空が晴れていると
どこへ行ってもいいような気がして
ふらふらと遠出をしてしまいたくなる
そんな時はスーパーへ行って
掌にちょうどおさまるくらいの大きさの
果物をふたつ買って帰る
右と ....
             081113


ガジガジの芋を囓るときは
財布の紐を緩めてはなりません
12000円くらいの給付金で
油断してはなりません
年収1800万円あるからって
ガ ....
 
 
綱わたりをしていると
月がきれいだったので
僕はまっさかさまに落ちていった

形の良い吉川くんがそれを見ていて
僕らはレンガ遊びを続けた
吉川くんはレンガをちゃんと地面に積んで ....
 
釣りは飽きてしまったようだ
さかながいないからしかたがない
父さんだけが夢中になって
往生際がわるかった

ふりむけば
木のベンチで息子がねむってる
一億年前から
そうしていたよ ....
この世の中の 
99ぱーせんとは 
まったく可笑しな冗談でできている 
のであ〜る 

からして 

かつて古の先人が 
「目には目をっ・・・!」 
と言ったように 

吾輩は  ....
                050115


                   
みじんこ
こすもす
ゆりの花
左うちわの
いもようかん

ひっくり ....
発泡した軽石は海にぷかぷかと浮かぶので
さしずめそれは人の身体
海は空の鏡と言い得て妙
波長が合えば共鳴してくれるか
海風を真向かいにバグパイプを
水平線まで届けと
音が満ちる
そこ ....
 
掌は舟
温かくて何も運べない
体液を体中に満たして
今日も生きているみたいだ
塞ぎようのない穴から
時々漏らしながら

階段に座って
ラブソングを歌ったり
駅前の露店で
プラ ....
 
新鮮な一日が、しっかりと刻まれて
そうやって日々は降り積もる記憶の集積とともに
思い出という曖昧な残像を胸に刻む

けれどそれは曖昧がゆえに
それ以上あせることのない色を保つこ ....
もしもあなたが
まだかわいていないなら

もしもあなたが
あなたのなかにながれる
みゃくみゃくとしたものをかんじて
そのかんじるままのものにみずからをゆだね
とてもすなおにしたがえるほど ....
 
 
見渡すかぎり牧場でした
穴がありました
さりさりと音をたてて
ショベルカーが掘っていました
人が幾人か落ちていきました
むかし近くにあって駅みたいでした
僕と僕の大切な人は
 ....
屋上の青空

風向風速計

一日にいくたびも南中した

僕らの無邪気な太陽
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....

消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ....
奪われないので
今日もひとり分を生きた
果てのない風船の暗闇で
惑星の君が手をふっている
伸びる道は無限に存在し
いつでも繋がっていると同時に
いつでも一定の隔たりがあり
謎 ....
これ以上墜落することはない


って場所で
君は空を飛んでるね
なあ あんちゃん
俺たちふたり ドラム罐転がして
まっすぐな坂道のぼっていこうよ
ここ二週間 頭は痛えし咳がとまらねえ
たぶん少しだけちがった空気吸って さ
たぶん少しだけちがった景色を ....
蟻が
わらじの死骸を
運んでいく

気持ち悪い、とか
すごいちからだ、とか
そのさまに向ける言葉は
まったくの自由だ

だがそれは
彼らにとって
とても重要な生命の営みで ....
ひねったら水が出ます ひかっています で? 好き、に理由なんてないよ


踊り場の全員うえを向いている スカートの嬌声がひびく、午後


うす目あけて口をあけてぎゅっとにぎってゴムふうせん ....
他人のことは知らない。
自分自身について。


今は41歳だ。もうすぐ42歳になる。
13歳の頃から詩を書いている。
途中、8年くらいのブランクがある。
21から28歳くらいまで ....
何にもない夜に
何にもない男が
何にもせず佇み
空を見上げても
世界は変わらず
そのままで
何にもない友は
それを見て
何も思わず
ただ変わり行く
流れに身を任す
何もない男の心 ....

一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
変わった
世界は着実に
私の中で広がった

友を知り
愛を知り
欲を知り
嘘を知った

絡み合う全ての日々は
若葉のような輝きと
枯葉のような諦めをふらせた

葉が積もってい ....
国道の上で
灰白色の雲たちが
渋滞している

その下で
私の行先はどこにも
決められてはいない

恐らくそれは
初めから


私はひととき
歩みを止め

道の脇でそれぞれ ....
おまえの腹を枕にして
大の字になって
昼寝としゃれこんでみるが

  いやいやいや

ぱっちり開いた
おめめは
青いフィルターのかかった
大宇宙に
ストップ光線かけられて
瞬きす ....
告げようとした道順はほどけてしまって
あとはただ来た道を
捨てられた花のにおう坂
そのぬるい泣き姿を
思い出すことだけが残された

嘘なんかつかない
嘘さえもつけない
あのとき、という ....
正直今日の日はえぐれるような1日だった
いろんな意味で
あたしはもっと強くなっていかねばならない
昨日よりももっとぐるぐるめまいがした
あたしはもっと強くならなければならない

 ....
ラピスラズリは、青い。

惑星に似た丸い石は、原石のまま磨かれずにいて、
濡れてもいないのにいつも冷たい。

時々、水脈を聞く。

明かりを知らない水の奏でる音楽を。
明かりの届かない ....
ながい腕を
まっすぐに伸ばして
陽ざしをさえぎり
さらにずんずん伸ばして
父は雲のはしっこをつまんでみせた


お父さん
いちどきりでした
あなたの背中で
パンの匂いがする軟らかい ....
ほら観てご覧
あれが宣伝行為だよ
釘を打とう
ああ 釘を打とう
明楽さんのおすすめリスト(225)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スーパーにて- 吉田ぐん ...自由詩3808-11-17
指定席- あおば自由詩7*08-11-13
月光- たもつ自由詩2508-11-3
一億年前の休日- 小川 葉自由詩2008-11-2
はっとりんを探せ。_- 服部 剛自由詩508-11-1
芋羊羹- あおば自由詩8+*08-11-1
緩慢する海の響鏡にして- mizu K自由詩1408-10-31
空の匂い- たもつ自由詩4308-10-29
「そうやって日々は・・・」- ベンジャ ...自由詩6*08-10-20
「水位」- ベンジャ ...自由詩5+*08-10-14
牧場- たもつ自由詩1508-10-13
夏の記録帳- 塔野夏子自由詩2*08-10-11
詩学社、そして寺西さん- 角田寿星散文(批評 ...54+*08-10-10
すかんぴん(大変貧しく、無一文で身に何もないさま)- 吉田ぐん ...自由詩30+08-10-9
サン/アローン- 石畑由紀 ...自由詩36*08-10-4
きっと- 桜 葉一携帯写真+ ...508-10-2
星になる方法- 角田寿星自由詩8*08-10-1
蟻をおもう蟻- 千波 一 ...自由詩11*08-10-1
蛇口- 石畑由紀 ...短歌16*08-9-30
何を書くか。どう書くか。そしてその先で、何を書くか。- いとう散文(批評 ...2708-9-29
転機- kei99自由詩108-9-29
せかいをいきる- 吉田ぐん ...自由詩5508-9-29
二年半後の世界から- そらこ自由詩108-9-29
行先- 松本 涼自由詩208-9-29
富士山- 北村 守 ...自由詩6*08-9-29
道別- 自由詩1208-9-28
レター(ミクシーより)- モリマサ ...自由詩40*08-9-25
旅の、あなた- rabbitfighte ...自由詩3008-9-25
- yo-yo自由詩21*08-9-25
看板屋- 詩集ただ ...自由詩408-9-24

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8