きょうは、いい天気だったんかあ、
おまえ、うかんどった、
空にずっと、
おまえ、うかんどった、
あたし、空なんかに登場してへん、
さて 困った
まぶたとケンカをしちまった
ヤツめ スネて開かなくなった
もう知らないっ
吐き捨てて それっきり
ウンともスンとも言わなくなった
さて 困った
もうすぐ朝になっちま ....
泣いた日
左手が動かなくなった日
ボケットに突っ込んだ手を
先生に注意され
からかわれた手と
庇われたことが恥ずかしくて
泣かされた日
泣かされた日
いつも庇ってくれてた友達が触っ ....
シギ シギ
森へ行こうよ
春の夜明けに
紅い三日月が出たよ
たくさんのアゲハ蝶が
群れをなして舞い踊る
あの草原へ行こうよ
森を抜けたらもうそこだ
あの貴婦人に会いに行くよ
....
誰かを信じるには短すぎるくらいの残された時を
新しい季節へ見送る わたしを 新しい季節を迎える あなたは
ありがとう を足りないくらいに
いいえ それは わたしの感じているだけ ....
ねぇ 聞こえる?
あぁ 聞こえる
ねぇ オンチね
あぁ オンチだ
このワタクシには合わないわ
この僕にも合わないな
これじゃワタクシ育たないわ
これじゃ僕も育てないな
....
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない
引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ....
記憶を閉じ込め
机の上
ペン先を生活が覆い
口を滑らかにしても
なんのために流れているのだろうね
飲むためでも見せるためでもないなら
なぜあんなにも叫んでいて
しばしば痛みを伴うのか
....
形のないものを
型に入れてみる。
名前のないものに
名前を付けてみる。
新しい事にも
古い事との
関係を探してみる。
それとなく
秩序を求めて
曖昧という
自由さは落ち着かなくて
....
現代の死よりも
近代の死に存在感があったのは
そこに大きな背景があったからだ
記号のように識別され
消費されるように過ぎていく
現代の死にも
大きな背景があるとしても
誰 ....
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま
あなたの言葉は
やさしく
残酷だ
身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた
あなたの言葉は
額の中に向けて ....
そうか
もうそんな季節か
早生まれか
笑い飛ばさぬよう
口を緩め
回り込まぬよう
肘をついて
撫でるわけにもいかず
目で追っかける
綿埃を乗り越えて
次の家に向うのか
そ ....
きみへ
ぼくは今日でおわるんだ
なんて言わないで
わたしはとりあえず
自分の今まである全てのきおくや経験から
とりあえずどうしていいのか
(おちついて/おちついて/)
かん ....
ねぇ、死んじゃったら
なにも見れなくなるんだよね?
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね?
そこには、なにもなくなっちゃうの?
なにも残らないの?
天国にいくの? ....
昨日投稿した詩は
あんまり評判がよくなくて
そのせいかな
なんか今日はなにもしたくないや
求人雑誌をぺらぺらめくって
めぼしいところに印はつけたものの
なんだか気がすすまなくてさ
....
4年は乗っているバイクのNランプがつかなくなった
あれ?と思っていたらブレーキ灯もウインカーも
つかなくなってしまった
バイク屋のお兄さんが云うには
何処かの線がぷっつり切れているらしい
....
打ち出でてみればそこは青く
ウミネコが謳い白く泡だつにぎやかなオモテだ
楽園だなあと思うオレ
「ようっ」と挨拶交わしてくれるじゃないか
嬉しいじゃないか楽しいじゃないか
....
家に入ると
音をたてて雨が
降って来た日
僕は心を失くし
愛情の伴わない
告白をした
東京6時41分
金沢6時51分
大阪6時51分
広島7時2分
那覇7時6分
深夜のタ ....
、の入口に従えたのは、その言葉が正しいと思えたからだ。
だから不安と向かい合って椅子に座った。
クッションに針が仕込まれているなどとは思いませんし、仕込まれていても構わない。
この言葉が真 ....
自分の指からではないのだ
髭も
悪くはない
唇から
私の味がかすかに
それがなによりも
ある日突然
人を魅了するような
やさしく穏やかな
寛大で力強い
音を奏でられるはずもなく
今日も地道に
地味な練習
そんな音を奏でるには
日々流れゆく音に耳を澄まし
イメージ膨ら ....
人が多いと感じました。
けれど、その内の一人でした。
子供がうざいと思いました。
けれど、僕も子供でした。
どこかへ行きたいと思いました。
みんなそうなのかも、知れません。
....
傘を持っていたけれど
わざと濡れて帰りました。
一片の隙間も残さずに
体中がぐっしょりと濡れて
重たくなりました。
見えていますか。
濡れるのはイヤじゃないって
自分に言い聞 ....
右足と左足の発する音は
明瞭に違っていて
それは大地を踏みしめる
力の違いでもある
厳密に言えば僕は
左に軽くよろけながら
歩いているのだ
それが右手の小指に感じる
鈍い痛 ....
ああ
いくつもの候補があったよ
さくらとか、みかんとか、まりんとか
植物や風景が多かったかな
もう生まれてくる季節なんか
どうでもよくってね
まろんとか、こなつとか、みさきとか
次々 ....
懐かしいあの場所へ
もう帰れないかもしれない
たくさんの夢を見た
懐かしいあの場所へ
もう戻れないかもしれない
夢はいつも
遠い空の向こうで私を手招きする
あの日あなたに出会わな ....
ラジオから録った尻切れトンボの音楽
かじりつくように何度も繰り返しを聴いていた
重低音が鳴らないスピーカーから
シャカシャカとチープな音を奏でるロックンロール
聞き取れないまま書き取 ....
相手の心を読む
見極める
悟る
世の中が見えてくる
運を天にまかし
自らやるべき事を行う
後は天命を待つ
運を天にゆだねる
堂々として
人に安心感を与える
あらゆる努力をし ....
みずいろは
水の色なんかじゃない
水は透明だ
人が作りだすものは
透明なんかじゃない
だから
見えない気持ち
まぜこもう
ほら水色になった。
脳と心を切り離して考えるのは
実はおかしなことです
心理学の先生は
恋をして胸が痛いというのは
間違いだと云いました
心臓に脳はないのですから
頭を抱えるべきと
あなたがわたしに入る ....
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