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水は途絶えを忘れる薬
波を待ち望む青年や
イルカを愛する少女の瞳
波うち際に揺れる小舟や
小高く揺れる果樹の枝
彼ら
彼女らの
その目の海は
わたしには見えない
....
なにも見ない
なにも聞かない
なにも言えない
いつから見ない様にしたのだろう?
ちいさな時、あんなに鮮やかな世界だったのに
いつから聞かない様にしたのだろう?
知る事が、あんなに楽 ....
傷付けてほしくない
私の心は年寄って
もうこれ以上の傷は扱えないと言う
私が若かった頃は
怖さなど無かった
もし私に心
1000個あったなら
その全てであなたを愛したでしょう
....
きょうも、あたしは消えました
開きかけノートをほっておいて
飲みかけのコーヒーをかたずけ忘れて
お風呂も洗うのを忘れて
「さよなら」
....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる
あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
ゆっくりと走り始めた君は、交差点で急に後ろを振り返り
やっぱり私、生きようと思うの、と
その周りを、背中の汚い魚が眩しそうに君を見ていた
この世界は、君が住むには過酷過ぎた
君の手首から流 ....
あなたが海を歌うとき
わたしの瞳は波になる
愛していたと
告げる言葉が悲しくて
静かに揺れる波になる
あなたが空を歌うとき
わたしの胸は波になる ....
黒い猫は雨に打たれて可哀想でした
可哀想だったけど暗い路地裏にいたので
誰にも気づかれないで一人でにゃー、とかぼそく鳴いているだけです
冷たい雨が
猫を打って
誰かに拾われたほう ....
当たり前だけど
「性格がいい」なんてことや
「思いやりがある」なんてことは
二の次三の次
目の前にズラーっと並ぶ
モデルのお姉ちゃんたち
さあ始まるよ
審査審査オーディション
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