すべてのおすすめ
向日葵畑で飛び交う笑顔には
スイカの玉が よく似合う
夏を詠む右手に 夢から抜け出た指輪

七夕に見つめ合う男女に 嫉妬して 花枯らしても意味ないし
数多のホタルを 天の川に放つ

真っ ....
羽化していく
心が
闇に吸い込まれて
音もなく
消える


不在証明
書き殴り捨てた
手錠したままで
りんごの皮を剥いた



{引用=(I'm not here) ....
身体の中で潮騒を飼っている
辞書はそれを焦燥や憂鬱や歓喜などというが
潮騒はそんなにもシュハリ、と
姿を変えるものだろうか。

生まれて初めての始発に乗った。
どうしてだろうかとは考え ....
もう忘れてしまったから
思い出せる
縦に細長い
三角屋根の家は
白い壁に
木の階段
小さな抽象画が
三つ
上って行くと
グランドピアノと
背の高い譜面台
バルコニーには
テーブ ....
静脈を流れていった
幾度かの夏がありまして
網膜に棲みついた
((ただそれだけの))海があります

無人の駅舎―――ああ、思い返せば
入り口でした この仕掛け絵本の


 ....
夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
足のツボ押して痛い 痛くてしょうがない
胃が弱ってるみたい
過労かストレスか 反射投影
トラブルが起こってる

とにかく僕は 味付けのりを食べ
喉の渇きを感じながら 君へのメールを打ってい ....
梅雨どきに疲れがでるんだなんて

あなたはやっぱり年をとったんだね

地球がうまく見えないんだなんて

ちょっと余裕なさすぎなんじゃない


かんぺきな芸術

あとだしジャンケン ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
 +++++


 わたしは
 さみしいので
 ご飯をよそった

     @ぴこぴこぴこぴこ+@+@


 立ち上る湯気の向こう側に

 わたしの言葉の
 羅列
     ....
あなたはいま、幸せですか?

君の単純な問いかけに
イエスともノーとも言えなかった僕は
不断桜の幹に身体をあずけ
枝先の小さな葉を気にしていた

こいつも光合成してるんだなあ
陽ざ ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
眠れない夜に
眠ってしまった店を想う

焼き魚が食いたくて
冷蔵庫の灯をまさぐるが
プラスチックしか見つからない
ジュースを転がす

傷んだ腹がないている
鍋焼きうどん食おうにも
 ....
同心円でありたいのです
それぞれの速度で広がる
無数のわっかのなかで
波紋を重ねたいと

降り始めの一滴になりたいのです
そのひとのほほで流れれば
きっと振り返るでしょう
手のひらを空 ....
きみは外部を

一方向からしか見ていなかった

だから

きみの外部には裏側がなかった

きみの世界では

外部は感情とつながれている

人がなにかをすると

きみの目には ....
夏だった

夜中にはじめておまえが来て

朝まで風呂場でいちゃついていた

ゆぶねでおまえはなんども痙攣して

ねむったように首をうなだれていた

さいごはしょんべんまで飲まされて ....
遠く遠く

声がするから

風がやんだ

風をふりかえる

愛した肉は

東京で息をする

茜いろを

風を抱きしめた


涙をふいたら

さよならの意味

 ....
さらしてしまえって君は言うけど
私っていったい何だろう?
雑誌を飾るあの子みたいに
真っ赤なフリルも着たいけど
「似合いっこない」でまたジーパン

許してあげなって君は言うけど
欲しい欲 ....
さびしい、

さびしいとは

どういう場所からやってくるのだろう

感謝が足りないから

さびしい、

感謝にみたされていても

さびしい、

感受性の問題で

さびし ....
くしゃみをひとつする、と
私たちは地球儀から滑落して空に溺れる
あの日グラウンドから送った影は
手をつないだまま鉄塔に引っかかっていて
捨てられたビニールのレインコートのようだった

バス ....
風になり、花になり
ずっとそばで―――

今日は街に雪が積もって
めったにないことだとニュースでも騒いでいました
わたしはそのことが少しばかり怖くて
あなたの手を握ったのです
やわらかく ....
夢路誘うは十六夜に 
声なく花の散る姿
また立ち返る如月の 
思いは誰に告げるべき

黒髪{ルビ梳=けず}るいもうとの 
面影やどる花びらは
雪の衣も厭わずに
音もた ....
こころをそらにすると 
あるがままにうつるようになる 

つくえのうえにちらばった 
えんぴつやほんも 
かっぷやすぷーんも 

きのう
ぼくのむねにぐさりとささった 
だれかのこと ....
探していた
おだやかな光を
逢いたかった
カンヴァスを破って

手を、そっと
輪郭のない夜だから
影もなくて
震えを数えていないと
ここがサヨナラになる気がした

風の硝子越しに ....
目をとじても痛みがとれなくて

歩くのもしらふじゃふらついて

疲れているからだ

どうしたらいいのか分からなくて

     あいつも

 あいつも

      あいつも
 ....
悲しまないでください
たとえ私がひととき
希望を見失ったとしても
それは今年初めて触れた雪が
てのひらで消えるまで
きっとそれほどのときですから


私の瞳に映せる空は
決し ....
高速道路を二〇倍速でガン見する
引きずられた眼球の中でミトコンドリアが舞っている
土人たちを夢想して浮かぶ偵察衛星‐姉
荒ぶる箒を止められない苔の虚ろに耐えて詠む誰か坊主を燃やして。
きみと過ごして朝、家にかえる

駐車場にはうっすらと雪

子供たちがクリスマスプレゼントをあけていた


きみのこころを

コピーして

オレの胸に貼る


きみと過ごして ....
寒風に手指をかばう
待つとも待たないともいえぬ朝まだき
冷え切った空気が
空高くから透明に降りて
ちいさな公園の
遊具に残る最後のぬくもりを絶やす
ほぅ、と湿った息を吐く

 ....
車窓を過ぎる異国のあかり

そのむこうに

傷ついた兵士をむかえる女がいた

なにも言わず

ただ笑っているだけの女がいた


なにも考える必要などないの?


車窓を過ぎ ....
紺野 夏槻さんの自由詩おすすめリスト(169)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛され上手になりたいわ- 北大路京 ...自由詩21*08-7-6
I'm_not_here- ゆうと自由詩2*08-7-3
潮騒が撃つ- Rin.自由詩36*08-7-3
思い出せる- チアーヌ自由詩408-7-2
仕掛絵本- Rin K自由詩33*08-6-27
夕べのデモ行進- 吉岡ペペ ...自由詩508-6-11
ガンジーに殴られた- 北大路京 ...自由詩10*08-6-6
地球がうまく見えないんだ- 吉岡ペペ ...自由詩908-6-4
あの、ね- Rin K自由詩38*08-4-26
デジタル- 伊那 果自由詩2*08-4-26
leaf-Rain- Rin K自由詩24*08-3-30
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
ひと炊き- 佐々木妖 ...自由詩23*08-3-18
春雨- たりぽん ...自由詩16*08-3-14
きみを守りたい- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-9
あのオレンジの色- 吉岡ペペ ...自由詩108-3-1
抱きしめた風- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-27
「誰が私ですか?」- 高槻 空自由詩808-2-25
さびしい- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-25
青を、- Rin.自由詩3008-2-18
さくら色の手紙- Rin.自由詩21*08-2-10
■共同作品■_冬のさくら- Rin.自由詩10*08-2-4
「_灯_」- 服部 剛自由詩708-1-25
雪彩画- Rin K自由詩30*08-1-24
きみの気配- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-22
「二度目の雪」- Rin K自由詩26*08-1-4
ふるえる- 太郎冠者自由詩4+08-1-4
ごめんよ、愛- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-23
東京- 久遠薫子自由詩26*07-12-6
異国のあかり- 吉岡ペペ ...自由詩107-12-6

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