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ひとしきり被ったあとで
ようやくアレルギーに気付いたが
どうやら手遅れのようで
ああ、また、目が痒い

我慢していても
くしゃみが止まらないから
たちまち
みんな逃げてしま ....
潮の香りがする





ふつり、と
食い込む仕草を

男だという



それに合わせ
ざらついた表面が騒ぎ

私は
頬を赤くする



その一連 ....
 
 
 
 
栗の花が、匂う
 あの子のスカートは
  本当に秘密だろうか?
 
 
 (あ、あ、あ、暗転
 
 
時折
飴玉が降るらしい
都会のような片隅
 
私の ....
 
、広がる、の。
 
 
(メランコリックガール)
 
不確かなのだ、と
爪先はなぞる
拡散するテレビだとか
縮小を重ねるパルスに
耳を澄ましたままで
 
 
一語。
  ....
 
わたし、
だからうまれたの
 
 
きゅうたいのいのちに
いくどとなく
はもんがつたうとき
わたしは
すいてきになる
そのあと、
またいのちになる
 
からめるいとは
 ....
 
そのとき私は
えら呼吸を覚えて
水掻きを思い出して
水面の揺らめきに
涙するのだろう
、なあ
 
 
水面下、/足跡は水泡になる
いずれかの色を知り
私は爪先から
桃色を( ....
 
 
 
 
 
 
水玉の反射光
少しだけ、離れた目線
 
水滴が頬を打つ
その、一瞬くらい前
私は私より
ずっと私だった
 
 
足元が脈を打つ
それは轟きであり ....
 
 
 
 
 
 
それは、浅はかながら
艶めきを晒している
 
狂い踊る群衆の隅で
一心に
咲き誇ったまま
 
 
燃える
 
 
******
 
 
 ....
紅葉の色をした
頬が、笑っている
 
そこに降れようとする度
弾かれてしまうのは
私がいけないのか
それとも
別の何かなのか
 
影を背に立つ姿は、
いつも
私より前にあった
 ....
溢れる私を
指先で小さな歌にして
空に、伝えようとしたら
途端に青く
それは多分
あの人形の瞳くらいに
青く、なってしまったから
私は未だ
その時溢れていた歌を
伝えられないままだ
 ....
テストの端に付けた
小さな丸の中だけが
やけにリアルに見えて
目を逸らした、あの日
 
飛び交うチョークの粉と
女子高生の猥談の側で
僕は、サナギになる準備を
早々に始めていた
 
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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うみ- 山中 烏 ...自由詩8*08-10-12
東京飛行- 山中 烏 ...自由詩1*08-6-5
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