すべてのおすすめ
まけじゃんけんというものをおそわりました
さきにあいてがだしたてに あとから
わざとまけるてをだすじゃんけんだそうです

ぱーには ぐーを
ちょきには ぱーを
ぐーには ちょきを

ま ....
開け放たれた音楽室の窓から
合唱部員たちの歌声が聞こえる
放課後、行き場の無い僕らは
校庭の隅にある鉄棒に片足をかけたままぶら下がり
いっせいの、で誰が好きかうちあけると
やはり同じ子が ....
くるしくて
くるしくて
もりのおくのいずみに
とうとうかなわなかった
ゆめをすてた
すると
はもんのまんなかから
きみょうなろうじんがあらわれて
あなたがおとしたのは
このわたし ....
どれほど 
雲の束縛を破り 雲間から降り立つも
乾いたグラウンドに
冷え切った夕刻に
結局は 卒倒しがちな冬の光線です


そこにあるのは
どこにも尾を引かぬ手の平
だからこ ....
すっかり深夜になった
僕は赤外線にうつるほどの体温だけで
あるこうとおもう
電気の音が重くてめまぐるしい
ほんとに

コンセントのぬけた部屋で
おおいと呼んでみても
きこえないんだ ....
すこぶる逆だった
逆でした
逆だったのは
コンタクトレンズだったもよう
なんか変だとおもったんだ

冷えたゆうべのカボチャコロッケ
彼は常識人であるらしく皿のうえで微動だにしません
 ....
                       きゃらめる 5

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  1

なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
 ....
モラタスという新しい気分を
いつも気ままで 曖昧ですっとんきょうな午後で
感じている いや とにかく新しい気分なので
分からないけれどそんな気がしている

「ここの赤をもうすこしモラタスにし ....
決行の日
せんたくを間違えないようにする
柔軟材は嫌いだ
添加されたことばを充分にすすげない
その使用法が嫌いだ


もうあらわれないのかな、ヒーロー


始発が動き出す音を聞いて ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
少女がリノリウムに憧れていた
何なのかまったく知らなかったけれど

ラ行でのはじまりがきらびやかで
口に出すとほどよく甘いところが
なんとなく好きだった

床が嫌いで
一人のつめた ....
パスタを茹でる間に
僕は死んでしまった

彼女は救急車を呼んで僕を運んだが
既に手遅れ
帰宅した彼女は
味のないぐずぐず茹ですぎのパスタを
僕の最後の料理を
ひとり頬張る ....
 
並木道に
誰かの日傘が忘れられているのを見つけ
持ち主の名前がなかったので
失敬することにした
けれど自転車のかごに引っ掛けて
ペダルをこぎだしたそばから
日傘は陽を浴びて匂いたち
 ....
届いたのは
明日の朝刊だった
あわてて死亡欄をチェックし
自分の名がないことに安堵する

そのあとゆっくり
予定を手帳に埋めてゆく
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
しがないの
皮膚のうちがわでピシーパシーと速球と直球が電気信号みたいにせわしくて
私はなんだか むずむずと空っぽになる

夜な夜な
世界のはてを切実に望んでいるのだけれど
胸を張って言えな ....
やったあ!やったあ!
風呂だ!風呂だ!
やったあ!風呂だ!
風呂だ!やったあ!
ふろふろふろふろふろふろふろふろふ
こすれ!こすれ!こすれ!
こおおおすうううれえええ
あかあかあかあ ....
  +

忘れていたことすら忘れていたのに
嗚呼、忘れていたことを思いだしてしまった
思いだしてしまったことをいつかまた忘れられるだろうか




  ++


花の絵を描いて ....
台所で玉子を割り
箸で溶いて
フライパンでバターとからめた


食卓であなたと向かい合い
それを口にふくんだ時 はじめて
涙が溢れてきた
  (お前も卵にはなれなかったのだね)

 ....
箸を持って近づいてみたら
じいちゃんの骨はほとんど残ってなかった
焼き時間を間違ったんだって
ママとママの姉弟は泣き崩れて
火葬場の人は床につくくらい頭を下げていて
あたしは用事のなくな ....
     どこから。


     
     ひやりとしている土の上で生きている梢の揺れる(揺れる)末端に刺さる光、が








        わたしの温い肌に染む ....
全然違ってしまったときには
炭酸のような音楽を



太陽が間近の窓で
メッセージを少しだけ受信する先の
光って白くなってしまって
見えないのは
ただの 気のせいさ




 ....
君が積木など買ってくるものだから
僕らは積木遊びをするしかなかった

家をつくって
壊し
城をつくって
壊し
他につくるものなど知らない僕らは
やがて一つ一つを並べ
街をつくり始 ....
ふるさとのだいこんで
つけた
たくあんは
しろっぽくて
だいこんぽくて
しょっぱくて
きゅっきゅっ
かりっかりっ

いい音がして
とてもおいしい

のだけれど

なぜか
 ....
0. forget me not


  ない

ということは

  きえない

ということ  ね




1.

首筋には天使が住んでいて
風向きなど気にならな ....
ほの暗い駅
列車の中で一点を見つめている
あなたの眼差しを見送る

”お気をつけて”

その一言だけが伝えたかったのだけれど

ベルが鳴り止んで動き出したのは
列車ではなく
ホ ....
シャワーは
なかなか熱くならない
歯がカチカチ鳴る
なんでこんなことになったんだろう
鏡のなか
寒さに背を丸めた女が
涙でにじむ
冷たい水が排水口に吸い込まれていく
湯舟につかるわ ....
歩け
私よ


高い高い 青い 硬い硬い 空に
息も出来ぬほどの銀杏
高い高い 青い 硬い硬い 空へ
撒かれた イエロー
湧く イエロー
破れた イエロー
の 咆哮
 ....
君と僕は天気予報をしよう。小さな声で。今日のことで明日のことを考えるので、植物がのびるようにそのまま続いていくから、おぼろげな勘でいい。


ウェザー・リポート、ウェザー・リポート。スープはトマ ....
赤い衣服から
す と 引き抜いた 
ほつれ糸

クルルルル
弄んで・まわして・弄んで 
クルルルル
赤らんだ指の模様 切ながって
更に赤らんで・赤らんで・堪らないため
 ....
からふさんの自由詩おすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まけじゃんけん- 汐見ハル自由詩29*04-3-24
Stabat_Mater- たもつ自由詩1504-3-23
いずみ- アンテ自由詩7*04-3-20
冬の物理学- A道化自由詩704-3-18
今日の背中- 船田 仰自由詩404-3-16
ぼくの憂鬱- 船田 仰自由詩5*04-3-8
きゃらめる_5- アンテ自由詩45*04-3-3
モラタス- nm6自由詩604-2-14
咲いて欲しいのはワタ野原じゃない- あみ自由詩204-2-13
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
リノリウム- 唯川自由詩204-2-10
パスタを茹でる間に- RT自由詩4*04-2-6
緑の日々- 石畑由紀 ...自由詩2404-2-3
今朝のできごと- 石畑由紀 ...自由詩704-1-29
正三角形- 石畑由紀 ...自由詩24*04-1-29
ソーダ水- あみ自由詩8*04-1-28
風呂- たもつ自由詩1404-1-26
(幾つもの)ある午後- 石畑由紀 ...自由詩804-1-24
月のもの- 石畑由紀 ...自由詩1304-1-24
終わりの続き- 石畑由紀 ...自由詩804-1-23
輪郭だけが残っている- 嘉村奈緒自由詩1004-1-18
炭酸のような音楽を- nm6自由詩604-1-15
朝のこない団地- たもつ自由詩2304-1-6
たくあん- かなりや自由詩204-1-2
chika- れつら自由詩18*03-12-31
発車ベル- たもつ自由詩3203-12-18
首の後ろ側- アンテ自由詩203-12-10
イエローの咆哮- A道化自由詩503-12-5
ウェザー・リポート- nm6自由詩603-12-1
保存- A道化自由詩1003-11-26

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