頑張ってない
そんなぼくだって
ほら、

頑張り方がわからない
そんなきみだって
ほら、


生きてる
手だって動くし
感情だって揺れてる


頑張っていない人なんかい ....
うまくいかないことばかりだ
それでも地球は回っている
めまぐるしい日々
ぼくらはすこしだけ息を止めて
飛んだ
ぼくたちはおぼれていく
息ができなくて、

そんなときに浮かぶ顔はいったい、
だれなんだろう


きみは、
さびしくなったらだれを思い出すんだろう
携帯電話の送信ボタンを押せ ....
ぼくを好きでいることをやめた

きみを許す

旅びとだから

きみを許す

たましいは一人でしか抱けない

ぼくを許す

旅びとだから

ぼくを許す

唇できみのからだ ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
アプリコットジャム
きみはぼくを捨てよう
アプリコットジャム
やさしげな毎日
アプリコットジャム
季節は流れる
アプリコットジャム
ぼくを忘れて
アプリコットジャム
世界は回って ....
ねえどうしてこんなに胸が苦しいの
ぼくたちを巻き込んでは、はなして
くりかえされるのは、夕立

あやまちをおかしたのは
いつだったか、もう
おぼえていないのです

きみが好きで
 ....
楽園で君を手放す
ふわりと
花畑のにおいがする

白いシーツが
風に舞う
ああ
僕が夢見た光景は
こんな風だったんだ

さよならは言わない
君とのお別れ
ありがとうだけ、あ ....
海からの放射線を

ぼくらはまるで海だと感じている

そのアリアは音楽の極北だ


無限とは広がる変数のことだ

この星に浮かぶすべての重力

海のうえには空しかなかった

 ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
春になる
街は色づいていく
僕の口の中では
ガムが味をなくしていく

桜が咲いて
散るのを見ていた
ずっとその場所で
フィルムを回してた

春になる
君も
ワンピースを着て ....
 この坂道をくだるといつも、だっくだっくと体がバラバラになりそうになるのを骨だけが繋ぎとめているような気がして、吉梨三郎は不快なリズムを味わうのだった。
 それならバスを使えばいいのだが、三郎はそう ....
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
君にあげたのは
目についたカサブランカ
海の藻屑と消えた
甘い恋
涙の味
真白なカサブランカ
君に見えた
春のあたたかさで脳みそがとけていく
僕にはただしい判断なんてできません
ただぼんやりと ただぼんやりしている
気が狂いそうだ 僕の意識は遠のいていく

満ち足りている世界で僕らはやる気が ....
30年前かこんな季節

そんときしていた頭痛

なぜだか急に思い出す

あれからあんな地球から

こんな地球に来たけれど
仕事帰りの人波に紛れ 
手を繋いだ老夫婦が 
通りすぎていった 

耳に入れたイヤフォンから 
「ベル」という唄を聞くと思い出す
もう会うことも無い
いつかの君の猫なで声 

少し離 ....
きみは いつも 僕を見上げる
信頼しきったまなざしで

ある日 僕が、
きみが トイレに行っている間に
いつものかばんを持って
きみの病室から出て
デールームに 隠れる いたずらを した ....
くうきをふるわせることば
きみのもとへはとどかない

さびしいかい、さびしいよ
かなしいかい、かなしいよ

こころのなかでこだまする

すき、すきだよ、とても

それはつらいだ ....
冬の日の午前

ちょうどそのくらいの影や音

たいせつなことを

たしかめるための明るさは

冬の日の午前

ちょうどそのくらいの影や音
 
 
おじいちゃんの後ろ姿が
霞んで見えるようになりました
小さく丸まるおじいちゃんは
小さい頃より幼くて
厳格な表情まで
真ん丸の大福みたいになりました
 
時折寂しい声をあげて ....
玉葱の味噌汁に
なみだを一滴入れてみたものの
塩加減は少しも変わらず
だれも悲しくなりませんでした

風の強い庭先に鳴く野良猫に
思いつきで名前を呼んでみました
ずざ、と塀を駆け上がる音 ....
顕微鏡の中で人工のひかりをうけて
雪片が光る
結晶が無言でのびてゆくのを
ぼくは視ていた

浅くつもった雪の中を
きみを迎えにゆく
ローカル線の駅は雪につつまれ
こどもの夢のように光っ ....
1.「ナオタへ」

{引用=すこやかなよるに
知らないこと を
ふたりで 机にならべた
フライ返しで
ナオタは
ひとつずつ
ひっくり返した
ナオタは
ゆびがやわらかくて ....
苦いだけの薬を
今日も飲んで
生きてる

ガラスの向こう側では
喧騒が
近づけない
それが
トラウマになってる

味がしない
味がしない
おいしいとか
まずいとか
そん ....
空の上で
少女たちが
花をちぎっています
あなたが窓辺で
ぼんやりと
見つめている雪が
それです

春になれば
空の上で
花は咲きません

すき、きらい、すき、が、
言えなく ....
革靴をひやす

ふとい雨よ

正月をすぎてふる雨よ


冬よ、

抱きしめなくても、

おまえは、


革靴をひやす

ふとい雨よ

正月をすぎてふる雨よ
シャーベットブルーのグッドモーニングサイクリング
期待混じりの小石飛ばして
12のままの感性隠して
潰れた空き缶わざと踏みつけ
抜けてく空気で甦らせた

なくしたノート
もらった消し ....
宇宙の闇

青く輝く地球

今年が終わろうとしている

そいつが一体どうしたと言うのか


うちじゃあ

まだ寝ない子供たちが

騒いでいる


宇宙の闇

青く輝 ....
アヅサさんのおすすめリスト(215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
頑張り方を知らないぼくらのために- ゆうと自由詩5*08-4-21
羽のないぼくら- ゆうと自由詩2*08-4-15
遊泳禁止- ゆうと自由詩3*08-4-6
旅びとだからきみを許す- 吉岡ペペ ...自由詩1608-4-6
銀河- 吉岡ペペ ...自由詩2208-4-3
アプリコットジャム- ゆうと自由詩3*08-4-1
GUILTY- ゆうと自由詩1*08-3-30
楽園で君を手放す- ゆうと自由詩4*08-3-24
海のアリア- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-21
春あわだつ- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-18
春になる- ゆうと自由詩2*08-3-17
春の近い夏に通う①- 吉岡ペペ ...散文(批評 ...408-3-15
わたしは春にうまれた- アオゾラ ...自由詩12*08-3-11
春風- こゆり自由詩24*08-2-26
君はカサブランカ- azure_garden自由詩308-2-21
春の狂気- ゆうと自由詩2*08-2-21
こんな地球に来たけれど- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-21
ひかりの夜道_- 服部 剛自由詩308-2-20
車椅子のお姫さま- Lucy.M.千 ...自由詩608-2-20
ぼくだけの恋- ゆうと自由詩3*08-2-18
しずかな光- 吉岡ペペ ...自由詩508-2-18
遺書- ゆるこ自由詩408-2-18
さくら予報- 銀猫自由詩15*08-2-16
二月- 音阿弥花 ...自由詩408-2-16
方舟- はな 自由詩1708-2-15
イエロウ- ゆうと自由詩1*08-2-13
かたおもい- 小川 葉自由詩508-1-11
ふとい雨よ- 吉岡ペペ ...自由詩108-1-11
鼻歌- sunaosnow自由詩18*08-1-3
青く輝く地球- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-31

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8