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今回の台風で人が死にました
前回の台風でも人が死んだにもかかわらず今回の台風でも死にました
僕は事前のニュースで、前回の約4倍の規模の台風が来るというのを聞いた時点で
「今回も何人か死ぬだろうな ....
スキップを置き忘れている
忘れえない蛹の心
乾く前に毟り取った羽
むせた猫にも
ピーナッツの殻まで
最近どう
とか、切り崩して
魔性の種を植え付けてくれ
ノート端の汽車に乗っ ....
誰とでも寝てしまうのには理由があって、
彼女のおなかには蛙が棲んでいた。
蛙にも理由があって、
彼女のおなかに、紋黄蝶を獲りに行った帰りみち、
たまたま彼女の恋人のキスをもらってしまったので、 ....
結局は自分が独りだと孤独に包まる
人は孤独の中に悲しみや憂いをつくり、その中に埋没する
そういった思い上がりを胸に抱く。


人は繋がり独りではないと信じ泳ぐ
人は繋がりの中に穏やかな ....
 

  葛飾北斎
  の
  雨にうたれて
  (今年の秋桜は美しかった
  豪雨の
  中を
  歩いてきた
  江戸時代にはまだ
  ニホン狼はいたとおもうが
  獣の匂い ....
ねえさま
ねえさま
ねえねえさまそこにあるお酒をついと
ついついと
ついでくんなまし
あちきはまだかむろなんで
ねえさまのほうが
旦さん方に喜ばれんすぇ

祝いの席にわかめひ ....
 


  怖かった
  (殴られることが
  なんにんもの教師が
  (殴られた
  誰が殴られても不思議はなかった
  荒れていた
  荒れ狂っていた
  教育なんてもんじゃな ....
周りでみてるなんて残酷だけど

男が泣いてるんだベンチで
紺のスーツを着た
なぞ
日を浴びて
うららかな公園で

ずっとずっと
僕はためらいがちに
声をかけようと
するが
森の ....
ノンシュガーなはずのコーヒーがやけに甘い
隣の席の黒い帽子の男が
ぼそぼそとなにかつぶやいている

路地裏から路地裏へ
狭い空がえんえんと追いかけてくる
どうやらこの街からは出られないらし ....
脂喰坊主は地下鉄の端で
ホームに顔を突き出して遊んでいる
駅員が慌てて止めるが
大丈夫
脂喰坊主は死なない
脂喰坊主はバツの悪い顔で笑う
それから
目を閉じてかっきり一秒
 ....
たった一度の私信
それだけだったけど

丁寧な感想と励まし
とてもうれしく
お人柄が伝わったから
HPを見てみたよ

きっと話もはずむだろ
また話せる日を
楽しみにしていました
 ....
竜が獲れた。これで数十年は村の食料だけで
なく地位も名誉も安泰なのだろう。ウマサ(*1)
が長と何か話しているがここからは聞き取れ
ない。若い者が数名命を落としたらしく、笑
みの合 ....
キュウちゃんいなくなった

ピーちゃん泣いた

おばあは笑った



じいちゃんいなくなった

みんな泣いた

おばあは笑った

おばあは笑ってた

お ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい

貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい

高波が何でも持っていこうとするからこわい

クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい

あが ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが

境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
そう
暑かった
黒いサージの学生服
太陽が寄り添っているのかと
白い粉が舞う
昨日まで別の何かであったのに
一滴
一滴が粉を固める
つまむと、崩れるすぐに
祖父は
名前を放棄する
 ....
荒れ野が片方の目に鳴り響き
もう片方の目に指揮を促している
痛みの無い緑の涙を流す
ひとりの観客のために奏でられる波



波を聴き終えたひとりのものが
誰に向かってかさえ ....
つぶやきみたいなものです。

○私にとっての詩

私にとって詩は、言葉で表せないものを言葉で表してくれるありがたいもの。

表せないものってなんじゃ・・・小川に素足を浸した時の、「あの感じ ....
すがたがすがたを
かたちがかたちを追いかける
線だけがゆうるりと
異なる時間に重なってゆく



光と無音がつくるまなざし
視線の端で 笑みの隅で
あなたはあなたを ....
君に語る言葉が見つからないので
女を買った
入浴料1万円
サービス料2万5千円
女と談笑する
女と語る言葉はある
女に伝わる言葉はある

路上で浮遊している
誰か轢かれな ....
苫小牧の少女が一篇の詩を書き上げる頃
渋谷の未成年たちは今日の居場所を探す
小さなハコで鮨詰めになって揺れながら
沖縄の夜の珊瑚礁を思う
糸井川の漁村の少年は
明日の朝の漁を邪魔 ....
母方の祖母の雪江さんは
70歳くらいでガンで死んで
お通夜の次の日に突然生き返った

その時なぜか僕1人しかいなくて
雪江さんは自分の死化粧を見て
「えらい別嬪さんやなぁ」となぜか ....
あなたは、
簡素な手順でわたしの胸倉を開き
匂い立つ土足
こればっかりは慣れないものです
その度に鮮やかに毟られる


あなたと遭難したい
篭って
香しき動揺が眼に見える位置で
わ ....
王様は爪を研ぐ
家来は昼寝
子供たちは目隠し
数え歌を歌う

王様の爪は三本爪
三つに分かれて何でも殺す
一つは矢に
一つは槍に
残り一つは秘密のナイフ

弱いもの貫き
 ....
小さな声で
好きと言ってみる
夕立の降りはじめ

小さな声で
好きって言ってみる
夕立のうちに

ときおり
馬鹿と言ってみる
夕立の終わるころ

小さな声で
好きと言 ....
  けだもの


かぜ 

そよいで
いる


だもの
  


いつの日かの憧れであった

本郷で道に迷った

しめしめと にたり顔で

坂道

のぼるとお稲荷さん


帰りたい

帰れない


僕の場所でない場所に ....
風邪引いて
喉が痛いくらいの咳で
ふらふらしながら
煙草吸って
酒飲んで
関節も痛いや
みしりって音するや
壊れそうで
壊れないもんだな
けっこう丈夫にできてるもんだな
 ....
みつべえさんの未詩・独白おすすめリスト(145)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
今回の台風で人が死にました- span未詩・独白6*04-10-22
たまご- クローバ ...未詩・独白5*04-10-22
紋黄蝶- mott未詩・独白2*04-10-22
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コスモス- 天野茂典未詩・独白404-10-21
わかめ- いとう未詩・独白404-10-21
国際線- 天野茂典未詩・独白304-10-17
踏み出す- 石川和広未詩・独白4*04-10-16
無題です- ワタナベ未詩・独白9*04-10-15
脂喰坊主_と- いとう未詩・独白1404-10-13
こんな気持ちを詩に書けない(石原大介さんへ)- 木葉 揺未詩・独白804-9-29
竜の牙- いとう未詩・独白1204-9-25
姥の喝(仮- AB(な ...未詩・独白704-9-24
けだもの- いとう未詩・独白29*04-9-15
海はこわい- ふるる未詩・独白43*04-8-31
シルエット- いとう未詩・独白26*04-8-18
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
埋葬- バンブー ...未詩・独白3*04-8-11
ノート(片目)- 木立 悟未詩・独白404-8-11
「詩について思うこと」- ふるる未詩・独白13*04-8-10
ノート(残像)- 木立 悟未詩・独白5*04-7-30
朝の烏- いとう未詩・独白5*04-7-7
遠い朝、泣かない夜- いとう未詩・独白21*04-7-5
雪江さん- いとう未詩・独白3804-7-2
立春- 嘉村奈緒未詩・独白38*04-6-28
ジャックナイフ- いとう未詩・独白6*04-6-16
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- 砂木未詩・独白12*04-6-4
文京- AB(な ...未詩・独白9*04-5-27
らぶとか_らぶとか- いとう未詩・独白13*04-5-26

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