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僕ん家の家計は火の車で
ランドセルはお姉ちゃんのおさがり
小学校では心無い同級生に
赤い色が女の子っぽいと笑われた

そのたび僕は文句を言って
仕事帰りのパパを困らせたけど
 ....
噛んだ唇から
滲む血の味
鉄と酒と汗が混じり
この上なく不味い

今日も視線が通り過ぎた
降りかかる事の無い声が
目の前で遊んでいる

枯れた涙が頬を伝い
無為な恨み言だけが
今 ....
黄色の花は枯草に足元を譲り
冬の陽だまりが
影もつくらず
土に隠した春の気配を
内緒で温めている

霜を忘れた僅かな緑は
十二月の大気に身じろぎもせず
去年のうたや
 ....
コーヒーは、苦かったんだ。

いつからだろうか。

こんなに呑むようになったのは。

いつからだろうか。

無糖コーヒーが飲めるようになったのは。

いつからだろうか。

カフ ....
笑わないって言ったけど
ごめんね
笑っちゃった
そんなつもりで笑ったんじゃないのよ
ねぇ くすぐったいから手は肩において
そう そこにおいて
うん
ごめんね
私は嫌な女の子よね
でも ....
 取り合えず、洗面所に行け

 顔洗え

 洗ったか?

 じゃあ、足元を見ろ

 何が見える
 

 汚いカビか 汚れた足か 割れた爪か

 よく見ろ
 
 ....
さんたさまへ

さんたさま

このせいなるひに

きっらきらの

あい

をください

せかいじゅうに

ください

うまれたば ....
惰性的な円グラフよりも
    もっと見栄えのしないのは
       妥協的な帯線グラフです

妥協的な帯線グラフより
    もっと見苦しいのは
       安逸的な棒線グラフです
 ....
ちいさい頃

秋になっても淋しさなんて感じなかったのにね


歳をとる度

切ない気持ちが濃くなってきているようです


ちいさい頃

大人は強いと思ってたのにね
 ....
サンタになる
と 義父が言ったのは 六十歳になったあたり
子供の頃からの夢だと言い
衣装をそろえ 駄菓子を買い込み
白い布など用意したので

義母は 義父用に衣装をつめたり
白い袋にした ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日

モノを想い
人を想い
時を想う

その年に起き ....
お風呂上がりに
冷蔵庫を開ける
とっておいたプリンが
どこにも見当たらない
「あれなら食べちゃった」って
とっても楽しみに
してたので

ケンカ しました
プリンのことで
ケンカが ....
今居る場所を
具体的に説明
することが
できるだろうか

東から太陽が
差し込む山手線内
七号車中央出口付近
代々木原宿間

つり革につかまる
ぼくが居る
 ....
僕がまだ小学生だった頃。

父と母は毎日の様に喧嘩をしていた。
母は父の稼ぎの少なさを貶し。
父は病弱で働きに出れない母の不甲斐なさを責めた。

『お父さんとお母さん離婚するかも知れない。 ....
蒼い海峡の水面に、座礁した街がゆれる。
煌々と月に照らされて。
わたしが走るように過ぎた感傷的な浜辺が、
次々と隠されてゆき、
閉ざされた記憶の壁が、満潮の波に溶けて、
どよめいては、消えて ....
東京で買ったお洒落な服を着て街を歩く。
けど、通り過ぎる女の子の
誰も俺を見てない。
むかつくから母に下駄を買ってくるように命じ(海で裸足で遠くまで歩いてたら盗まれた。)
下駄を履いて街に出た ....
今日は天長節だ
天皇誕生日
なんで自国の祝いをしないで
他国の宗教の祝いを盛んにするの?

ある人が言っていた
商業主義儲かればいい
景気が良くなればいい
ゲームを貰えればいい

 ....
中央図書館を出ると 
すでにとっぷり陽は暮れて 
人々が行き交う広場の真ん中には 
イルミネーションのまばらなさえないクリスマスツリーが 
それ以上でもそれ以下でもない素朴さで風に揺れていた  ....
宝くじに当たったよ。
3億円ゲットしました。

僕の生涯賃金を一瞬で凌駕してしまいました。
今までの苦労はなんだったのでしょう。
昼も夜も休み無く働いていたのはなんだったのでしょう。
慢性 ....
季節もやがて真冬へと移るこの空の下

風は冷たく感じ風が僕を追い越していく

粉雪が舞い降りてきそうな空を

君と二人で見上げてた

空を見上げると幾千もの星達が

無 ....
どうして夢の中でも走れないんだろう

いつも足がもつれてしまう

あれってほんとに歯痒いよね

せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
病院の古い長椅子は
もうすっかりガタがきて
座るとギシギシと
独り言でも言ってるみたいだ

そこにはいつも
お爺さんやお婆さんが座るから
僕はめったに座らないのだけど
ちょっと興味があ ....
黄色から赤信号に 変わった
コンビニエンスストアの 前の交差点

朝 うっすらと雪で凍っていた路上も
お昼を過ぎる頃 スリップする心配もわずかに緩み

直進の列に いつものように 並び
 ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....
この 響きの 深く 
清めた 場所で
流れる感情の帯 旗として 掲げ

密かに 掲げ 夜を見詰めて
この 夜を祈り通し

星をいだき
星をささえ

深まる 夜ごと 夜ごと
闇が静 ....
見上げると 
ひらひらと北風に舞う 
たましいのかたちをした 
まあるい葉が一枚
落ちてきた 

{ルビ煉瓦=れんが}の{ルビ椅子=いす}に座ったぼくは 
腰をかがめてそれを拾うと 
 ....
仕事帰り
子猫一匹見つけた
ダンボールの中で凍えてた

子猫が僕に気づく
少しの間 一人と一匹は見つめあう

僕は手を差し出してみた
子猫が手をのせたと思ったら引っ掻かれた

子猫 ....
風邪をひいた

2年ぶりだろうか

前に風邪をひいたとき

友人はまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

父もまだ生きていた

前に風邪をひいたとき

 ....
 虎になった
 黄色と黒で 都会のようで
 {ルビ四本=しほん}の足が 致命的で
 
 神秘と静寂のギリギリに
 透き通るように立ちつくす
 

 虎になった
 爪と牙が 怯えのよう ....
取り急ぎ、
申し上げます。


(中略。)


そうしてぼくは、
きみよりお年寄りになって、
しまったのでした。

だから。
いつか向こうに着い ....
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