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バスが過ぎる
その排気ガスの匂いが薄まると
またキンモクセイの香が戻ってきた

田畑が刈られるのを待っている
風がやむと時間がとまっている

ひかりが雲が空をぼかしている
建物の優しい ....
あの国に住むひとは
薬の常習者が多いそうだ

先日捕まったりしたのも
あの国のひとたちからすれば
仕事の性格上?織り込みずみなんだろうか


ぼくはいま阿Q正伝を読んでいる
そこにあ ....
融け合わない哀しみは

幸せを幻のように遠ざける

歩道にこぼれている優しい光に

薄い肉のような影が散っている

あなたからのメールに

意地になって返信している

僕のわが ....
秋の風がふとく吹いた

東京のしたの方に台風はあった

商店街は黄金いろで

人間の顔をしたひとびとが

ふとい風に吹かれて

黄金いろになじんでいるのだった


親を大切に ....
孤独でもないのに

孤独のふりをして

俺いまカフェで暖められています


○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、

そんなんないやろ、でも、裏切ら ....
さやかで悲しい朝なのに

夏の匂いをかぎました

感謝でむせぶ朝なのに

黒いこころもありました


ひとのこころはどうも遠くて

応酬ばかりのありさまでした


さやかで ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
秋の朝

濃い黄いろい道を

ゴルフ場へと向かう

きょうは暑くなりそうだ


秋の夕

青くて灰いろの道

ゴルフ場を後にする

つった足でアクセル踏む


僕は ....
黄いろい光と影

田んぼ

新幹線でぶっ飛ばす

田んぼと田んぼの細道を

静かにまっすぐ銀の軽


その銀の軽が


ぼくに憑依してきた

軽の中では音楽が鳴っていた ....
相田みつをの書に素直になれない
そんなもんじゃないと反発してしまう
宮本輝の登場人物のセリフに素直になれない
そんなもんじゃないと反発してしまう

そんなもんじゃない
ならどんなもんなのか ....
空き地はだれのものだったのだろう

サクもなかった

公園でもないのにみんな勝手にあつまっていた

土管にたまった雨水

そこにはオタマジャクシもいた

道ひとつはさんで玉ねぎ畑
 ....
こころが感じたちいさな興奮を

この世の片隅にあらわしてゆく

思考やこころで感じたことを

ぼくにはスケッチし直す作業が必要だ

セミが腹をみせて死んでいた

けったら生き返るか ....
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ....
なにか物足りない
一生懸命な女が好きだ

そとに出さなければ
かくし通せるせつない気持ち

でもこれは仕事だから
公共性のないことは言えない
通せない


悲しいとき
貫くべき ....
ひとの悲しみは

心と身体で感じて

はじめて分かるものだ

あたまで理解しても

思えているかは分からない

ひとの悲しみを聞いても

いいことを言わないようにしている

 ....
田んぼの道ぬけて

山ひとつ越えて市街地に帰った

藍いろの街のひかり

遠くからだからかやさしい眺めだ


あのひかりの中でぼくは

ハードルを下げたまま生きているひとを

 ....
しずかな喧騒にみちた夜

外灯のしたに白が溜まっていた

スーツに風が入り込んだ

たき火の匂いが鼻をかすめた

ひと肌ほどの悲しみか

しずかな喧騒をむねに聴かせた


銀 ....
戦争について考えることは

それは有益なことなのだろうか

平和についても

それは有益なことなのだろうか

幸福について考えることこそ

有益なことなのではないだろうか

戦 ....
宇宙は溌剌としていた
滴るような蝉の声が宇宙に降っていた

病院ですれちがう人々はどんな人も
それぞれの生や死をしのばせていた
ぼくはそれに無関心を装いながらエレベータを探していた

ぼ ....
正しいことってどんどんヨコ展開してゆくよね

でも

正しくないことってそこだけで止まってしまうよね

ぼくらはなんでこうも

自分を正当化しようとするのだろう

夕焼けまえの青い ....
僕はたくさんのひとを巻き込みすぎている

それでみんなを

幸福にしているのならいいのだが

ついて来れないひともたくさんいた

僕は反省もするし、確信もするし、

でもさいごには ....
月が笑ってら

それがおかしくて

空手の帰り道

おいらも笑ってら

四十すぎて

空手をはじめて

どうなりたいねん、って言うけれど

やばいくらい

汗をながして ....
夏の

匂い

蚊取り線香の匂い

湿っぽい冷房の匂い

熱くなりすぎた樹脂の匂い

アスファルトに大粒の雨

三回以上したあとの女の匂い

虫たちの

みどりの影
 ....
仲間たちがいとしい

漫画で

謝りたいと感じている、

これを感謝と言うのだろう、

というのがあった

だから仲間たちに感謝している

この仕事をフィニッシュさせるために
 ....
戦争のイメージは真夏の闇

前世からのごとく鳴いている蝉ども


宇宙の闇じゃぼくの根っこが泣いている


いま帰宅しました

どっさり疲れたいちにちでした

だれかに弱音を ....
やわらかな慈雨が

この岩に穴をあけたのです

どこからか種がやってき

うまい具合な風や雨や光だったのでしょう

穴から松が生えようとしています

教訓を見出だしたい訳ではありま ....
雲海に月昇る

月はまるで僕等のようだ

月光が僕等に平等に降って

くまなくを満たしていた

僕等はキスを試みたけれど

太陽の下でも出来たこと

雲海に月昇る

月光が ....
カミナリが紫白いろに夜を暴いて

さなぎのなかの

生物を見るような緊張を散らした

あなたのことをしばらく想う


宇宙船にのりこんだ

おおぜいのなかの二人になっていた

 ....
宇宙の法則

地上の法則

からくりはきっとある

からくりがきっとある

からくりを探している

この世はからくりでできている

探してどうするのか

どうもしない、好奇 ....
社会にでていちばん痛感したことと言えば
正しいことが絶対ではない、ということだ

清濁併せのむ、ということではない
清濁は併せのんではいけない

正しいことを振りかざしても、それが伝播しな ....
kauzakさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(332)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋がゆく- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-25
阿Q正伝- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-24
太陽の予告- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-21
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-19
孤独のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-17
秋のリビドー- 吉岡ペペ ...自由詩1209-9-16
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
透明な人影- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-6
田舎道- 吉岡ペペ ...自由詩5*09-9-1
素直になれない- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-30
空き地- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-29
道端のスケッチ- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-28
処暑- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-25
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩609-8-25
流儀- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-24
夜景の憂鬱- 吉岡ペペ ...自由詩809-8-22
しずかな喧騒- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-19
時間という海- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-16
溌剌とした宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩1309-8-12
この袋- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-6
このひとを見よ- 吉岡ペペ ...自由詩909-8-5
四十すぎて- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-3
夏の- 吉岡ペペ ...自由詩1009-8-2
仲間たちへ- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-30
真夏の闇- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-28
やわらかな慈雨- 吉岡ペペ ...自由詩1109-7-23
雲海に月昇る- 吉岡ペペ ...自由詩809-7-22
宇宙船のふたり- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-19
からくり- 吉岡ペペ ...自由詩409-7-19
季節のように- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-12

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