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時を巻戻すのは 解せぬ言葉

時を先送るのは 返せぬ欲望

消えない内に 証明したくて

見えない儘に 軸から外れる

隙間に伸ばすのは 足か手か

糧も枷も得られず 目眩き廻 ....
君が放つ光は
僕にはいつも眩しすぎる
だから影ばかり探してしまう
くらんですべて見えなくならないように

いくつかの予定された未来のうち
ひとつが選択された夜
選択されなかったすべての可 ....
死神が彷徨く路地裏で楽園への整理券を手に入れた

コークの泡と共に一瞬で溶け溢れる炭酸的発想

コドモがクレヨンで描き殴った外国の海に沈み込み

其処から漂流したきり僕はもう二度と戻っては ....
山紫水明

本当に 和らいだ 世界は    {引用=
君のそばにあった
スプーン
十杯ぶんの芝居を
カーテンの外へ
放り出した
金魚や
うさぎが
ひっかかる
月も出ていて
とても明るい街灯だ
十四歳で月光になってしまった
あどけない少女は、くちのまわりを群青まみれにして
細長くのびる、雲の向こうへ消えた

高架下には、濃紺のスカートが脱ぎ捨てられていた
河川敷には白い靴下が、くる ....
異端児目指し長征したガンダーラ、其所に


転がって居たのは、虚しくも黒光りする拳銃だった。


(僕に殺せって謂うのかい??)


変で在りたいメイドカフェの娘が為てるのは、ツンデ ....
それはあなたの白目だと思います
超高速道路をとりあえずアルピーヌで
ジュースがぶ飲み
猿のおもちゃを放り出せ
フライパンの中身をぶちまけろ
それはあなたの白目だと思います
グーチョキパー
 ....
みなもがゆれるので
ぎちぎちと木の船はゆれます
のどかな光景に浮きあがる
つきは 泣いているのか
きもちばかり哀しそうです

とおい、ちかい、とおい

ほうきぼしの
しなる、ながくた ....
         071031




近づき過ぎた関係性

近づき過ぎた関係性を
 近づき過ぎた関係性を
  近づき過ぎた関係性を
   近づき過ぎた関係性を
    近づ ....
赤と青の夢は
光を含んだ夜の町へ


門番は猫になり
月を三日月にするため
爪を研ぐ

削り取られた月の粉
赤と青を包み込み
夢は一層夢となり
あの人は見えなくなった

そし ....
産まれたのは透明な冬
冥王星のなまえをもらった



彼女は海に飛び込む
後姿は蝶の背骨
白い指で息を止めても
朝はきっと来ない
細い髪がやわらかくゆれる
スローモー ....
仮想世界の猫は
煙草をくわえて
色づきの悪い空
ばかり見ている

裸の水色人形は
壁に視線を向け
半永久的幸福を
指に感じている

依存的治癒音楽
による不治の病
鳥の音が橙色 ....
鮮やかに 雲が 
青空から 吊り下げられて

細いナイロン糸が
結び目を のばして

雲は動く
己の腕の寂しさが続くかぎり
雲は行く
己の知らないくにざかい

雲の影が落ちる
 ....
君を失って今
僕が未だ僕であることに驚く

ロータス 月の音 夜の鼓動
 十字架 海の香 君の鼓動 
  真っ赤な林檎を頬張って
   ロックンロールと銀の波
    
  僕らという生物
        は
        さみしいシステムで動いている
  あまり言うと何だから言わないよ

{引用=
  雨はアスファルトを打ち続け ....
近づけば 遠のく
宇宙の影を ゆめに
おいかけて かえりつつ
あるのか はじめの
ことばの 断崖へ  
ぬれると しなだれて
くずれおちる 砂の花
わたしらも ひとしく
装飾の房を ほぐして
うけいれる 水の戒告
黒のグルーヴを、ナイチンゲールの手招きと共に

(嗚呼、僕は夜に取り残された)

お前の色眼鏡からのパースペクティブを、錆び切

った東京の夕焼けの肴に、メインディッシュに

染み入っ ....
黒電話のダイヤル
十一個目の小穴穿ち
幾何学する白い指
なんてどこにもない
頭の中にしかないと思う
森林の中
ひっそり潜む
小さな月


あさい眠りの
はざ間を泳ぐ
黒い魚影が


ゆらり と
身体をしならせ
ついばんでいく


冷たい魚の接吻に
吸いとられていく
 ....
言葉を紡ぐ並べて消える
雑巾絞りにも似た一連の動作で電波をゆんゆん発生させる
コーヒーギフトはAGF
貴方のポリスはCIA
見たこと無いけど連れて行く
足並み揃えてラッパ吹く
そうさ、僕ら ....
なんにでも 
祈るのが癖だった
タンスの模様や 道端の石ころ
毎日
自分だけのかみさまに

      ******

壁には
サンリオのキャラクターが貼られている
小 ....
やりたいことが10あって

始めたのなら、

終えるときには、

やり残したことが

20ある



そんなふうに

世界はできていて

そんなふ ....
悲しいくらいに青い青に泣きそうになった
忘れられた様な鉄道の線路
遠くまで見えるその先に浮かぶ海
空とと混ざり合った青は
果てし無い奥行き
永遠に届かない青
大地と空が
触れ合い
お互いを確かめ合って
一つに溶けている

横たわる夜は
静かな寝息が
そっと 部屋から漏れていって
夜景の街を満たす

夢 追うように
ベランダから
夜を ....
往生際にしゃがみこみ
手鏡に覗く ためらいが
すうーっと横を 過ぎる気配      /よぎる

「いいのです」と 言いたいけれど

知らぬ存ぜぬ通せば
あきらめて 腰をあげるかとも
想 ....
手ぶらボーイがゼブラで交差点
明け方の町

わたしの足長おじさんコンドームの中で死んだ
ヘイ ベイビー グッドモーニング とか言いながら
二酸化マンガン必要としてた
でもわたし 三角フラス ....
青空にぶらさがっていた天使が地上に降りて
ポケットのなかでふるえている
半端にちぎられたコードは宙ぶらりんで
青白い声だけが、あまねくさまよう
電気信号は、いつだって正しい
素早く、正確に、 ....
歪んだめろでいの汁が髪を濡らし
じよじょに
じよじょに身が悴むよお
おれは濁汁に呑まれきえるひとり
ねえ 身が滲むよお
ただ音ばかりが
さきにいつてしまうから
それと
微かに耳に入る
 ....
やまぐちふぢ子さんの自由詩おすすめリスト(254)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
点人- 唯浮自由詩307-11-3
アウトバースト- 水中原動 ...自由詩207-11-3
足許から絡みつく記憶 頭から滴り落ちる幻想- 白川水自由詩107-11-2
幸せな場所- 北大路京 ...自由詩5*07-11-2
まちなか- 友里納自由詩507-11-2
月下- しゅう自由詩207-11-2
先生、僕達私達は異端を希望しますが、変な公会議開かないで下さ ...- manabe kenta自由詩1*07-11-1
グーチョキパー- チアーヌ自由詩407-11-1
めるへん- フクロネ ...自由詩5*07-11-1
是正- あおば自由詩4*07-10-31
夜の門- れんげ自由詩407-10-31
冷え切った冬の最果て- アオゾラ ...自由詩2307-10-31
少女- 凛々椿自由詩407-10-31
糸を放つ- アハウ自由詩14*07-10-30
S- P.B.自由詩207-10-30
さみしいシステム- ふるる自由詩12*07-10-29
そろもん(翼の歌)- みつべえ自由詩407-10-29
そろもん(雨の歌)- みつべえ自由詩507-10-28
防衛機制それは遣り甲斐の無い出来事、- manabe kenta自由詩1*07-10-28
徒然_三- 鎖骨自由詩3*07-10-28
月をついばむ魚- 渡 ひろ ...自由詩30*07-10-28
電波ゆんゆんカラフルぱぅわー☆- 風見鶏自由詩107-10-27
無題- 自由詩3*07-10-27
僕がダビデで君が溜め息- メメズワ ...自由詩107-10-27
- プル式自由詩9*07-10-27
横たわる夜- アハウ自由詩807-10-26
手鏡- 九鬼ゑ女自由詩307-10-26
シングルマザー- 狩心自由詩3*07-10-26
ユビキタス- しゅう自由詩407-10-26
melody- saty自由詩107-10-25

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