すべてのおすすめ
愛するってなぁに?
全部包みこむこと
雨はすべて濡らす
どんな闇でも
目を伏せる君の
後ろになにがあろうと
私がそれに惑わされなければ
エイエンは奇跡じゃない
霧のように優 ....
君が教えてくれた
僕はねじれていると
苦しそうに身をよじる
君の姿は
細いけど強いもじ
いっぽんのもじ
人はひとり苦しんで
ねじれてゆくうち
いっぽんのもじになり
想いを奏で ....
騙したりしたい
真実だよと言って抱きしめたい
永遠にと言いたい
終わりなんてこないと言いたい
ずっと一緒だって言いたい
どこへもいかないって言いたい
冷めた目をかくして
熱く抱きしめ ....
一番目の扉を
あけたときにすでに
決まっていたんだろうか
君のゆく道
どれだけ引きのばしても
君の瞳はもう
遠くを遠くを見つめてた
さようならって
たった五文字だね
こんにち ....
疑う も
信じる も濃くなると
苦しさで動けなくなってくる
当たり前じゃん
そういってくれたあなたみたいに
大切な人のカテゴリを
笑って守っていきたい
今日のすきまに
ぎりぎりにすべりこませる
あなたへの想い
ワスレタクナイ
それは自分のためかもしれない
六月梅雨空
まとわりつく 水の気配を
あなたにたとえて
一人じゃない夜と ....
カーブミラーにうつる道が
ふと現実でない方向を示す
そんな気になる夜明け前
労働を始める人と
労働を終えた人がすれ違う
そしてこの道を
ただゆっくりと歩む老人は
人生の終着へと向かっ ....
雨はずるい
ひとつぶは冷たくないのに
大勢でかかって
すっかり冷やしてゆく
いつのまにか
私のカラダは冷え切ってしまった
だから
あなたの存在が
唯一のヨリドコロにおもえて
私は ....
静かになりすぎて
困った私は大きな
はさみで夜を切ってゆきます
ぺらりとめくれば
昼間の太陽があって
すみませんが音くださいと
お辞儀をしてもらうの
太陽だって別に悪気はなくてね ....
しんどいねん
あなたがそう言うから
うん って答えた
いいことあったんよ
あなたがそう言うから
うん って答えた
しにたい
あなたがそう言うから
うん って答えた
あなた ....
強がりしかいない国
君と僕もまた例外でなく
弱さなんて
いつのまにか鍛えられる
そうでなければ
前をむくこともできやしないから
だいじょうぶ
そういうことでしかゆるされない
君 ....
ぎゅっぎゅと十本の指で
つくりだすお料理
言葉だってそんな風に
指を丸くするでしょう
にぎった鉛筆
注がれる瞳は
まるで文字になる想いを
食べるようでしょう
夜とそれ以外の時間 ....
無口な人は悲しげだ
無口な人はうれしそう
主人公って大抵無口だ
そんなに話さないのにどうして
人をひきつけられるのか
そんな気になる設定は
やっぱりテレビの中にしかない
無口な人 ....
アツクなりきれない太陽も
そろそろ落ち着いて
そんなわけだから戻っても
もういいんじゃないかな
どきどき ばんばん 暴れ出し
駈け出してきたんだろ
吐き出す息も敵にみえて
苦しかった ....
夜がすき
真っ暗でも
えい と空を切り裂けばきっと
星も月も
むこうのページだってきっとある
そう信じているから
眠っている間に
くるる くるる まわる地球
いやなこと
悪いこと ....
想う ということは
一銭にもならないという
想う ということ
ただそれだけでいいという
想う だけじゃ
想っている だけじゃ
不安だという少年は
来る日も来る日も屋上で
想う が降 ....
ねえ そこから月がみえる?
どんな場所でだってみえる月は
汚れてなんかいないよね
あなたうなずいているよね
ねえ そこからあたしみえる?
うん って そう うん って言ってよ
それは嘘 ....
神社の鳥居をくぐる
それだけで空気が違った気がする
生まれる という言葉をひらめく
きつい上り坂に沿って
水が流れている
のぞきこめば 蟹がいた
命って言葉をひらめきながら
もう指をのば ....
惹きつけられる絵があって
なにに感じて
涙腺がゆるみそうなのか
言葉でいいたくてたまらないのに
海に泳ぐ砂みたい
文字がさらさらおちる
心の中の流れは
少しもとまらなくて
なぜ な ....
恋してる人は
ばかみたいに熱がある
直射日光みたいに直視できない
強になってる暖房機みたい
恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ....
自由になりたい
不自由になりたい
どちらも同じだと思う
コインだって結局コインだ
占いだって全部私のこと
傘をさしていてもずぶぬれになった私は
雨に沿うのをあきらめて
肩にかつぎ ....
こんなに雨がふっても
それでも空は知らん顔なんだ
雨のすきまをぬって
空へのぼってやりたい
つきぬけた空は
がらんどうの広場なんだろう
だあれもいないかわりに
なんにも響くことはない ....
言葉たち
罪ない言葉たちも
降る雨に似て
時に罪色になる
心模様
荒れて唇が
ふるえて打たれて
雨が薬になる
どんな音?
どんな夢?
雨がみせる景色も人それぞれ
悲し ....
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう
目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね
ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ....
細い糸
端と端
互いにもってひっぱって
どんどんどんどん
どんどんひっぱって
切れるわけないよ
伸びてゆくよ
世界がかぶさって広がってゆくよ
円と円
縁と縁
まるければきっ ....
みえない人を探している
どこかにいると信じている
でもそれは
自分ではないだろうか
私は私が頼りない
高く積み重ねておきたくて
深く蓄えておきたくて
少しづつ
なくしてゆくことを知 ....
無表情な夜の空の
下に風鈴がさがる
いってしまった祖父がつりさげて
忘れられた風鈴がある
夏でもないのに
でも冬にもあった
そんな確認はいつも
悲しいとき
風鈴は祖父のことも
....
雲のカーテンがめくれると
まぶしい青が隠れてた
みつけた
いたんだね
いっきにかけあがって抱きしめた
青空はひろい
わたしのすべては青にとける
生まれた生きた生きている
ぜ ....
私に花の名前を
教えてくれた人はもういない
つんと上を向いて
咲く紫の花の
名前は
似た者同士のどちらか
なぞなぞみたいにして
笑った昨日が
思い出される
まぶしいカキツバタ ....
雨を味方に
ずるずると決めないことを選ぶ
雨を味方に
こたえないことを選ぶ
ずるいね
この文字さえにじませるなんて
気配で抱かないで
私がほしいものを当てないで
あなたの声 ....
1 2 3