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セミの抜け殻を
たくさん集めて帰った
何となく
母にほめてもらえる気がした
母はパズルのピースが足りない
と探していた
父は受話器を握り
そこをなんとかお願いします
そう繰り返 ....
ちいさな掌を
ひとつ結んでは覚えてゆく指あそび
ほんとうなんて要らない
と言い聞かせながら
それは未だ新しい

老いさらばえた両腕は
調和したスープと
子守歌で満たされる
動かな ....
今の君にとって
最高にして最大の敵がいる
君はその敵に向かっていかなければ
明日の君の存在はない

もちろん逃げることもできる
けれどもそれは
君は君の過去に生きるだけを意味する
居心 ....
そう、遠くはないから。
大丈夫。
光の淵へ遊びに行こう。

夏になると
綿毛の灰色と
安曇川の水と、
母さんのトルコ土産の
キーホルダーに付いた
じゃらじゃらした青い目玉の
 ....
今も世界のあちこちで飢餓に苦しみ
大切な命をおとしている子供達がいる

今も世界のあちこちで性犯罪が起き
苦しんでいる女達がいる

今も世界のあちこちで戦争により
尊い命を亡くした人 ....
ほれよくご覧じろ
誰も助けてくれんだろう
気休めの言葉も
かけてくれんだろう

それが仲間という者ぞ
それが人という者ぞ

気の利く言葉が浮かぶ者
ほれほとんどおらんだ ....
僕は明日引越しをする
仕事上の都合で

電車にて
片道わずか一時間半の距離
大げさなもんじゃない

なのに
こんなにも心が寂しいのはなぜだろう


それはきっと
あの少年に会え ....
大きな本屋の片隅で
店員にも忘れられてしまった本が一冊
置かれた場所が奥にあるのか
興味を惹かない題名なのか
本に聞いてもわからない

言葉がこんなに近くとあるというのに
誰もが前を通り ....
夜寝る前に読書していると 
開いた本のなかから 
うっすらと光を帯びた手があらわれ 
わたしに差し出されていた 

その手を握ると 
不思議な想いが心に流れ 
明日に怯えるわたしの影は  ....
よかったのかもしれないな




そんなふうに 

思うなら






そのとき、
 
あなたは、 孤独の中にはいなかった






そう。    ....
君が おやすみ。と言ってから

僕が おはよう。と言うまで

こんなにも長い
時間を
僕はもてあましたまま


深い深い 暗闇に沈む


そしてまた ぼやけた時間の中で
追い ....
もし 
きみ が ぼく を 
ガラスの水晶のように 
見てるなら 

少しでも指にふれたら 
汚れてしまいそうな 
壊れてしまいそうな 
世にもきれいなものとして 
見てるなら 
 ....
しんだらいいのに なんて
そんなに簡単に口にしないで
何気ない一言なのかもしれないけれど
現実には起こりえないと思っているかもしれないけれど
それは実はわたしたちのすぐそばに潜んでいて
すこ ....
旅先の田舎のベンチで
君の名前を見つけたよ 
夏子
いつたい誰が 断りもなしに
君の名前を書きつけたりしたんだ

(こんな色褪せた おんぼろベンチの
背凭れに 乱暴な稚拙な字で  ....
くらやみにいる


ながい、ねむりの中にいた


めざめる孤独。

動きはじめることへの 

おそれ






よわい






寄り添う ....
家賃と食費を かせぐためだけの
生活だけど まんざらでもないと
思いはじめているが ヒーローに
冒険へ誘われたら すべてを
うっちゃって 駆けつけねばなるまい
 今
 ここ
 自分
 俺が自由にできることさ

 確かに俺はスーパーSが強いかもしれないな
 こうあらねばならぬ
 こうしなければならぬ
 そんな想いが強いのは確かだよ

 誰か ....
 
 私は寂しがりや
 私は結婚している
 私は左利き
 私は百貨店の売り子さん
 私は良く笑う
 私は靴が好き
 私は・・・
 私が私について深く考えずに思い浮かべた時。
 すらす ....
生まれたばかりの言葉は
まだ何も見えなくて
朝の光と音だけを
感じるままに反応する

言葉は意識を持ちはじめ
ようやく言葉は
言葉として目覚める

言葉は
見えるところへと
届く ....
怖かったんだろうね
 風が死んでたりしたろうから
  ビルヂングが アロガントに まばたきもせずに
   夜空を おまえを 無視したりしてたろうから   


今日 ....
何かが去ったあとの高鳴り
大きなひとつの花になり
たくさんの小さな羽になり
微笑みながら消えてゆく


ひたされたとき
見えるかたち
雨はすぎて
胸とくちびる


 ....
本当は大好きなくせに
本当は抱きたいくせに
「そうしない方が僕等の為だ」なんて
シラフなのに言わないで
噴き出しちゃうじゃないの

ねぇ
本当は抱きしめたいんでしょ?
髪を撫でて匂いを ....
あだしのくんは、
ときどき冷たくなる。

あたしの隣で眠っていると、
あだしのくんのからだが冷たくなる。
あだしのくんの蒼白い肌が、
さらに蒼く透きとおって ....
赤い絵の具に緑を混ぜたら
茶色になりますね
それがどうしたと言われても
こまるのですけれども

すっかりパレットが汚れましたね
絵は完成しましたか
ここからその絵は見えなくて
ただ汚れ ....
私たちが住んでいるこの地球は

大気があり

水があり

そして生物がいます



太陽系の9つの惑星と60個以上の衛星のどこを探しても

そんな星は地球だけです
 ....
今あなたが見ている空は
どんなにがんばっても
裏側までは見ることができません
けれども
その裏側を想うことは
できるはずです

今あなたが見ている人は
どんなにがんばっても
心までは ....
嘘は嫌い
自分に自信がないって言ってるようなものじゃない
アンタが今ついてる嘘
私には嘘だってバレバレよ
だってそんなこと有り得る訳ないじゃない
そうでしょ?
嘘だって言ってよ
そんなの ....
「人は言った。 」

貴方に貰った言葉がある

随分前だけれど今も覚えている

けどね、たまに忘れたい時がある
とてもね、覚えているって言うのは
切なくて時に辛いんだよ
 ....
昨日久々に出会った無限は
疲れ切った顔をしていた
巨大な影を携えて
途切れ途切れの息でこう言った

歴史はどんどん積み重なるだろう?
例え世界が有限であったとしても
時間は永 ....
 婚約指輪を失くしました。

 大切にしたくってトイレの後、外して手を洗いました。

 そしてそのまま忘れてきてしまったの。

 30分後に電車の中で気づいたの。

 心臓がド ....
ごまたれさんの自由詩おすすめリスト(455)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
セミの抜け殻パズル- たもつ自由詩19*06-11-21
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そんなふうにも_思えるから- わら自由詩6*06-11-20
こんなにも長い- ウデラコ ...自由詩8*06-11-19
ガラスの水晶_- 服部 剛自由詩12*06-11-19
しあわせのもろさ- アキラ自由詩1*06-11-19
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救世主- 山崎 風 ...自由詩1006-11-16
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宇宙人、襲来- むむ自由詩506-11-15
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無限- なかがわ ...自由詩4*06-11-14
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