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緑の蛙は
あまがえる
尼さんが
ひっくり返って
甦るとは
鳥山明のべたなギャグ
寝そべって
漫画を読んでは叱られる
叱られては堪らない
堪らないから考えた
T−topを ....
7月のギラツク太陽を浴びて
どこまでもどこまでも
黙々と歩む

草の茂る石ころ道
改修なった下品な川が
白く横たわっている
白い腹に短いパンティ

もうどれくらい歩いただろう ....
なんでだろね
分かり切ったことを聞かれる
分かり切ったことを聞かれて
分かり切った返事をしても
なんでだろは安心しない
ひとばんじゅう
なんでだろって
うるさく呟いて
それで安心して眠 ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
電車のカベを
明るいデジタル色に塗りつぶし
小さな文字が見える
たくさんならんで見える
隣接する隙間では
カッサンドラ王女が踊る
灰色の塗の粉を踏んで
微かな足音を残す
ひたむきな兵士 ....
もうひとり詩人が欲しいわね
彼女が言うから
もう一人生むことにした

{ルビ同胞=はらから}は多い方が賑やかだ
哀しいときは
兄と妹で手をとりあって泣くのだ

経費のことはまかせな ....
                 

不可触賤民、ミンミン
不可職選民、眠々
不過食選民、民々
ネットの隙間の眠々
なまねこ様はなまねこと
非待時式非交換線群を
軽弾みに爪弾いて
ね ....
  

良くない蛙
飛べない蛙
湖で育った
七面鳥
クワガタムシの侍たちが
堂々と行進する
背高のっぽの高圧線
ぐわぁーんと唸る
風の強い日

美登利虫
泣き虫
お玉杓子
 ....
子供達は塾へ行く途中
車の酔っぱらいをひき殺す
音楽は定型詩だと思うのだよ
それだけで
お終いにするつもりなのか

猫が踊り犬がはしゃぐ
そんなことを言っているだけで
金持ちにはな ....
かいつぶり 片目瞑って 飛んで行け

そらにはヒカリ 地には蜘蛛 食われる獣 食わない死人

みんなみんな大きくなった 伸びた顎髭 剃ってみろ

胡瓜の佃煮食べてみる 甘酸っぱくて ....
みぞれの降る中 
父のコウモリをさして
図書館に行く
(春とは名ばかり)
早咲きの水仙は凍え
風雨は破れた生け垣を震わせ
裸の額に夕暮れの灯火がにじむ
本当に寒くて泣きたくなった

 ....
知らないくせに
知ったふりして
大きな顔して
世界は回る
回る地球は
ひだり巻き
ねじ回しを
押っぴしょる

軍事内閣
戦線不足
木霊誰何が
甘くなり
売れなくなった
終戦 ....
文科省認定漢字検定準2級問題集
この一行でも明白なことではあるが
アラビア風の衣裳を着ている余所者
漢字ではないものが一人潜んでいる
それが我が国の文化的な特徴と誤解

    ....
ジャンボと呼ばれて
恥ずかしそうに
笑顔を向ける
強いプロレスラー

無敵なのはブリキのクルマ

強すぎる季節限定の清涼飲料水が
宣伝中の富くじ

裸でも過ごせる夏は
死人が ....
ゆれるこころに
アンギラス
鋸鮫の夾竹桃

吹っ飛んだ冠に
ことばを入れて
かわずの寝床に
ヒナゲシを

ふりむけ
そこのけ
キリギリス
二人の隙間は
狭すぎる

 ....
バルコニーに上がって
退屈なときは
シャボン玉を吹いたり
ハモニカを吹くんだ
風がさわさわとして
気持ちが好いよ
近所の子供が自慢そうに言う
最近引っ越してきたばかりの子で
2階建 ....
疫病が蔓延して
またひとつ
古い村が捨てられた

縦穴住居跡には
いつも怯えたような
青白い満月がかかる

古代を復元した月が
青白いのは空気が澄んでいたから

ここにも ....
海の見えない
深い森の中で
事件は起きた

たまごから
孵ったばかりの
おたまじゃくしは
幼いから
なにも知らずに
鰓呼吸をする
木の葉が沈んだ
たまり水で育つ

藻を食べて ....
表札を掲げるのは
自己確立のためと
現在では思われている
だから地球上の
どこに表札を掲げても構わない

流木の表面に掲げても
氷山の軒下に掲げても
番傘の柄に巻き付けても良い ....
エリンギとはなにか
考証してみた
いや
考証しようと考えた

名前の
瞬発力からは
超能力のある
伝説の占い師の名前であろうと考えた
古来、占い師は
男である場合が多い ....
                      改04.05.16

原爆が落ちていらい
腹が立ってならない

土の色をした指が嘆く
野菜クズを畠に蒔いてヒマをつぶす晩秋


巫山戯 ....
囲みを破って
無体な輩が
やって来るので
怖くなり
横丁に逃げた

横丁は
猿の群に占拠され
ご隠居さんは
ズダズダに引き裂かれ
食われて ....
グリコのおまけのグリセリン
咲いたばかりの美しい
グラジオラスに擦り付け
花咲爺に殴られた
そんな台詞は納屋にしまって
早起き鳥がコケコッコーと
軍人精神が染み込んだ生卵を
青大 ....
きーたんが笑う

きーたんが笑うと
みんなも笑う

笑わないと
だれかに撲たれる

強いきーたんが
楽しそうに笑うから
安心して笑える

きーたんは怒らない
いつも愉快そ ....
切り刻んだお新香
にたにたと醤油をかける
薄化粧の私の娘
二十歳が匂う
裸鰯は漁らないが
花柄の帯を締めた
固い絆の海女たちと
今朝も鋭い磯笛を
吹く

ブリキの潜行艇に乗り ....
大きな木の枝に縄を架けて
ブランコを作る
日がな一日
ブランコ、ブランコ
秋になると実がなって
地面に落ちる
拾って拾って
ブランコ、ブランコ
クりの実 ....
ほとんど白に見える山桜
山中に点景のように咲いている
近くにいくと何しに来たというように
無視しようとするので
おまえを見に来たのだというと
ちょっと嬉しそうな顔をする
こ ....
センチだ
メートルだと
カタカナの単位が威張ってる
センチメンタルは流行らない
比較する基準が変わる
じゅうばいのじゅうばいのじゅうばい
目が回るほど遠いと思う
比較的長いと思う ....
江戸っ子の
おきゃんといなせがくっ付いて
魚屋を創めたよ
時々遊びにいくと
人工甘味料のだけの
昔はそれしか無かったんだ
オレンジジュース
好きなだけ飲ましてくれた
 ....
五月の岡を歩いている
松林の間から
ひめ春蝉が鳴いている
ここは
天国ですか
みんなは笑っている
天国かもしれないが
あなたの天国であり
私達の天国ではありませ ....
たもつさんのあおばさんおすすめリスト(86)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
緑のT-top- あおば自由詩2*06-2-5
ねこじゃらし- あおば未詩・独白2*06-2-4
疑問- あおば自由詩3*06-1-5
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
草原の土- あおば自由詩2*05-9-9
月夜- あおば自由詩12*05-9-2
ひょうたんマラカス- あおば自由詩305-8-11
塩分濃度- あおば未詩・独白1*05-8-8
定型詩- あおば自由詩1*05-8-2
かいつぶり- あおば未詩・独白4*05-7-31
おはじき- あおば自由詩5*05-7-28
小玉西瓜- あおば未詩・独白3*05-7-21
いつか暑すぎた日の夏秋夏- あおば未詩・独白5*05-7-21
ブリキのクルマ- あおば自由詩4*05-7-18
身体気象情報- あおば自由詩2*05-7-2
ベランダで栽培するプチ・ボーイフレンド- あおば自由詩1*05-7-1
月曜の夜- あおば未詩・独白3*05-6-20
詩禁止令第三条- あおば自由詩6*05-6-8
流木ハウスにおける表札- あおば自由詩1*05-6-7
_彼女はエリンギ中毒- あおば未詩・独白4*05-6-3
原爆息子- あおば自由詩405-6-3
絵本- あおば自由詩105-6-3
グリコのおまけ- あおば未詩・独白1*05-5-12
きーたん- あおば未詩・独白3*05-5-9
沢庵の尻尾- あおば未詩・独白2*05-5-8
椎の実- あおば未詩・独白1*05-5-1
山桜_- あおば自由詩3*05-5-1
センチメンタル- あおば未詩・独白6*05-3-27
オレンジジュース- あおば自由詩3*05-3-26
ひめ春蝉- あおば自由詩9*05-3-26

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