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学校の坂を
手をつないで駆け降りると
二人は、体ごと海になった。


作務衣のまま飛び込んで重く
泳ぎ疲れた僧侶は
制服を脱いで藍色の水着になった少女を
波打ち際に横たえる

少女 ....
@鬱五郎はライオンの虫歯を見つけた、と言う。


大きくあくびをする顎を覗き込んで、
鬱五郎はライオンの虫歯に話しかけようとした、けれど
眠たげにゴロゴロと喉を鳴らすそいつは、
生臭いあく ....
夜は、乾く、ので、ふらりと。


ここは、暖かいです
どこか、銀色の日々です
おだやかな、アラシが、ココにあります
やせたりは、しません
コトバがキンゾクのようです
ひとりごと、です
 ....
昼下がり、
アボカドを喰べながら新聞をナナメ読み
焦げ臭いコーヒーカップの居場所をくんくんくん、鼻と指で探りながらその上
つけっぱなしのTVにぼんやり耳を奪われたまま
彼女は広告の裏に、いたず ....
前方後円墳さんの川村 透さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『水泳少女、遊泳セヨ!』- 川村 透自由詩504-7-23
『鬱五郎とライオン』- 川村 透自由詩7*04-5-13
『乾いて候』- 川村 透未詩・独白12*04-4-2
『アボカド、な午後』- 川村 透自由詩4*04-3-9

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