夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む

なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ....
古いレコードを聴いていた
早春の雨が 窓辺を濡らすこんな夜
がらんどうの部屋の中 
響き渡るジャニスの声


君がとても愛した曲
理由がわからないといって
怒らせたこともあった

 ....
紅茶を飲みながら
ふ、と思う
微かに漂う幸せと

君の事
空の色

今、

何処を
歩いてますか?

相も変わらず
空を
観ていますか?

六花か咲いて
寒くなってき ....
どうでもいいけど その靴左右反対だよ
どうでもいいけど そのTシャツ裏側だよ
どうでもいいけど 哀しいことが多い気がするよ
どうでもいいけど 何も出来ないことが
くやしくってたまらないよ
ど ....
人であるために必要な何かを落とした
それは必要なくなったので



沈みゆく太陽に
またねと手を振ること
飛び立つ力を失って地面でもがく蛾を
目で追いながら
ひょいとよけて歩くこと
 ....
{画像=071201103612.jpg}
じっと
立ち止まっていても、
誰も
呼びかけてはくれやしないさ。
都会の
町の
一角で
それでもふと立ち止まる一瞬、
誰かが自分を呼んでい ....
美術館の床に
放射線状のくもの巣を見つけ
一時間鑑賞した
糸は中心に女性を包み
素肌を庇うように滴っている
家主がいないのをいいことに
盗撮しようかと思い
ひたすら凝視した


ね ....
〇でわらって □で泣いて
△▼ おこっちゃいやよ


まあるい地球のまあるい世界
まあるくなれない男と女

凸と凹もかさなりゃ□
でっぱるばかりじゃ角がたつ
ひっこんでばかりじゃ穴が ....
    きみの

   破片をみつけるたびに


    ぼくは

    こころの

  欠片をはがしてゆく



きみは


    もぅ

    ....
元気ですか
枯葉がにじむ 夕暮れ時
乾いた風が通りすぎている

借りてた古いレコード
君は憶えていますか

あの頃ちょうど 家族が勝手に崩壊していって
ちょうど 好きだったアーティスト ....
その痕は

痛いほど澄みきった
マイナス42℃の夏空を覆う豪雨のよう



歪みきり揺れては
捻れ滲んだピンク色の粒子


埋め尽く
された聴覚は光化学スモッグで視るアリゲー ....
ここに来させていただいて、
1年が過ぎました。

多くの方々の詩を読ませていただけたこと、
そして、多くの方々に私などの詩を読んでいただけたこと、
こころより感謝しています。

 ....
{引用=
ねぇ

あぁ

なんでもない

ホント なんでもないんだ

やましいことは なにもない

そういうことじゃないんだ

でも 聴かないほうが良いよ

聴かないほう ....
ほんとうの事が知りたいけど
正しいかどうかはどうでもいい
つまり、とりあえずは磁北を信じて
夜どおし動かない星を探し出す
北極星、と呼ぶのは僕たちだけで
イトスギ達にはきっと別の呼び名がある ....
溢れる私を
指先で小さな歌にして
空に、伝えようとしたら
途端に青く
それは多分
あの人形の瞳くらいに
青く、なってしまったから
私は未だ
その時溢れていた歌を
伝えられないままだ
 ....
猫のながぐつ、なっちゃんは
アヒルのくちびるで
せんべいをコリリ
よくきたね
あくしゅ、あっしゅ


星のくつした、さくらんぼ
唄いながらお絵かき
なっちゃんは、ようせい
(たんぷ ....
まだひらがなしかよめなかったころ

ちちのうんてんするくるまのなか

さかみちのうえで

たくさんのくるまが

なかよくえがいてた

てーるらんぷのりぼんにあこがれ

ぼくもな ....
街路樹をまたぎ
車道を歩き
寝転ぶ
浮遊感に満ちた気分がクッションとなり
アスファルトは優しい

主張の強いネオンも点滅することをやめ
自動販売機が定期的に息継ぎをしている
大量のジュ ....
ふと嘘が
口からこぼれた

あ、いけないと
拾おうとした
その手を
かずみがふんづけた



あれは、小学校3年生のときだったね

兄弟が欲しかったんだよ
ただ
それだけだ ....
ものがたりをしよう
こんな淋しい夜更けには
ものがたりをしよう


青いペアグラスは粉々にくだけ
私の心は深く傷ついた
銀のスプーンを強く噛んで
一人ドアを閉じ貝になる
永遠などない ....
甘い想いを、
歪んだ言葉で


哀しく優しく、
激しい、そお



バディ・ホリーにお願い、を。
泣き虫にならないように、



世界の涯で

笑顔にナレマスように。
 ....
バスがほしい

だいすきなひとだけ乗せて
あのひとに運転してもらって

持ち物は
あたたかいブランケット

バスケットには
おいしいお菓子やパンや果物
シュワッとする飲み物入れて
 ....
狂おしく 金木犀の 香る夜
 君との時を 抱きしめながら
愛おしく 切ない想い 溢れ出す
 確かなものは 得られない侭
野良犬「怖い。人間は怖いいきものだ。」
飼い犬「なぜ? あんなにも優しいのに。」
野良犬「あなたは頭がおかしくなっている。理不尽に死を与える人間のどこが優しいのだ。」
飼い犬「人間がそんなことを ....
両の指を痛い位絡めて
錆びたフェンス越しに友を見ていた


立ち入り禁止区域
思い切り高く遠くへ放った
僕達の鞄
一瞥して走り行く
君の ズザザと力強い
足元の埃


駆け上が ....
どく、どく、と
森と、甲虫を熱くした樹液の脈拍の
どく、
夏の最後の一拍、
の響き終わったあとの静けさが
そっと割れて、孵る、
リ…、ひとつ、
生まれたての、震える鈴が
震 ....
本当の入り口はどこだったのか
わかったのは
いつだったろう

どこまで上昇しても
融点はなく
波はひきかえしてゆく
そうやって
のまれても、のまれても
打ち上げられるしか
なか ....
娘がね
コンビニでねぇ
バイトする

気になるからね
ちょくちょく見にく
私は毎日あれやこれやと考えて
肉や魚を刻んで焼いて
お皿に並べてあなたに出してる。

するするすると あなたの口に吸い込まれ
気がつけば今日も
色のついたお皿が残る。

私は毎日あれや ....
テストの端に付けた
小さな丸の中だけが
やけにリアルに見えて
目を逸らした、あの日
 
飛び交うチョークの粉と
女子高生の猥談の側で
僕は、サナギになる準備を
早々に始めていた
 
 ....
manabe kentaさんのおすすめリスト(257)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Go_to_one's_dreams.- 揚羽 欄 ...自由詩6*07-11-29
古いレコードを聴いていた- 涙(ルイ ...自由詩2*07-11-27
六花- 揚羽 欄 ...自由詩7*07-11-25
僕を見つけてくれませんか- 涙(ルイ ...自由詩4*07-11-25
必要- 佐々木妖 ...自由詩11*07-11-25
街角- beebee自由詩2*07-11-24
美術応援団- 佐々木妖 ...自由詩3*07-11-21
図形- 涙(ルイ ...自由詩2*07-11-21
セツナ。- Sa;自由詩207-11-20
相変わらずの僕ですが- 涙(ルイ ...自由詩3*07-11-20
World's_End_Scratch_Wound.- やまぐち ...自由詩607-11-18
- わら未詩・独白26+*07-11-18
聴かないほうが良いと思うよ- 北大路京 ...未詩・独白10*07-11-16
きっと、別の呼び名で- たりぽん ...自由詩27*07-11-13
- 山中 烏 ...自由詩4*07-11-9
なっちゃん- 佐野権太自由詩19*07-11-9
テールランプ- 佐々木妖 ...自由詩2*07-11-8
深夜徘徊- 佐々木妖 ...自由詩10*07-11-7
- 池中茉莉 ...自由詩5*07-10-28
ステラマリス- 石瀬琳々自由詩25*07-10-28
Sweet_Melody&bluesky.- やまぐち ...自由詩507-10-27
バスを買う(夢色のバスを)- 風音自由詩3*07-10-25
芳しい夜- ライチ短歌3*07-10-24
ごめんなさい。- 小原あき未詩・独白7*07-10-22
「青い春」と呼ぶ- 千月 話 ...自由詩14*07-10-19
水深浴- A道化自由詩707-10-18
- 石畑由紀 ...自由詩1207-10-17
あだると_04- 北大路京 ...短歌1*07-10-16
皿のアトリエ- Souko自由詩107-10-14
青年日和- 山中 烏 ...自由詩3*07-10-13

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