すべてのおすすめ
はるか遠い道のりを
いつまで続くとわからずに
今この一瞬の始まりの
想いを胸に抱きつつ
信念とともに動き始める
ひたすら歩く道のりを
どこまで続くとわからずに
今この一瞬の高まりの
....
ものすごく
花を見たいと想う時
外は
なぜか雪が大地を覆っている
諦めきれず
かといって何もできず
この気持ちを心に抱き
想い描くのは
実際の外見の花よりも
ずっと綺麗な花
....
風が走る
土が舞う
水が震える
枝が軋む
風は思うままに
その力を誇示するかのように
押す力が押す力を加速させ
どこまでも走り通す
風が飛ぶ
森が揺れる
岩がずれる
波が ....
いつも未完成だから
いつも明日がある
そしてそれは
いつとして同じではない
どれも未完成だから
どれも進化がある
そしてそれは
どれとして同じではない
どこも未完成だから
ど ....
もともと人は
生きづらい中で
生きやすい生き方を
夢見てきた
その日を生きるのに
苦労して
やっとの思いで
夜の眠りに就くことができた
いや
明日が不安で眠ることを
許されない ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない
振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない
振り向かない力が
光と ....
少年は遠い空を眺めて
何を書きたいのか
何を描きたいのか
考えていた
空は高いまま
少年は青年になり
広い空を見渡して
何を書くべきなのか
何を描くべきなのか
決めていた
空は ....
何もかもが嫌になって
真っ白な自分がいる
けれども
そこから僕の夢が始まる
新しい僕の夢は
満たされていたときよりも
ずっとずっと
大きくなっている
何もかも失って
まっさら ....
どこにでもありそうな道端に
どこにでもありそうな大きな石が一つ
座っていた
ある人は
何の関心も示さずに通り過ぎていった
ある人は
怒りを感じて棒で叩いた
ある人は
その美 ....
今よりも
もっと大きくなりたいと想ったけれど
すぐにはできないから
今からできる
小さいことを見つけようと想う
今はまだ
ぜんぜん小さな自分だから
いきなり大きなことはできない
ま ....
翼は光に向かって
青空の中を
風に吹かれながらも
ひたすらに
羽ばたき続ける
見下ろすその海は
光を受けた
波と魚の群れが
きらめき瞬いている
翼は光に向かって
どこまでも ....
山の中の湖は
冬の空を見上げていた
晴れた空は気持ちいい
葉の落ちた周囲の桜は
寂しいけれど
光がその分入ってくるので
むしろその方が都合がよい
うんと背伸びをする
湖面が揺れ ....
焦らずに
焦らずに
道は長くても
道は消えたりしないから
道に沿って
君を見守る花がある
ゆっくりと
ゆっくりと
夢は大きくても
夢は消えたりしないから
夢に沿って
....
自らの足で大地に立つ
風の香りは
今ここに自分が存在することを
意識させる
自らの手で大地を{ルビ掬=すく}う
土の匂いは
今ここに自分が生存することを
認識させる
自らの目で ....
寂しくなって
歌う場所がなくても
森が舞台になってくれているよ
そっと行ってごらん
悲しくなって
歌詞が思いつかなくても
鳥が平和の歌をさえずっているよ
そっと聴いてごらん
孤 ....
朝
今年という
新しい光が大地を照らす
白い土から黒い土へ
今までの土に
さらに新たな土へと変わる
大地
今年という
新しい風が空へと舞い上がる
平らな丘から深い森へ
今までの ....
いつもの夜と同じだけれど
今夜はどこか違う
いつもの星が違って見える
いつも風音が違って聞こえる
今
時は新しい年を越えてゆく
時は時の山を登り
その頂から
新しい時を見下ろす
....
今日で一年が終わってしまいます
贅沢できなかった日の方が多いけれど
笑えた日をたくさん思い出しています
今日で一年が終わってしまいます
慎ましく生きた日の方が多いけれど
喜んだ日をたくさ ....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない
自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい
正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい
....
小さく微かな星の灯が
大地を照らすこの夜に
何も語らずその時を
佇むのみでいい
ゆっくり流れる川の音が
足音とともに響いてる
何も考えずその場所を
歩くのみでいい
その時にしか ....
氷のような風が
朝からずっと吹いている
体を凍らせて
心を縮ませて
地面を向いて歩いている
でも見上げれば
海のような空が
朝からずっと広がっている
体を伸ばして
心を開けて ....
人は
可能性がある限り
その可能性を信じ
どこまで行けるのか
力尽きるところまで
走り続ける
人は
未来がある限り
その未来を信じ
どこまで望めるのか
見通せるところまで
進 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい
旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく
時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく
時というものは
人と ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ
明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ
優しい朝だ ....
冬の大雨の日
どこからともなく
ノラ猫は家の庭にやってきた
近所では名の知れた
図々しく生きるヤツらしい
汚いから触るなと
大人は子どもに言い聞かす
力を失いかけながらも
木の ....
積み重なる年月の
日々の出来事は
何一つとして繰り返すことなく
情の起伏が不規則に
時の流れの中に
ゆっくりと沈められてゆく
積み重ねてゆく年月の
今日の想いは
何一つとして定まる ....
正月を準備する
派手な飾りから
ちんまりとした飾りへ
わずかな隙間から
広い世界を望み見る
そこには
竹の風が吹く
正月を準備する
動く飾りから
静かな飾りへ
はるかな雲間から ....
街では
緑と赤がすべてに取り付けられて
大きな箱と声で賑わっている
何もかもが動
聞こえてくるのは
心を後押ししてくれる
楽しい曲
心が奏でられる
街の賛美歌
森では
緑も ....
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