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艶やかに悲しく舞い

やがて朽ち行く 姿を例え

顧みる世のひと心


愛した数を数えるように

ひとつ ふたつと ビイドロはじき

やがて泪が枕を濡らす

いっそ目覚 ....
ホンのちょっぴりの覗き穴から

凝縮された時間が入り込み

反転した世界が焼きつく

現像するまでは分からない

幻想の世界は

リアルな世界を少しだけ

歪めてみせたりする
 ....
あなたはためすように
月を詠むのです
椿の花が落ちる夜に
闇から色を分かてるのか
ためすように
あなたは月を詠むのです

くれなゐは
いつぞの契り
くれなゐは
今わにみ ....
おかもと君は
わたしの初めての人に
なってもいいと思ってたのに
夢ばかり語って
てんこーして行ってしまった
手紙を書くよと言ったきり
年賀状もこなかった

おかもと君の夢は
とほうも ....
目隠し鬼さん
手の鳴る方へ
おばかさん
後ろの正面は誰

あの子が欲しい
十五夜お月様
ぺったんぺったん
ウサギを殺せ

(うんざり)

あの子はいらない
 ....
私の想いは届かない
どんなに胸を焦がしても
あなたは私に気付かない

あなたの前を行ったり来たり
私は哀れな{ルビ自動人形=オートマタ}
涙さえも流せずに
くるくる踊る道化者


 ....
風に舞うほのかな匂いは
今もまだ鼻腔に残る
景色は暗くなり
見えないものが光り出す

剣が舞う
盾が割れる
戦士の声
響く

忘れないように泣くでしょう
優しい ....
拝啓、先生へ

私は今、とても怖いのです
あの頃の私に戻ってしまいそうで
私はとても怖いのです

あの頃の私は
今思えば悲しいくらい
いろいろな物につき動かされて
多く ....
友達ってほどじゃない
それくらいの知り合いの
彼氏と知り合いになってしまった
彼女を知り合いだと
言いそびれた
ヤバイと思ったのは
見た目がタイプだったから
小柄な体のバンドマンで
ギ ....
角を曲がると
小学校
目の前に
小さな文房具店
信号が変わるのがいつも遅い
大きな道路への抜け道
自転車も足早に過ぎ去る
空は青く
遠い
いくつもの別れ道
何度も間違った
家に帰 ....
照る照る坊主が
首吊り人形に見える



ママの姿
パパの姿

照る照る坊主
首吊り人形

呼んでも起きない
だらん
だらん
音が聞こえてきそう
 ....
お日様にたっぷり干した
ふかふかのお布団くらいの
ホットケーキを焼いて
十匹の虎が走り回ったくらいの
たっぷりのバターをのっけて
お風呂に張ったくらいの
たっぷりのはちみつをかけて
いち ....
偽りを欲した時、私はまだ幼くて
月夜の美しさも、怖ろしく感じていたのでした

しかし幼いとはとても都合のよいことで
私はそれゆえに今よりも遥かに
残酷でいられたのでした

偽り ....
あきらめたように
あなたは
横たわった
目を見開いたまま

この世の最後に
見つめる風景は
あなたの愛した場所かしら
それとも

思うほど
劇的な何かが
あったわけではなくて
 ....
ファミレスで
つきあってた男の子と
もうさめたコーヒーを飲んでたら
外は雨で

雨はいつから雨になるんだろうね
いつ空から落っこちるって
決めるのかなあ


そうゆうふうなことを
 ....
そこには誰もいない
そよ風の吹くガーデン
椅子と
テーブルと
お茶セット
バラの花びら

わたしは見ている
風なんか吹かない場所で
誰もいない場所を
見ている
毎朝決まって川沿いの遊歩道を散歩している
古びた 老人ロボットと
ほとんど毎日すれ違っている女子高生ロボットの側で

ガンジールックな哲学者が行ったり来たりしながら
何やら彼にとっては
非 ....
男は我ら女を侵略する
二つの山あいを 猛々しい手と舌で闊歩しながら
歯向かうものなら 優しいその抱擁を武器に沈めてしまう
……その腕の海に
我ら女のか細い理性を切り取ってしまう
……細い糸を ....
こどものころ
よく聞かれました
大きくなったらなんになりたい?

わたしはいつでも
お菓子屋さんと答えたけれど
ほんとうは
ちがうの


わたしは
大きくなっても
なんにもなり ....
貴方ともう一度だけ

最後に



ワルツを




『最後にワルツを』


教師生活で
一番長く努めた
其の学校の廃校が決まったのは
年の瀬を過ぎてすぐだった

 ....
青臭ささと
独特の朽ちた匂いに咽ながら
竹林の脇にあった
枇杷の木に登ろうとして
足を滑らせた時に
竹の葉っぱや
枝の柔らかな土に埋もれそうな
汚い水溜りが
ゆっくりと沸いていた
最 ....
当たりくじを引いて大笑い
外れくじを引いても大笑い
犬に吠えられても大笑い
石に躓いても大笑い

笑う門には福来たるって言うじゃない?


さぁ Everybody let's si ....
笑ったらいい

空虚のなかに立ち尽くし 何も掴めない僕を

好きなだけ笑ったらいい

怒りなんて覚えないから





笑ったらいい

暗闇の中を彷徨い 何も見つけられない ....
{引用=


一、擬人法


かなしむこころではなくて
かなしみという言葉を覚えなさい

よろこぶこころではなくて
よろこびの色彩に詳しくなりなさい

問うことはよそ ....
おおきなカバンはいらない

なるべくなら
手ぶらが
いい


気の向くままに街を

ゆかいなものに
流れるものに
みじかく綺麗にあいさつをして
気の向くままにときを

 ....
何もないところから
何かが生まれることはなく
何かがあるから
何かが生まれる

人がいないところから
人が生まれることはなく
人がいるから
人が生まれ
生活が生まれ
工夫が生まれ
 ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ....
グスタフ・クリムト作 『接吻』には、
恋人の頬に背後から口づける男と
その愛撫に恍惚の表情を浮かべて応える
女の姿が描かれています。

他者を愛することのできないわたくしは、
これまで自 ....
焦りをおぼえた場所からは
やさしくきこえる
誘惑のつめ


口笛をなつかしむまでは
曲がり角などこわくはなかった


憂いにまみれた地平には
消せないほのおと
水夫のつばさ
 ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
藍静さんの自由詩おすすめリスト(384)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月蛹- 彌月自由詩5*07-1-20
ピンホール・カメラ- 彌月自由詩4*07-1-18
月を詠むひと- Rin K自由詩39*07-1-16
おかもと君の夢- ふぁんバ ...自由詩35+*07-1-16
お子様ごっこ- なかがわ ...自由詩1*07-1-16
恋する自動人形(オートマタ)- 未有花自由詩13*07-1-15
- なかがわ ...自由詩1*07-1-14
カイライ- なかがわ ...自由詩3*07-1-13
知り合いの彼氏- チアーヌ自由詩607-1-13
奇跡- チアーヌ自由詩1007-1-13
雨、照る照る坊主- なかがわ ...自由詩5*07-1-13
ホットケーキにはちみついっぱい- ふぁんバ ...自由詩14*07-1-12
偽夜- なかがわ ...自由詩5*07-1-12
死体- チアーヌ自由詩807-1-11
私は詩人じゃない- ふぁんバ ...自由詩8*07-1-11
誰もいない- チアーヌ自由詩507-1-11
非線形光学特性の研究- オズ自由詩407-1-10
愛を盾に- きりえし ...自由詩8*07-1-10
こころの色- ふぁんバ ...自由詩10*07-1-10
最後にワルツを- 蒸発王自由詩12*07-1-10
正孔- ねなぎ自由詩107-1-10
スカ- 1486 106自由詩8*07-1-10
笑ったらいい- 自由詩207-1-10
小詩集【擬人絵図】- 千波 一 ...自由詩14*07-1-10
スケッチブック- 千波 一 ...自由詩13*07-1-10
その人が生まれる- ぽえむ君自由詩8*07-1-10
風の中で何かが消えた- ぽえむ君自由詩9*07-1-9
心の在り処- 白寿自由詩4*07-1-9
列島- 千波 一 ...自由詩13*07-1-9
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9

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