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川のほとりを僕は
歩いていく
世界は透明な薄く切り裂かれた布だった
それでも僕は独り
川のほとりをとぼとぼと歩いた
鳥達は自らの生活を楽しむように
彼らなりの水浴びを
人 ....
溶けた陽の苦い味を
お前の舌は知っている
人々の凍った冷たい太陽を
今、大鴉達が一斉に温める・・・
黒鳥の群れに希望を見て
画家は一筆のデッサンを描いた
子供達のブランコには死霊が乗り移り ....
木に彫りつけた
昔の僕達の名前は木が成長したために
幹に埋もれてよく見えなくなってしまった
それと同じように 僕達も
年月の風雨にさらされて随分と歪んでしまった
一人は精 ....
佐藤ひろ美26歳が
電車の中でたまたま隣に居合わせた後藤洋造56歳の服装を見て
心の中でせせら笑っている時に
僕は死んだ
山田達久43歳が
家賃の振り込みを忘れて焦って
....
あなたのお名前を
お聞かせ下さい
あなたの御心を
私に見せて下さい
あなたの素顔を
私に晒して下さい
あなた自身を
私に預けて下さい
私があなたを救って ....
世界が美しい花のように開く時
人々は皆沈黙している
言葉がそれを讃え 音楽がそれを表す時
人の耳と目は沈黙している
君は
空が降ってきたかのように
目と耳を塞ぎ ....
涙の価値は
心に打たれた楔の雨か?
涙の価値は
人の言葉に耳を傾け
それを吐き出す術か?
涙の価値は
言葉によって尊くされた物を
さらに尊くするために
....
古い絶望の上に
俺達の廃墟が立っている
「今更どうなるものか・・・全てはもう遅いのだ・・・」と誰かの嘆きが
古い牧歌のように流れて行く・・・
と、俺は急に俺の夢から覚めて
....
透明な雨が子午線の上に降って
俺は乾いた水を飲んだ
"当地"は雨が降っていた
全ては光り輝いていた
テレビはテレビ的対象を追い・・・
ネットはネット的 ....
温かく美味しいものを
冷たい皿に盛って出そう
今宵、光は妖精の夜
人間達は羽をもがれて苦しそう
神様は自分だけの草笛をぴいぴいと鳴らし
人間世界に"風" ....
雨降れば、君はそこに
風止めば、君はそこに
僕はどこにでもいる
君の中にも 僕の中にも
雨降れば、君はそこに
風止めば、君はそこに
光と風は紡がれて
空の中で弾けて散る
今、滔々(とうとう)と波は揺れ
君はうたた寝を始める
昨日見た夢の続きを
君は夢の中で演じて見せる
それは悪夢の続き・・・君は ....
「夢のような世界でした」と
老人は語る
戦争が二つ起こり
三つの大きな恋をして
今、一つの命脈が尽きようとする
「夢のような世界でした」と
老人は語る
「今、 ....
心、柔らかく
空は静かに
海は満面を湛え
光はそれぞれの表情
人は悪臭と光輝を放ち
鹿はいつもの足取り
己はそれを見下ろして天界気取り
神は・・・いません
....
真実は暁の外にあって
君は村の外で佇んでいる
やがて来る夜明けを待って
君は一人、焚火を暖めている
遠くから男達の叫声 それでも
君はたじろがない
男達はやがてやっ ....
外側の光を見て
内側を感じよ
今、至る所で楔は打たれて
人々はそれに似た悲鳴を上げる
君が言葉を沈黙させて 跳躍する時
君は自由だ
今、僕の広大な空に
一つの ....
天使が翼を広げて
お前の戸を叩いている・・・
お前は眠っている
心を解放せよ
制限を突破し 人々の境を越えて
お前自身となれ
お前は一体何を怖れているのか? ....
暑い夏が続いていた
人々は日々のざわめきを忘れて
海水浴を楽しんでいた
今日のプチトマトは福島産か鹿児島産か
それが人々の生活の全てだった
僕は空を飛んでいた
....
僕の心からメロディが流れ出て
この世を満たしてしまえ
この世が平和であろうと 戦争であろうと
僕の心からメロディが流れ出て
この世を満たしてしまえ
例え 君が聞いていなく ....
ーー咲き誇れ 君のままーー 「花ちゃんはリスかっ!」より
咲き誇れ 君のままで
言葉よりも高く ずっと
詩の花のままでいて 君は咲け
この世を大きな空にして天空に
君の樹よ 咲き誇 ....
beebeeさんのyamadahifumiさんおすすめリスト
(50)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ミュージック
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yamadahifumi
自由詩
2
12-3-31
地獄の雷
-
yamadahifumi
自由詩
1
12-3-28
密かな決心
-
yamadahifumi
自由詩
3
12-3-3
僕の死の時
-
yamadahifumi
自由詩
2
12-2-27
私とあなた
-
yamadahifumi
自由詩
1
12-2-23
一艘の船
-
yamadahifumi
自由詩
4
12-2-21
涙の価値
-
yamadahifumi
自由詩
1
12-2-6
出勤風景
-
yamadahifumi
自由詩
3
12-1-22
眠り
-
yamadahifumi
自由詩
3
12-1-1
瞬間の美餐
-
yamadahifumi
自由詩
3
11-11-29
君はそこに
-
yamadahifumi
自由詩
3
11-11-23
「大人の顔」と「赤ん坊の微笑」
-
yamadahifumi
自由詩
1
11-11-17
夢の世界
-
yamadahifumi
自由詩
2
11-11-16
心、柔らかく
-
yamadahifumi
自由詩
2
11-11-11
一つの流星
-
yamadahifumi
自由詩
1
11-11-8
星影のように
-
yamadahifumi
自由詩
1
11-11-2
起床
-
yamadahifumi
自由詩
2
11-10-17
_空を飛んで
-
yamadahifumi
自由詩
1
11-9-27
満たしてしまえ
-
yamadahifumi
自由詩
2
11-9-5
大空に
-
yamadahifumi
自由詩
1
11-5-21
1
2
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