へんなかたちのきみのあそこは
しゅうまいに似てるね、にく、たっぷりの、にくの
しゅうまつの夜
ふみんしょうの都市の溶鉱炉で
きょうはなにを溶かそう?

おれんじの世界で
呼吸をとめてみま ....
あなたの好物を作ろうと
夕暮れ
サンダルを引っ掛けて買い物にでる

昨夜の 些細ないさかいの 償いに
海老の殻を
無心でむけば
いとおしさに変わるような気がして
という
無邪気な ....
 小学校のグランドには記念としてサッカーゴールが置かれてあった。何の記念かはわからない。ゴールポストに腰をかけて、正確に言うと、ゴールのバーで足をぶらぶらさせながら、釣り糸を垂れて .... 批評だ批評だ批評が必要だとネットで吠え続けて、おそらく数年になる。私自身は、地方同人詩誌での合評会や蘭の会内部でのわずかな批評と、詩集そのものに対するいくつかの批評をのぞき、自分の作品に長文の批評をネ .... 県立文化会館の大ホール!大ホール!大ホール!と
すっかりはしゃぎ過ぎてしまったのです
誰かサイダーを持って来てください
僕は観客席で日めくりカレンダーをめくり続けています

県立文化会館 ....
 電気をつけると暗いねえ / ええ? 明れよう電気は

  / 電気をつけると夜んなったねえ

      / ああ / 夜んなったねえ

/ 外は

                 ....
@鬱五郎はライオンの虫歯を見つけた、と言う。


大きくあくびをする顎を覗き込んで、
鬱五郎はライオンの虫歯に話しかけようとした、けれど
眠たげにゴロゴロと喉を鳴らすそいつは、
生臭いあく ....
こういう無駄なことに労力を捧げる人たちって素敵です。
私も参加してみようとやってみたけど、無駄でした。鬼教官。

「ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室」
http://homepage2.n ....
秋のあいだ
ひとり山に引きこもって
ギンナンギンナンって踊っています
つま先で立って
小さい冠をかぶって
麗しの八合目で
姫です



真っ赤に猛る裾を尻目に
ギンナンギンナ ....
目が覚めると
右手がチョキになっていた
いったい僕は何と戦ったというのだろう
夜中、こんなものを振り回して
援軍の来ない小さいベッドの上で
幸せな奴は他行ってくれや
高温油で処理

あんた西瓜喰いたいんか
それはデザートや待っとき

何もおもろいことなんかせえへん
生もんをおいしく揚げるだけや
ちょっとアロエの花とってくれ ....
いま、右手首がひじょーに痛い。うちの飼い猫の血膿をふきとろうとしたら、ズタズタに深くひっかかれた。場所が場所だし、猫の爪は鋭くてカミソリみたいなものだから、自分で見てもリスカの傷に見える。おもしろがっ .... 封を切っていない手紙の中で
スロットとして運命が廻る。

(とある売春宿のA曰く)
「黙秘は喪口、目次の火事
娼婦は高齢につき
僕は毛布の装丁に尽きます」

Aは手紙を読んだか?
ギ ....
 曇天の風のない日
 窓の向こう
 歪んで映った一本の線は
 確かに電線で
 姿も見えないのに
 鳥の声が聞こえる
 洗面所の水道が止まらない
 蛇口のひ ....
ママが呪文を
唱えると

家庭は崩壊
する
シャッフルして上海された。ぼくらはアスファルトに寝そべったままの、夏の夜なのです。気がつくと彼は東京されていて、ぼくらはそんな近視で眺めるいつものぼやけた月を「冗談だろ?」と問い詰めたりしている。しり .... この文章は、みつべえさんの詩作「凪の日」ほかいくつかの作品と、「凪の日」に寄せたいとうさんの批評「何故詩なんか書いてしまうんだろう」に触発されて書いたものです。

「凪の日」
http://po ....
午睡が
目蓋をあとにして 引いた頃
残された畳は
幾重もの夕刻で磨耗して
いつしか
青みを失っていた


かつて 
お伽噺の 
わざとらしい色合いの湿度を
痒がって むず ....
卒業式

「ちょっとみんなでご飯食べて帰ろうよー」
と 近くにないので 高架下
信号が遠い 渡り切った
夜になるとワイン屋の スパゲティ屋に入る

昔、私を好きだと私が思っていた男の子が ....
(1)

僕は眩暈をおこし倒れゆく途中、眩暈の原因はこの部屋の絨毯の模様がどうにも見慣れない形に変わってしまったからだということに気づき、しばらく斜めになったまま考察を続けた。



(2 ....
1)
ねじりんぼの花が咲いてる
あれはねじれていてこそ正常なので
まっすぐに伸ばそうとすれば折れてしまう

  <惑ひつつ天を目指せしねぢりんぼ>



2)
梅雨どき ....
陽が当たらないこの部屋には夜が堆積したまま、おはよう。
けして眩しくはないけれど、それは挨拶だ。



腕を下にしていたのでしびれた。下敷きが平たく硬いのは、しびれずに楽に生きていくための防 ....
駅のホームで国歌を斉唱します、国歌を斉唱したいのです
どこの国歌でも構いません、僕は斉唱したいのです
恋人はホームの先端でフェンスを噛み砕いています
ものすごい音をたて、あるいは音をたて ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ

もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて

一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
 ....
ニュー。ニュー。
新しくなることについて考える昼すこし前の柔らかい光だ。


上着のポケットにしまっていた石を垂直に投げる。加速度と重力。そう、加速度と重力がせめぎあうその瞬間の曇り空に、押し ....
鳴きちる鳥の満ちる朝に形が満ち
形を得た形たちを再び濁らせゆくのは
千切れけぶる花の煙


それは なれの果てではなく
気が遠くなるほど緩やかな横溢
浮かされ翻弄されているのは
 ....
母を脱ぐ

血を浴びて
いまだ名もなし  (高柳重信)

すでに忘れられたとおぼしき「俳句の非ジョーシキ具体例」シリーズ、まだ終わってはいない。天災のごとく忘れたころ(実を言えば他のネタが尽 ....
網膜が揺れる
それが私の波動

井戸のように深い深い水底から
すっと浮かび上がり
光りの前で躊躇する
それが私の波動

その一瞬を見逃さなかったあなたは
あまり私の目を見なかった
 とある日
 父と母はSEXをする
 うらぶれた
 障子の影で

 佳き日の御縁で
 迎えられた若い女性は
 しかし
 戸籍に入れない

 「ちゃんとした
  跡継ぎが産めるかど ....
うちには
おとなと
こどもと
インドホシガメと
魚がたくさんと
植物が
住んでる

あと、死んだものが
たくさん

死んだものはわたしが
清潔で明るいキッチンで
ばしばし料理 ....
前方後円墳さんのおすすめリスト(239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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てんぷら- 月音自由詩4004-5-23
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店主- 山内緋呂 ...自由詩9*04-5-11
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武道館- 山内緋呂 ...自由詩2*04-4-21
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4×5_俳句篇- 佐々宝砂俳句504-4-19
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水の波動- mayaco自由詩404-4-12
米研ぐ朝- umineko自由詩904-4-10
清潔で明るいところ- チアーヌ未詩・独白804-4-8

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