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わざわざ心に波を立てて詩を書くのはどうか
どうか

波は不思議な力で打ち寄せるもので
波がない時は、ない
海を見るものはもっとよく知っているだろう
ぼくの目の前には、海は現にない
ぼくの ....
兆し
まだ何のためか
なんであるか
わからないまま
僕は
昼間泳いでいる

つかんだ波
はなさないために
好きでいられるように
とつとつと
祈る

笑うひと
奪う波
死に ....
驚くべきことに土佐日記はおとこがおんなになっておとこのことばを使うしか日常の文学が書けなかったという困難を表している。日本語を使うときそんな歴史があったことを考えるといろんなことがみえてきそうだ。おと .... わらう
あなにむかって
ここはおうのしま

おうゆれる
まゆーん
まゆーん
びしゃ

おうはあつい
おうはわらわれている
かしんどもから
まるでしんだねこみたいにやわらかいのに ....
ここにちかよってはいけません
きれいなはながみえているでしょう
もうとりかえしがつかないですよ
かんぜんにはまだ
わたしはこわれきっていません
うつくしいおんなをもとめています
し ....
なかなか
おとこのこであることがやめられない
じぶんが
ばらばらだからかな?
おとこのこの
のこりかすがもえくすぶっている
たぶん
おんなのこがもえるのとは
ちがうにおいがするはずだ
 ....
夕景風が鳴る
ふひゅーんあおあお
さざめくざさささ

ふひゅーんあおあおは彼方からの信号で
信号を窓の中から感じている僕は
木のように揺れている頭のなかを巻いて

片頬をうちぬかれたお ....
落っこちたのに
僕は生きていた
確かめるものはなく
暗い陥没点から深く
上空
光の一点を見つめていた

ねじれない空気
透き通る闇
すすけた壁
恐いのにただぼんやりしている

 ....
何を書こうか分からんチン
電子レンジで言葉を焼いて
食え喰えなんて、もういやだなあ
なあバイト君

僕はバイト君じゃないさ、しがない詩を書くアホさ
アホは関西弁では、いいことで
バイトは ....
最近、詩の森文庫というのが出ていて
辻征夫さんという人が書いている。この人、亡くなったのが60だから、僕の親父が60だから、今、死んだらと想像するだに、コワイ。
それは、さておき、1939年生まれ ....
あんた 大殺界よ
餅ばっかり 食べてないで

芋を焼きなさい

絶対ウレルわ
しゃあないこと
いうても な しかたない こっちゃ けど な わしにも いわして な
てんのじにな まあながいこと な くらしとる というか ほれ あれや あれ  ....
僕は以前、このフォーラムの雑談スレ5で、風さんが、幾度か発言されていたのを見た。
円谷幸吉さんの遺書について紹介していたのをよく覚えている。
事情により退会されたが、独特の文体は異彩を放っていた。 ....
周りでみてるなんて残酷だけど

男が泣いてるんだベンチで
紺のスーツを着た
なぞ
日を浴びて
うららかな公園で

ずっとずっと
僕はためらいがちに
声をかけようと
するが
森の ....
どんなに そっと
気配をとられないように
歩いても
足音がアチコチぴょんぽこ
飛んでいくんだ から
して

この角をまがると
その足音が
つぶてになって
あたるので あの木に

 ....
みつべえさんの石川和広さんおすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
潮目- 石川和広自由詩7*06-5-3
通り道- 石川和広自由詩9*05-12-8
土佐日記からおんなへ- 石川和広散文(批評 ...11*05-10-17
うそのこどく- 石川和広自由詩3*05-10-2
ひとでなしつうしん- 石川和広自由詩8*05-9-14
よんでいる- 石川和広未詩・独白9*05-8-11
ふひゅーんあおあお- 石川和広自由詩9*05-7-4
たどる- 石川和広自由詩9*05-5-30
かわいい雨の中で- 石川和広未詩・独白10*05-3-11
辻斬り批評モードー辻征夫の「むずかしくない詩の話」を読んでみ ...- 石川和広散文(批評 ...11*05-2-10
ほるもん(終末の託宣)- 石川和広自由詩4*04-12-31
ほるもん(無限のことば)- 石川和広自由詩5*04-12-24
風のなかの詩人たち- 石川和広散文(批評 ...8*04-12-15
踏み出す- 石川和広未詩・独白4*04-10-16
おさんぽ- 石川和広自由詩3*04-8-15

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