俺を押しこめようとするな 俺を狭くするな
俺は到着したばかりの華麗なオタクちゃんだ グルグルパンチだ
昨日より少し大人しい犬の頭を撫でているのだ
こら そこのお前 おれを押し込めようとするな ....
空の真下に
わたしが横たわっていて
それを軸として
せかいは逆転する


からだは
しょうじきに
毎晩 順に
剥がれていくのに
すきまは
どこまでも積み重なっていく
輪郭ばかり ....
ストーブが話す、「赤はすべて夕焼けなんだ」と。世界がドーナツのようでぼくは嘘をついた。「きみは笑っているようにみえるよ」。ストーブの彼、嬉しそうだ。雨の音、の、記憶。たとえば階段をのぼればきみがいない .... やらしくない裸みたいな
蝶々が翅を広げて
紫色の光を頭の中で回させる
つややかな官能



ジェシカ、
君がセックスをせっくすと発音するから
僕はいつまでも取り残されている
いつま ....
よるのなかに

おちているあめを

ひろえないかってかんがえる

ねむれないから

「おはよう」

「じゃあね」

「ばいばい」

って

それだけ言って

もう
 ....
ねえ

あなたにであってから

あたしはほかのひとにであわなくなったの

ねえ

あなたにであわなくなっても

あたしはほかのひとにはであわなかったの

でも

あなた ....
とおくのまちのひかりが

みえるの

そらからおりてきたてんしたちが

そこをめざして あるいてる

そして

きっと とおくのまちで

おどってかえる

わたしはおいてけ ....
あなたはすごい雨だろう。茜空さえも私は嘆いた。こんな理解の仕方で、でも私は一人だ。あなたは降ってくる。キラキラしたものも濡らす。今日のあなたは晴れた空に酷く不恰好だ。私は動物の目からすれば雨ざらしなの .... アルコホル
眠くなる後悔する

夜のすきまには


都電はすべて ばらけている
傘の先つたう水を
すとんと間抜けた放送を
泥に似て垂れる人を窓につぶつける雨を
ゆられてふらめく光 ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
ほれ、みえこみてみ、ちっこくてめんこいおててだ

祖母は私を母の名で呼んだ
どんなに人を忘れても
季節の意味は憶えている

拾いあげようとするその手も
祖母も
小さくて可愛い
紅葉で ....
駅前にすべり込む黒塗りのクラウンに太陽光。降りてくる半起ちの牛若丸に「クソ暑い」と吐き捨てて夜を待てば、彼女は得意げにチャイナドレスを着て「誕生日のプレゼントだ」と言い張る。ああやりきれない。「バロッ .... こうした追悼文をしたためようか、迷いました。きっと誰かがそうしてくれるであろうし、昨日今日の出来事だったから、心のブレを伴うほどの時間であるし、言葉も掬っては零れてしまうだろうと、思いを巡らしていまし .... とっておきの、嘘、も、
いっかい使ったらどろどろになって指を刺した
みじかく切った髪の、毛
が、
きみののどに刺さってくれたらちょっとは
にじんでいいとか悪いとか
、なれたかもしれないかな ....
夏の初めの宴会は
私の手の届かないところで始まる
少し水を含んだ粘膜が柔らかく糸を引き始めて
まだ湧いたばかりの入道の行方を
飛ぶ鳥だけが追いかける事が出来る

遅咲きの妹は去年の春に熟れ ....
秋になったかは知らんが
満たされない月に向かって吠えます
オレンジの灰が屋上の地面を転がってゆき
本当の地上へ、ダイブ
深夜3時になりそう
明日への特急が来るなら何故に荷物をつくらないの、と ....
いいよ
ぶた肉だっておいしいし
キャベツだっておいしいさ
私はかなしみの台所で
フライがえしをあやつるアリア
しおのひとふりでとけてしまう味
がまんできない幼子の
かなしみ かなしみ か ....
8月のはじめの
まだ水のあふれていた庭で
あたためておいた6月の
水々しい果実を口にする
風をおとしたような日陰には
小さな花が咲いて
あれは5月の始まりの
ささやかな名残なのだと思った ....
(深夜、薄荷煙草を以て出廷せり)

色街の電気光に射られた雲が遠くに浮浪する刻限
を歩く、訪れない睡蓮とは手を切った その手に
小銭を幾ばくか 煙草を買いに遊歩している コ
イン4枚のお告げ ....
--aegis

君の大好きなリカちゃんは蛇に捕まって
きれいな白い足は2本とも喰い残された
細いよね マッチ棒みたいに
火をつけたら燃え出しそうで
それに寒がりな君が気付 ....
安心できる人に出会ったので、
すこし、うれしい。

あなたが今おもったような意味ではなくて。
私はその人を放っておける。
ほっといても心配しなくていい。
私がバカげたことをしても、きっと
 ....
懐かしいお風呂屋さんのフルーツ牛乳をコンクリに撒いて  滑りたい



群青色でよかったのに誕生日プレゼントの革ジャンなんて

グミチョコレートパイン味の千円札なので釣銭は結構です
 ....
はやあしなあなたのあいする、
そのタオルよりも吸水性のある笑顔は
どこまでもわたしを泣かせて
追いつけなくなってしまうの

手をかざして
逆光、の、なかの君が、
昼休みのジェラシーをしず ....
さみしいなと思った途端に寂しくなくなった
それというのは自分でもわけがわからなくて
たとえていうなら水族館に行ったことが無いとか
煙草の火をつける方じゃない方に火をつけたとか
手帳に挟むペンが ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。


ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない


触れてとは言わない言えないでも触れな ....
ゆうぐれが
ひとつずつ死んでいく

さよなら、それでも
また明日
会えるといい。

なんども手をふる
彼は
東ばかりを見る



橙の
奥 ふかく
つめたく 
や ....
電車
に、轢かれた。

踏んだら、噛まれて逃げてった
草むらの中に逃げてった
ら、モグラの穴に落ちて別世界
そこでは裸の男女が夜通し踊り明かしていた
暗闇なのに、ぶつからずに踊ってる
 ....
桟のきしむ音のする
ほこりっぽい網戸をひくと
あごの線にそう
あどけないおくれ毛が
すずしく 揺れた

たとえば を
話すとき
そのよこがおは
やわらかそうに 笑うのだけど
うっか ....
君がシャワーを浴びる間に即興でできあがるパラレルワールド。

着信がメロディーで看板が歌詞でぼくらの街は音楽になる。

風景はマルチなシマシマにすりぬけるスピードのカラフルな焦燥。

街路 ....
味気ないカレーを食べた
寝言は 「虚しい、虚しい」と繰り返すばかり

角膜に幻覚を突き立てて
あくる朝 すっかり日が昇る前に
確実に思い知らせよう!

真っ赤な唐辛子をかじりながら
高 ....
みいさんのおすすめリスト(194)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ななな氏への手紙- たもつ未詩・独白904-11-9
ソレイユ- 自由詩7*04-11-8
アンプリファー/ジャンプアップ- nm6自由詩804-11-2
バタフライジェシカ- からふ自由詩1604-10-26
おやすみ- ャュ自由詩704-10-26
ひとりでねむる- ャュ自由詩604-10-23
- ャュ自由詩104-10-21
ハレアメ- ピッピ自由詩504-10-11
アルコホル・ラ- nm6自由詩1104-10-5
かわいい匂い- チアーヌ自由詩7304-10-4
染まる祖母- 石畑由紀 ...携帯写真+ ...1104-10-1
病にロック(remix)- nm6自由詩12*04-10-1
(追悼文)石原大介さん—『だんすがすんだ』を傍らにして- バンブー ...散文(批評 ...904-9-29
Re:- 船田 仰未詩・独白704-9-25
西瓜- サカナ自由詩1104-9-24
ネイビー、今日も明日も- 船田 仰自由詩904-9-24
キッチン- サカナ自由詩604-9-22
しき- サカナ自由詩604-9-21
夜を愛す- 六崎杏介未詩・独白404-9-21
aegis- 自由詩204-9-21
安心できる人- 佐々宝砂自由詩704-9-20
白線ないがしろ感- 喫煙変拍 ...自由詩304-9-14
昼休み未満- 船田 仰未詩・独白904-9-13
蚊をやっつけながら- 吉原 麻自由詩8*04-9-13
破壊活動- ピッピ短歌45*04-9-12
土の匂いを噛む- 自由詩13*04-9-10
ねこ、そしてふっかつ- Aye-Shaluga自由詩4*04-9-9
残暑にねむる- 自由詩704-9-2
液体のルール- nm6自由詩804-9-1
まずい物を食べさせられても、君が好きだから。- 千月 話 ...自由詩5*04-8-30

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