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夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
梅雨どきに疲れがでるんだなんて

あなたはやっぱり年をとったんだね

地球がうまく見えないんだなんて

ちょっと余裕なさすぎなんじゃない


かんぺきな芸術

あとだしジャンケン ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
きみは外部を

一方向からしか見ていなかった

だから

きみの外部には裏側がなかった

きみの世界では

外部は感情とつながれている

人がなにかをすると

きみの目には ....
夏だった

夜中にはじめておまえが来て

朝まで風呂場でいちゃついていた

ゆぶねでおまえはなんども痙攣して

ねむったように首をうなだれていた

さいごはしょんべんまで飲まされて ....
遠く遠く

声がするから

風がやんだ

風をふりかえる

愛した肉は

東京で息をする

茜いろを

風を抱きしめた


涙をふいたら

さよならの意味

 ....
さびしい、

さびしいとは

どういう場所からやってくるのだろう

感謝が足りないから

さびしい、

感謝にみたされていても

さびしい、

感受性の問題で

さびし ....
目をとじても痛みがとれなくて

歩くのもしらふじゃふらついて

疲れているからだ

どうしたらいいのか分からなくて

     あいつも

 あいつも

      あいつも
 ....
めぐる

メリーゴーランド

そばにいて

夕日も見えない

孤独は動詞のようで

めぐる

メリーゴーランド

少し痛みに

さよならをして

天国は動詞のようで


ふざけんな

アスファルトに
 ....
きみと過ごして朝、家にかえる

駐車場にはうっすらと雪

子供たちがクリスマスプレゼントをあけていた


きみのこころを

コピーして

オレの胸に貼る


きみと過ごして ....
車窓を過ぎる異国のあかり

そのむこうに

傷ついた兵士をむかえる女がいた

なにも言わず

ただ笑っているだけの女がいた


なにも考える必要などないの?


車窓を過ぎ ....
せつないことの

ひとつくらい

かたむけたグラスで

ころがしてみれば

遠いあのひとは

かげのかわりに

 かぜのなか  かぜのなか


あなたをよんでみる

 ....
あしたはおれの誕生日だ

そんなもんが夜に浮いてら!

空間というものは

時間に輪切りされていて

微妙のあいだに姿を変えたりする

ひとつき前喧嘩ばかりしていた

彼女すら ....
きみに電話してしまう

きみからの着信がしばらく続く

アドレスは変えてしまったから

ショートメールをいくつか交わす


十一月の空に罪はない

おたがいディスプレイのむこうに ....
出張先で接待をすませ

ホテルで仮眠をとると

もう5時のアラームだ

シャワーを浴び

チェックアウト

3時間飛ばして会社にもどる


冬のそんな時間帯が好きです

放射冷却で

町の底には白が溜 ....
やっと三万円分の注文を貰う

十万未満は現金支払いになるから、あと七万、なんかつくっとくよ、

ふたりでバンに乗り込むと

部下はタバコに火をつけた


あの雲、虹に見えへんか、
 ....
きみはくれたね

かすれた透明な声

リズムとはちがう音楽

出会った日には

震えたふりをした

こころとはちがう不倫


雨のつぶが

満天の星のよう

なにか始 ....
あ、あー

本日は晴天なり

未来を励ます晴天なり


朝から鱗雲が光ってら

天高く馬肥ゆる秋

わが家に男子生まれる


あ、あー

本日は晴天なり

未来を励 ....
街から香りが消えた

祖国の英雄は

今どこで何をしているのだろう

季節は空白に満ちていた


さよなら

言葉たちよ

透明が流れている

さよなら

言葉たちよ ....
柔らかな

カンキツ系の

懐かしくて

重いそいつは

金木犀の

匂いじゃないのか


ひとの悪口を

本気で受け流して

僕はひとりで

傷ついていようか
 ....
夕方が透明になる

桃いろが黒ずむせつな

夕方は透明になる

そして

藍いろは夜に向かうのだ
ならんだふたつの石を見つける

それだけで寄り添いあえていた

それに我々をかさねていたのだ


きょうも中秋の月は輝いていた

三叉路で

大人たちが行く先を探している


ならんだふたつの石を見つ ....
長所と短所

うらおもて

さびしくなろうよ

九月の雨は

人に優しく

おまかせしようよ


藍のいろ

煙っている

アスファルト

ただの夜のいろ

 ....
お日様あれど

天気雨

例えば

林のよこの道


歩けば風の

舞いおちる


例えば

線路の上の空


雨の銀、線

斜のはしる


お日様あれ ....
ながいまどろみを

はやくぬけでたい

でもね、心底では

ぬけでたくないよ

そんな気がするよ


幸福になる覚悟や

そうであることへの

受け入れができていない
 ....
石川遼くんが

プロとする緊張感と

すがすがしさのなかでプレーをした

プロに参戦した記者会見でそう言っていた

なんと覚悟のある言葉であろう

なんと受け入れのある言葉であろう ....
夕方の終わりを見つめる

夜とはひとつの物質だ

夜とはたぶん雲のようなものだ


幼い頃を

洞窟のようなところから

覗いている



影とは雲のことだ

傍観 ....
夜の街から

夕方の終わろうとする街へゆく

帯状に赤黒く焼けたむこうは

焦げたピンクに冷えてゆくようだった

そのうえには透明とブルー

さらには夜が降りていた


夜と ....
つきのかわらだ

夜の雲われて

あいつのこころ

鉱物みたいに

ちらばっていた


高速道路の空に

そいつを置きざりにした

強く踏み込んだ


つきのかわら ....
ひろがりが

有限世界のものならば

時間もまた

有限世界のものだということ


未来というのは

まだ空間と時間に侵されて

いない頃のこと


ひろがりが

 ....
紺野 夏槻さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕べのデモ行進- 吉岡ペペ ...自由詩508-6-11
地球がうまく見えないんだ- 吉岡ペペ ...自由詩908-6-4
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30
きみを守りたい- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-9
あのオレンジの色- 吉岡ペペ ...自由詩108-3-1
抱きしめた風- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-27
さびしい- 吉岡ペペ ...自由詩408-2-25
きみの気配- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-22
メリーゴーランド- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-1-20
ごめんよ、愛- 吉岡ペペ ...自由詩407-12-23
異国のあかり- 吉岡ペペ ...自由詩107-12-6
かぜによばれて- 吉岡ペペ ...自由詩2+07-12-5
誕生日、夜に浮く- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-29
十一月の空に罪はない- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-23
美しい世界- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...407-11-9
彩雲- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-8
雨のつぶが- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-6
本日は晴天なり- 吉岡ペペ ...自由詩407-10-31
空白な季節- 吉岡ペペ ...自由詩107-10-15
金木犀ではなく- 吉岡ペペ ...自由詩107-10-6
透明な夕方- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...607-10-1
三叉路で- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...207-9-27
夜のいろ- 吉岡ペペ ...自由詩407-9-25
天気雨- 吉岡ペペ ...自由詩507-9-15
まどろみ- 吉岡ペペ ...自由詩107-9-13
秋の一日目- 吉岡ペペ ...自由詩107-9-12
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-8
夜と夕方の終わり- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-8
つきのかわら- 吉岡ペペ ...自由詩607-8-31
未来があるから- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-17

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