陽の道- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-11
光に思う- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-22
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-21
五月の香水- 吉岡ペペ ...自由詩1208-5-16
五月の光- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-14
群青ジュース- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-8
五月の夜- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-6
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3
悲しみがほころんで- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-1
朋輩たちの影- 吉岡ペペ ...自由詩308-4-28
罪の色- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-20
花びら- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-16
- 吉岡ペペ ...自由詩708-4-8
旅びとだからきみを許す- 吉岡ペペ ...自由詩1608-4-6
きみと別れて- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-31
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-24

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