すべてのおすすめ
大手菓子メーカー製造の
5個入り徳用大福に手を付ける

機械練りの餡であっても
小豆は小豆だから

機械でくるんだ餅であっても
淡泊で餡のじゃまをしないから

餡の甘さに素直に溺れる ....
病院で診てもらったら
うどんこ病にかかっていました
お医者さんは
専門じゃないので、と言って
生花店の名刺をくれました



お店のひとは
ぬれた脱脂綿で
手のひらを優しくぬぐって ....
昨日、彼女が逝った
家族に看取られ、布団の中で

彼女は少しうねるクセ毛の似合う女の子だった
名前は今じゃもうイニシャルしか思い出せない
K・Y
彼女はいつも名前を省略して、そう、物 ....
街路樹を通りぬけるたび

ドップラー効果が過ぎてゆく

記憶の海

蝉が鳴いている

呼吸する波

蝉が鳴いている

夕方の明るさに

ぼくたちはやがて戸をたてる

蝉 ....
最初はそれなりに期待していた
散々魅力的な話を聞かされたから
小さな希望も胸の中で芽生えていた

だけど現実は思っていたより味気ない
大人だって思っていたより大人気ない
それは惰性で噛んで ....
世界って、かなしいね
無理して笑った女は言った
彼女は最近、死を知ったらしい
雨が止まないね
呟いた言葉は雫に溶けていった

冷たいね、冷たいね
雨って、冷たいね
冷たいね、冷たいね
 ....
きみは暗闇を

見つめてた

かたくした枕

濡らしてた


こころは化学だ

蓋をあけよう

言葉はきみに

化学するのかな


きみは暗闇を

見つめてた
 ....
 
遺影のある家に行くと
線香の良い匂いがして
羊羹を一口食べた
奥さんがずっと昔からのように
右手で左手を触っている
側では子どもたちがわたしの名前を知っているので
窓から外を見ると
 ....
あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら

刻々とすぎてゆく日々


選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら

それは、きっと
わたしが ....
足がかゆい

ばりばりと
かゆいあたりを
かいてみる

痛みはもとより
触れても分からないはずの場所がかゆい

きっと
ナイフで切り付けても気付かないであろう足の一部

神経が ....
モーツァルトの流れる

米国領の

朝方みたいな夕暮れを歩いた


ひとは街を創ろうとしている

感情を調節する

ひとは街を創ろうとしている


ショッピングモールの
 ....
海岸線のガードレールでもなく
尾根を越えていく高圧線でもない
届こうとするものは
いつも不完全で ただ
どこか、まで続いていく

アルシオネの円周でも
火星が結ぶ軌道でもない
繰り返す ....
雨はあなたのうえにも降るでしょう



二度と出逢わない二人に、あの日々を思い出させる不思議な力を持っている


立ち止まらせ
振り返らせ
空を見上げさせ



寝るときにマ ....
ボクは

赤い夕日に恋をした

本気で愛してるよ

そう言って震えてる

ボクの赤い唇

夕日に照らされてるのかな?

君はあまりに綺麗すぎる

ボクには不釣合いだ

 ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
春告娘が電車に乗っている

ホーホケキョと鳴くわけでもなく

腕まくりをして吊革につかまっている

その腕の内側の白さが

僕に春を告げる
休み時間に生徒が漢字練習をしていた
なかなか漢字が覚えられないとぼやきながら

僕はそれを見守りながら
漢字はいくつかの漢字がくっついていることもあるから
それを手がかりに覚えてゆくのも ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
春 巡り
今宵

浮かれた こころは憧れる

薄暗い空の果て
街灯のチラチラひかる
あの街に暮らす 人 人
人の影

宵宮せまる
路地の末

生ぬるい 重たい風が通り過ぎ
 ....
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
悪魔のような形相で

怒鳴りちらされるのは

我慢できる

けど

天使の微笑みで

悪魔のようなささやき

しないでね



きみの作ってくれたお弁当

食べるの ....
雨降りの日には

家路をたどる小学生

目につくのです

そして

なぜかは分からぬけれど

私の家路を思うのです


雨降りの日には

母の歌を口ずさみ

家路をた ....
どうにかこにか学習帳

マイノリティのコミュニティ

おなじ穴ぼこあいた愛

うわさなんて、そうさうわの空


しぶとくみんな生きてます

人間だもの

肉だもの

心も ....
ペニスを写メしたり

おっぱいを写メされたり

いつもそんなことは

始まりのときの微熱だね

すこしずつ知り合ってゆけば

男はしつこくなってゆくし

女は理性的になってゆく ....
形のないものを
型に入れてみる。
名前のないものに
名前を付けてみる。
新しい事にも
古い事との
関係を探してみる。
それとなく
秩序を求めて
曖昧という
自由さは落ち着かなくて
 ....
薬で眠る
あなたの一日は
たぶん
誰とも違う一日

ときどき
あなたは目を覚まし
ありもしない
歴史を説いて

目が合うと
もういい、とか
すまんのう、とか

もう
語り ....
春になると

知らない街の匂いがする

それと

なつかしい匂いもする

人の心にはなれない

だからたくさんの

心をつくってゆくのだ


きのうは啓蟄だった

お ....
いらないものはいらないのと
私はいつからこんな色に
綺麗な羽をつけてみたって
薄汚れてしまうだけだから

求めていた愛情はきっと偉大で
積もり積もったそれは手が届かない
かつては、大手菓子メーカーがフランチャイズ展開を
していたハンバーガーショップ。今は、身売りされて、
櫛の歯が抜けるように店舗が減っていることが、イン
ターネットで紹介されている。(もちろん公式 ....
一歩一歩ずれていく歩み
ゆっくり進んでいく歪み
いつもそのしわ寄せが
三月に来る

今 所持金10円で
あと10万だと言われているような
そんな気分だ

息が詰まりそう
関節の ....
短角牛さんの自由詩おすすめリスト(303)
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春あわだつ- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-18
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