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パーティーは終わらない、軋んだ花で飾られた戦車に、飛び乗るなら、凍るような白い朝にしよう、クラッカーを買ってこよう、庭を壊そう、一緒に歌ってみようよ、晴れ渡った北半球の芝生に、横たわろう、星型 .... となりの人が一歩踏み出す。


チュッパチャップスを舐めながら自転車並列で猥談するジャージ姿の男子中学生は信号を見ないし当然のように歩道に転がる真っ赤な苺にも気付かない。
明日が月曜日であるこ ....
日比谷線のホームに
きみと立つのは初めて
一人で会いにきたよって言って
褒めて欲しかったんだよ
大好きだから名前を呼ばない
そんないじわるだって流して欲しかったんだよ

流線型の街が私と ....
非常階段で待ち合わせ
そんな滑稽さでもって
世界から逃げている
きみとわたし

日中の駐車場で
眩しいくらいに飛ばされた
二人の立体感が
遠い

ふれている間だけ
呼吸するのを諦 ....
きみはひどく咳き込み
すぐに踞った
今日は風がつよいね
手をつないで
髪を
なでた





すきだよ


あまく
湿った声は遠く
いつも
おびえているみたいだった
 ....
哲学者は手首を折った
色という概念を忘れようとして
僕は我慢する
排他的なその花瓶の輪郭は
多大なる想像を用いてぼくに砕かれる

涙せよ
涙せよ、と繰り返す脳内の信号は
僕の思うすべて ....
冬の車道にぼくは蝉をみつける
暖房を効かせたひろい町のどこかで

あの子がすきな作家の本を
ぼくは読まないけれどたくさん持ってる

早朝につんとした風が耳を抜ける
まぶしさに目を塞げるな ....
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる

つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ....
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
ひとつひとつに
名前なんてなかった
きみだけが知っていた
美しい世界
神さま
ねえだから
きみは神さま
みんながうまれたときに
さいしょに泣いてくれたのは
きみだったな
あわくする ....
産まれたのは透明な冬
冥王星のなまえをもらった



彼女は海に飛び込む
後姿は蝶の背骨
白い指で息を止めても
朝はきっと来ない
細い髪がやわらかくゆれる
スローモー ....
いらないものがおおすぎるんだ
ねえ私たちは


両手でそらをはかろうとする
出来ないよ
できないよできないよ
わかってるのに希望をすてない
あしをとられて倒れこむ
砂地 ....
血がでてるよ

言われて気付いた


そういえば痛い
なでるような叩くような信号が破壊されてるような
感覚
いつ配線を傷つけたのか
正常のなかの異常な部分がむきだしになる ....
眠れないからもう諦めることにして
空中に浮かんでいる音階を拾い集めては
群青の彼方へと放り投げている
あれがいつか星になればいいとおもう
パンの匂いが、する


カラスの鳴き声で割れた
やわらかい世界の殻
甘い時間をむさぼったあと
すべてが失われていくまで
もう僅か
あなたは足の指の先まで
すっかりふやけ ....
ようやく朝がきているよ
そんな嘘で早起きをした
きみのなかはどうなってるんだろう


街中のプラスチック踏んづけて
はだしできみを追いかける
冷えたアスファルトとうらはらに
 ....
蝕まれる日のいろをぼんやりと眺めてた
次の宇宙がうまれるまで
ぼくらはここに立たなくちゃならなかった

一度でもきみがさみしいを言っていたら
ぼくだってその腕をつかんで  ....
きみの心臓をすこしわけて
羽根が生えたんだ
ぼくにもさ
空はあおくて
きみに出会えないカイトが
泳ぐ

捨てるべきものをぼくらは失くしたんだ
血がでたんだ
赤い血がでてい ....
吸い込んだ肺が
うすむらさきと群青のすきまで止まる
絶えられなくなって
風の匂いのせいにする

つめたいガラスが知ってる よるの密度
ひとつずつはがしていく
その指先で  ....
アヅサさんのアオゾラ誤爆さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パーティーは終わらない- アオゾラ ...自由詩12*09-7-23
sixteen- アオゾラ ...自由詩1209-5-10
蛍光ペンで白地図に線を引く- アオゾラ ...自由詩8*09-2-19
逢瀬- アオゾラ ...自由詩809-1-17
破瓜は絞首に似ている- アオゾラ ...自由詩13*09-1-4
蝶が見る夢- アオゾラ ...自由詩808-12-3
She's_crying- アオゾラ ...自由詩408-11-18
メーデー- アオゾラ ...自由詩2508-5-1
わたしは春にうまれた- アオゾラ ...自由詩12*08-3-11
神さまとさよならする日- アオゾラ ...自由詩3607-12-20
冷え切った冬の最果て- アオゾラ ...自由詩2307-10-31
少女たちと海について- アオゾラ ...自由詩8*07-10-14
十四歳- アオゾラ ...自由詩15*07-10-9
抒情詩- アオゾラ ...自由詩1207-9-17
世界の終わり- アオゾラ ...自由詩6*07-9-10
自称彗星アオゾラ誤爆- アオゾラ ...自由詩6*07-8-30
いつか世界の終わりで- アオゾラ ...自由詩12*07-7-28
やわらかく痛いもの- アオゾラ ...自由詩6*07-7-12
夕風- アオゾラ ...自由詩8*07-5-4

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