ははが
ないている
わたしのしらない
もうひとりの
ははが

わたしのしらない
こえをころして
せなかのむこうで
ないている

しんしつの
きおんが
じょうしょう ....
四月

{引用=Ape real et p reel 
A pull eel Apple wheel}

赤いあめ玉あなたにあげる 
あまいあまあい愛をあげるよ
あたしのあんよはあめんぼ ....
トキと同じ死因

レイと同じ死因

丈と同じ死因で

力石と同じ死因

DIOと同じ死因で

アブドゥルと同じ死因な俺は

花京院と同じ死因で

イギーと同じ死 ....
           その

           せんじょうを 
           ゆるやかにたどる

           双葉にゆるりと
           人さし指をひとつた ....
静かに蒸発するためには
まず、皮膚を脱ぐことが必要らしい
触れることが楽しいのは
まだ溶け込むことを知らないから
お互いの、もっと内側に近いところで
それでもふれあっているだけの

傍に ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
淡紅色の水水しい肌に結びつく成長ホルモン
その道すじを振り乱して泳ぐ姿は
それぞれ脂の乗った、見事な鮭
美しい女子高生の群れです

信号の向こう側に居る人々

仕立て上げられた
 ....
家の近くの公園は小さな森に隣接している
そこには斉藤さんという木がある
斉藤さんは他の木と違う所があるわけでは無い
ただ僕がその木を特別に斉藤さんと呼んでいるだけだ

斉藤さんは他の木と同じ ....
 立ち去る君にかける言葉も無く、
立ちつくす僕は一匹の蛙だ
やっと啓蟄になったのに
気が付いた時に
桜の蕾はパンパンに膨らんで
僕らの別れを祝うように
枝は軋んでいた。

僕が声をかけ ....
寒い
だから余計目は開かない
遠くの方から誰かが僕を呼んでいる
そっと
頬を叩いている

猫が空を飛んでいる
1匹じゃない
何匹もの猫が
鳥が飛ぶ代わりに猫が飛んでいる
僕は喉を鳴 ....
一、 お散歩 

しっぽ振り弾丸が行く月ぶれる
アスファルト下る瀑布に身も細り
黒ラブの餌より高き糞(くそ)不思議
後始末手こずる隙に引きずられ
散歩かな牽引されて汗まみれ
アホ犬とテニ ....
{引用=


ないていた。



どこか遠くで、日を捨てる音がする。昨日と、今日と、明日と。夜にさえ、抱かれない。わたしの、帰る道。立ち並ぶ家に人は居るのに、話声ひとつきこえない。石壁に ....
眠ることが
一歩だけ死に近づく
行為だとすると

波打ち際で波と遊ぶように
一歩近づいては後ろに跳びはねて

睡眠ごっこしよう
ぽつぽつと落ちるのは
帰りみち、

ザーザーとそよぐのは、
風の通風口

ぐにゃぐにゃとぼやけるのは
明日の性(さが)

雨は、あざやかなパラソル

映す前ぶれ

前世のお ....
雨が降っている
雨は私の屋根を打ち
  私の壁にしみ込んで来る
雨が私の枕を濡らす
  水というより、夜の、宇宙の体液だ
雨は、私のマスカラに降り
   私の服に降り
   私の靴に溜ま ....
まよいあぐねてたどりついたは
もりよりふかくかくれた麓
かわやきやはたけがありのままにほうちされ
わきみちにあるふるいじぞうがぶきみにほほえんでいる麓
そこの麓びとらはみないんきにこちらをみや ....
あさがきても
似合わない季節を着て
わらっているのはもうたくさん

かえりみちでは
泣いてもいいし
泣かなくてもいい
唄ってもいいし
唄わなくてもいい
ただもうわらわなくてもいい ....
先生の言った言葉が離れないので
私は笛の通り 匍匐前進を続けます
多分未だ梅雨は明けてないと
塞ぎ込んでしまった穴に
降り注いでいる雨水

最近流行の酸性雨が草木と一緒に
私の事を溶かし ....
燃えている
空が、燃えている
夜になる
僕が、夜になる

燃えている
空が、燃えている
消えていく
僕が、消えていく
機械だと
称された私たちはいずれ
負け犬は御免

唱えるようになります
急ぎ足で
その役目を果たせば
あなたの枠に納まり
あなたの形を名乗ります

酸化したあなたの言葉は
 ....
  元サーカス団員、元俳優。自称哲学者、思索家、表現芸術家。
  1917年12月25日(出生届では同年8月3日)イタリアのジェ
  ノバに生まれる。2003年7月2日没。
  母親は巡業劇団の ....
気の抜けたとんびが空をとんでいる。コペルニクスに会いにいこうか ヨドバシカメラの前で
カーネルおじさんは待っております
圧力釜の中でケンタッキーは
香ばしい青空の脂肪にまみれて
踊っている
ファインダーの中を2時間に1本の
バスがたまたま通る
おじさ ....
暗やみの道の途中にぽつぽつと火が{ルビ焚=た}かれている道しるべだろう 存在のすべてを懸けて
赤ん坊が泣いている。
そのうたに、
誰もかなわない。
めんどくさい病になってしまった
今日やろうと思ってたこと 明日にしよう



めんどくさい病になってしまった
まだ布団から 出られない
自分がつくった あたたかさだって 信じられ ....
{引用=
幼い頃から爬虫類や両生類や昆虫が大好きで
森の中でそんなものたちと出会ったら
木苺にでもなって食べられたいと思ってた

青々と茂った中にちらほらと咲く白い花
水底の砂利まで見える ....
あの坂を登ったら すぐそこ
鈍色の 動物園
誰もいない動物園

ライオンの檻の上
カラスが鳴く
もう冬がくる

風が吹く
アシカが鼻先をあげた
ああ 鐘が鳴る

誰もい ....
{引用=
蓮華草が
一面に咲いていて
夢中で
蜜蜂を追いかけた
時々
朝露が膝に跳ねて
はやる気持ちに
追い付かない足が
まるで
恋のようだと
あがる息に
喉が鳴った

振 ....
{引用=
紺碧の空が紅く燃えている
何かを予言するように

逆方向に流れていく 蜂蜜色の雲を眺めていた
握り締めている 何度も確認した時刻表は
文字が見えなくなるほどかすれて 消えて
蝶 ....
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