すべてのおすすめ
窓から忍び込んだ風 僕の生まれた季節を運ぶ
少し風邪気味だって言えば 心配してくれるかな

愛って凶器と 孤独って盾
矛盾を生むことは 必然だったのかな
最後の最後まで その優しさに 甘えて ....
子供たちは
キティちゃんのホークで
なぽりたんを召し上がる

何千キロという海の大きさも
何十万ガロンという容積も
その喫水の深さも
まるで想像できない
きっと、大切なことなのだろう
 ....
あなたは
いつも楽しそうだけど
時々
みんなから離れて
ぽつんと一人で
カメラをいじっているよ

わたしが寄っていったら
笑って
たまには
わたしの写真を
撮ってくれるから
思 ....
ほんの10年くらい前。

ケータイなんて持ってなかった。

ケータイすら流行ってなかった。

あの頃、どうしてたっけ。

ひとりぼっちの時。

誰かにメール。

誰かに電話。
 ....
水色の傘の中

きみを同じセカイに
呼び込んだ。


ネェ、イッショニ、イヨウヨ。




きみが

違う誰かにウツツをぬかしているうちに




アタシの ....
暗闇に光る君の瞳
影から影へ移る君の姿
君は夜に生まれたから
そのまま夜を身にまとい
ひとり息を殺して闇を行く
夜は君の姿
闇は君の心
影は君の名前
そして沈黙が君の言葉
けれどそん ....
君が他の誰かを好きになれば

食事は喉を通らず 眠ることもできない



    それで死ねる

    きっと 死ぬことができる
世紀末、
虫が電灯で
渦をまいている
暑すぎて
ぼくは蒸発してた

鱗雲に投げかけた
{ルビ地球=ほし}へのラヴソング
小5のぼくは
顔を赤らめて、
夕焼け{ルビ頬=ほお}

 ....
血がでてるよ

言われて気付いた


そういえば痛い
なでるような叩くような信号が破壊されてるような
感覚
いつ配線を傷つけたのか
正常のなかの異常な部分がむきだしになる ....
書けない言葉の奥の
足りない夕日の中に
今も聞こえている風景がある

諦めたその視線に映る手のひらと
日々表情を変えていく ベランダの空

懐かしむかわりに そっと靴を履く
今の僕らな ....
僕の今いる部屋からは月は見れん

窓から乗り出して東を見ても黄色い奴はおらん

パソコン閉じて さあ帰ろうかなんて思うときに

そういえば最近 月を見てないなぁなんて

センチな発想し ....
屋上では映画がひっきりなしに流れている
でも誰もいない
わたしひとりしかいない

屋上から見る景色の半分は空で
誰かが火をつけたみたいに
スクリーンは赤く燃え上がる

こつ ....
ほのかに薫ってる。

いつからか、

いつまでか。

気が付いたら、微かに。

今、気付いたくらいに。

明日には、消えてるかもしれない。

ほのかな薫り。

火がつこうと ....
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた

パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに

  いや、空気はすんすん言っていた

なんだ
 ....
弁当箱を開けたら
いつも陽気に やぁ、と言ってくれる卵焼きが
いなくなっていて かわりに
君が嫌いと言っていた
春菊の白あえが 乱雑に押し込まれていた
ぼくは 胸の奥がしゅうん、となったけれ ....
さよなら

気泡みたいなことばを
無造作に夕暮れに飛ばしてみると
橙にすっと溶けていったのは
声が震えていたせいかもしれなかった

車輪の音、渇いた
ペダルを思い切り踏みしめて
陽炎 ....
波打ち際で
砂に埋もれかけた
木製の小舟が
少年の夢にたたき起こされ
夕映えに浮かぶ

かもめが船頭になって
赤く染まった海を進んでいく
静まりかえった海面に敷かれた
赤い絨毯は
 ....
目を閉じれば、朝が来ないかも知れない。

明日、が、無くなってるかも知れない。

俺、が、亡くなってるかも知れない。

世界、が、失くなってるかも知れない。

次の幕開けを待つ、暗闇の ....
夜が好きだった
暗くても明るくても 夜が好きだった
実家にいた頃 夜はすぐそこ
手の届くところにあった
今はもう 背伸びしても届かない
夜が好きだった
夜に抜け出す私も好きだった

夜 ....
君を好きになって 嫉妬がオマケについてきた 郵便番号もわからない
気だるく光る朝の太陽
トンネルの中で輝き続ける
あのオレンヂ色の光の方が綺麗だと思った
星に願いをかけた事は無いと思う
目を閉じて夢を見る事は何度かあった

珈琲に ....
朝のように 夜のように
当たり前に 僕はいよう

ワビのように サビのように
心に沁みて いたいよう

空のように 風のように
当たり前に 僕はいよう

眠りの中に落ちていく ....
彼女は、いつ。

彼氏を、諦めたのだろうか。

彼氏は、そんなこと気付かずに。

彼女は、新しい抱き枕を抱きしめた。

そんな彼氏は、いつ。

彼女を、忘れられるのだろうか。

 ....
臨界点ならとうに越えた
 さぁ
 夜がくるよ


さよなら お月さま
俺は、あんたに届かない


こうばしいパン
かぐわしいコーヒー
光が蔭る砂時計とともに
ひまわりの形をした ....
雲行きが怪しい夜明けに
薄手のワンピースとハイヒールで街に出る
どこへ行こうなんて考えられない
始発電車の行方は知らない

傘は忘れた みんな捨てた
どんどんなくなっていく
がらんとした ....
不安、というか寂しい。

よ。


何か、何だかこの頃は、世界が上手く転がっている。

多分、良い方向に。


何か、忘れてる気がする。

好転が、終わってしまうかも ....
昨日、可愛い人を見つけました。

もう、出逢うことなんて。

もう、すれ違うことなんて。

ない、と思うけど。

少し、寂しいな。

どんな風に、可愛かったかを。

説明しろっ ....
月の瞳に
海が映るのか
海の鏡に
月が潤むのか

旅立ちはいつだって
こんな夜の、ブルー

マストを背にした
ひとつひとつの心に
青はなにを
語りかけるのだろう



 ....
弟の所有する剃刀は艶かしく

夜毎風呂場で光っている



あなたが好んで着た服と お気に入りの携帯

それに似た 弟の剃刀

赤と銀の大胆で男性的なデザインを持つ

弟の剃刀 ....
スポイトで吸った液をガラスに乗せ、顕微鏡で覗いた神秘の世界。
銀河の始まりもこんなに小さなものだったのだろうか。
サボテンの刺、蜘蛛の脚。命は先端にまで満ちていて。
髪の毛の先や爪の先まで ....
緋月 衣瑠香さんの自由詩おすすめリスト(549)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君離れ- 蒼穹自由詩5*07-10-24
キティホーク- 佐野権太自由詩21+*07-10-24
曖昧ならせん- とうどう ...自由詩25+*07-10-22
圏外。- 狠志自由詩207-10-22
これイジョウにないセカイ。- Sa;自由詩207-10-19
黒猫- 未有花自由詩12*07-10-17
死ねる- 北大路京 ...自由詩8+*07-10-13
1999年- ゆうさく自由詩6*07-10-13
十四歳- アオゾラ ...自由詩15*07-10-9
風景が、聞こえる- 自由詩9*07-10-8
今夜は月がでてるのか- 短角牛自由詩5*07-10-5
屋上映画- ゆうと自由詩2*07-10-4
創書日和「淡々」- 狠志自由詩407-9-30
さがしもの- フクロネ ...自由詩9*07-9-24
黄色い糧- 深海とと ...自由詩207-9-24
夏追い- 夕凪ここ ...自由詩1807-9-23
小舟- 乱太郎自由詩26*07-9-21
長い夜に。- 狠志自由詩407-9-21
夜が好きだった- 明楽自由詩607-9-16
もれなく- 北大路京 ...自由詩6*07-9-15
天国の住所- 虹村 凌自由詩2*07-9-13
当然- 北大路京 ...自由詩10*07-9-9
涙だけ。- 狠志自由詩307-9-7
おくられた影法師(月が輝く大地へ。たぶん愛をこめて)- 空雪自由詩8*07-9-6
- 宮市菜央自由詩3*07-9-6
ちょっとだけ。- 狠志自由詩207-9-6
何ともない毎日の中で。- 狠志自由詩407-9-4
「フロンティア・ブルー」- Rin K自由詩29*07-9-1
悩ましき剃刀- 琴雪はつ ...自由詩207-8-30
『理科室』- 東雲 李 ...自由詩8*07-8-29

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