すべてのおすすめ
    ながれるものは きえてゆきます
     ひびくものは にげてゆきます
 あたらしいとしを むかえたというのに
  血のなかのこえが かすれてゆきます
             なぜか ....
野良猫は仕事を求めている
ダンボールで背広を守るホームレスのように

野良猫は仕事を怖れている
歯医者で口を開けない子供のように

野良猫は仕事を決めかねている
半年前の求人誌を読み返す ....
南中 傾きかげん
午後は冬枯れて
ゆっくり暮れ始め
つる草の茎は乾く

雲が湧き立つ
空き地の水溜りに
空が留まり

太陽が雲に隠され
疾風が翔る
空と大地が近づいているだ

 ....
光のにおいを
燃やすにおい
雪のにおい
水のにおい


空の青を掻く
音だけの吹雪
足もとにすがる
片羽の群れ


かがやきのない
氷の雲から
落ちてくる虹 ....
(照、らす/照、らす/天照、らす/照、らす/
赤い月、の/照、らす)

(真っ赤っ赤、のお月様/錆れた街を照、らす
/冷たい、光/孕んだ恐ろ、しさ/其れは形容
、出来ない/感覚)

(灰 ....
リアリティ
僕の見た
嘔吐
意識の中に
存在してるんだか
してないんだか

実存
耳元で流れるノイズ
細胞一つ一つに
自己顕示の欲
(リアリティ)
生まれ落ちた意味として
 ....
人の心にはいつのまにかビーチが形成されるものでございましてね
それを永久ビーチとよびまして
むしろ人はそのビーチに飲み込まれ
消滅するわけでございます
むろん主体をなくしたビーチが外在的ビーチ ....
例えば幸のやうな雨が使途使徒とFULL夜あなたが
親も京大も新籍も総て捨てて
それはもうまるで新品の冷蔵庫のように
私ヲ受け容れてくれると謂えば
Con夜の濃獨も南都かnOtのでshowか
 ....
深い藍を伴った夕霧は
街のそこいら中の路地に馴染むように
私の手のひらの温度をさらった
ルリスズメダイの色だわ
きっとルリスズメダイの鱗の淵なのね

*

街中のイルミネーション
青 ....
きみと過ごして朝、家にかえる

駐車場にはうっすらと雪

子供たちがクリスマスプレゼントをあけていた


きみのこころを

コピーして

オレの胸に貼る


きみと過ごして ....
ヴォルデモート・・・

神に憎まれ 神に呪われ
鼻が削げ
淀んだまなこで 何 望む

奴の叫び声
読経 焼香 魔の式典

ここいら辺りじゃ 娑婆世界
ヴォルデモートは袈裟着て歩く
 ....
16年経って動かなくなった壁の
パチンコ屋の景品の
時計の匂いがする

雪が屋根を揺する日に
凍えた足を挟んでくれた
シワシワの両脚の
安心の匂いがする

肝臓をやられ
病室で孫の ....
ごめんな
ヤスコ タエ ミツオ
ごめんな
ヤスコ 泣くなって
俺は不死身だ
正十二面の肉軆

横たわる
ゆるやかな黄土色の地形
その中心にいるのは誰?
ぼくら背後から目視した
逆さ吊りの蝸牛を埋葬する
その遠称風景
それは何であったか

ぼくは昨日の夢の ....
クリスマスローズは薔薇じゃない

電飾まみれの、トウカエデが、
アオ、とミドリに照らされた、
噴水の、プールにも、映る。
ラッパを吹く天使たち、と、幼く
小さなトナカイたち、 ....
   パキスタンで夜を抱くとき
   アメリカオヴサザンでは冬がくる
   レモンライスは固くなり
   シーデリアカットではコナンがはじまる
   ドゴリオールのメルヘンの音は
 ....
   あのとき あなたは どこへ きえた。
    (パイレーツ否カビリアン)
   夢と覚えし吾がキミよ
    ああ、くづれゆく 世界
     ああ、くづれゆく 人間
         ....
 
 
 
 
 
琥珀色の教室の隅で
 
 
 
うずくまった
背中のよわい夕日が
 
一年後と
十年と
未来、のあいだに
 
 
 
消えてしまわないよう
お ....
薄いビル
民家
靄のかかった空気
嫌な匂いの雨上がり
吐瀉物
黄色い線の内側
ガム
看板
現実さえも
タートルネックガール
毒殺ハニー
撲殺マドモアゼル
つんざめく夕立
ざわめく人たち
どよめく轍
サーカスはもう来ない
サンタクロースも
真新しい朝も

コンクリートの道でさえ眠って ....

ああはは
かわらが
さらさら
はたはた
なかまは
はかばだ
まがらば
やかたは
らあらあ
わら

飴と続けるのを怒られたので

            う
木々のそれ ....
ゆきつもどりつ戻り橋

雨にかすかの影うつす

きいてもらえぬ声千歳

まどうこころに戻り橋


ゆうべのけがれ

あなたの声か

からだを濡らす

あなたの声か

 ....
痙攣と猜疑心に抱かれた夜は一滴の琥珀に君を覗いて。
酩酊の底で視界を追うよ。渦すら干して破片を贈ろう。神を締め殺した指から銀輪が溢れて涙を拭いてくれると思っていた。

呼吸が苦痛で仕方が無いから ....
規定量を守れなかったから錠剤と踊る旅は終わった。木陰で話した事や星を見上げた事が過去へ辿り交わした時間もコーヒーに溶け残る砂糖に。

着床を待たず全ては砂と化す。真実は移ろう物だからこそ言葉に責任 ....
天球を半ば覆った夕暮れが燃え
肺胞には空気が足りぬ自明の理


お天気予報に言わせれば
あと十五年は夕暮れらしい
結局は息の仕方も忘れちまったし、
吸うなら吸うで煙草があるから
ど ....
1年前の物干し竿がボキボキ折れたため

線香立てに刺し

バスタオルを半年前の乾麺にかけると

「向いてないですから」

一瞬で職場放棄され
シフトに二つ穴が開き

洗濯機が運ぶ ....
交わるのは剥離していく午前の中
円形を保てない僕は
不器用ながらも整えようと伝えようと
這いずりながら溺れていく

盲目の犬が娼婦に縋る
仲間はずれの黒い鳩
欠けたリップステ ....
{引用=私は失敗の多い女の子じゃない。}
生々しく映えている淡い光の中でみっともなくすがりつく、皮膚のたるみなんかでもない。
大きな椅子の中で眠りについて教えてアリス。
時間はまだ探せないの?
 ....
   たくさんの琴柄をさ
   和薬をもってしても
   喰うか眠るは 故意しだい。


   偶然の重なりは 壱期の風しだい



   雪はまもなく振りに、降り
   あな ....
アスファルトに
心臓を打ち付けて
白線に
手を伸ばす
剥きだした 傷跡

           指 は

震 えて

           チェックメイト

後ろ指
指さない ....
やまぐちふぢ子さんの自由詩おすすめリスト(254)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
迎春- 信天翁自由詩108-1-1
猫を求む- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-1
輝く雲- アハウ自由詩408-1-1
ノート(火音)- 木立 悟自由詩608-1-1
akai.- manabe kenta自由詩407-12-29
REALITY.- manabe kenta自由詩3*07-12-23
ビーチ- A-29自由詩2*07-12-23
壊れる夜- 智哉自由詩107-12-23
カリカチュア・『X'mas』- しろう自由詩3*07-12-23
ごめんよ、愛- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-23
ヴォルデモートの削げた鼻- アハウ自由詩207-12-22
物差し- 佐々木妖 ...自由詩9*07-12-22
ウチにサンタが来ない訳- 吉岡孝次自由詩307-12-22
etude2- 清岡拓也自由詩207-12-22
Christmasサンド- 北大路京 ...自由詩12*07-12-22
____パキスタン_off__インディカナ- 紅山「そ ...自由詩407-12-22
____ロスト・ワールド__of__パイレーツオヴカ_ビリア ...- 紅山「そ ...自由詩307-12-22
写真- 森さかな自由詩5*07-12-22
希薄- チアーヌ自由詩307-12-21
シュガーレイが帰った後で- 虹村 凌自由詩1*07-12-21
いぬけ- 佐々木妖 ...自由詩6*07-12-21
戻り橋- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-20
廻天- 氷吐自由詩307-12-19
不安定な下り坂- 氷吐自由詩207-12-19
果てしないわけでもなく夕暮れ- しろう自由詩3*07-12-19
その優しさ- 佐々木妖 ...自由詩11*07-12-19
「失色」- 菊尾自由詩1*07-12-19
Alice- エチカ自由詩6*07-12-19
___夫媒- 紅山「そ ...自由詩207-12-18
交差点- 揚羽 欄 ...自由詩19*07-12-18

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