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初夏の夜
二人公園で夜空を見上げていた
静かに揺れるブランコに二人
並んで座り
揺らしていた


暗い花壇では朱いコスモスが
強い　.... ｛画像＝110425205426.jpg｝

*

あの日

とおく過ぎ去ったあの日

想い出はいまもあるのかな

あなたの胸に

*

あの日

苦しくなるくらいまで　.... ｛画像＝110417051719.jpg｝


足下の明かりを踏んでいる

私は歩いていた

その舗装された道では
所々に白い線が引かれ
アクセントとなって
景色が次々と切り替って　.... ｛画像＝071224181905.jpg｝

夜道をぼくは、ぼくよりも前へ出ようとする
影の足を踏み付けながら、駆けるようにして
歩いて来た。街も木も灯も見ずに、ただ足元
ばかりを見詰めなが　.... ｛画像＝080907104708.jpg｝

神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
　.... ｛画像＝081102135729.jpg｝

解釈を越えて存在するもの
人に評価されることを拒絶する
見られること
それ自身も拒絶したい
自分は自分であり自分でありつづける
その完全なる　.... ｛画像＝081028104443.jpg｝

種の起源を遡る
鯨にあるという地上の記憶のよう
身体の記憶に繋がる原初の記憶
納屋の藁束の上に横たわり
こころを拡げて探り当てる
目を瞑り腰　.... ｛画像＝081025210836.jpg｝

手をかざし
光を遮る
目を彷徨わせる街並み
風が吹いている
その風は北の街から
吹いてくるのだろう
白っぽい風に夏のなごりは
吹き流され　.... ｛画像＝081019224202.jpg｝


今日は窓際の席は止めよう
曇り空にスリットが入り
わずかに日の光が差し始めたけれど
今日は明るい景色を見たくない
風に揺れる梢も
今しば　.... ｛画像＝081015022910.jpg｝

フィルムが入ってないカメラはいい。
いっぱい撮れるからいい。
ローライフレックスタイプという二眼レフカメラは
磨りガラスに画像を結んで逆さまに写　.... ｛画像＝080410233222.jpg｝

風よ、おまえは犬のようだ。

ぼくの足に戯(ｼﾞｬ)れついて走り回る、

おまえは犬だ。

６月の風はプードルだ。

サマーカットが夏　.... ｛画像＝081005021659.jpg｝

砂浜の風が
朝夕に向きを変えるように
君は気分で風を変える

冷めている空気が
暁の光に変色する時
君は急に大人びた表情を見せ
自足の笑　.... ｛画像＝081001232707.jpg｝


想う

無責任な放埒さを

道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い

片意地を張り両手を拡げた　.... ｛画像＝080325021315.jpg｝

ぼくはＮを持つよ
引き合う力が強く
反発する力が強い
君はＳを持つんだ
不器用なところが似ている

お互い引き合う力が強いだけでは一緒に
　.... ｛画像＝080731005030.jpg｝

それは組み合わされ回転して行く主旋律
強い流れ　弱い流れ　
停止する感情
全てを巻き込んで流れ
大きな河となる
山間に蕩々と湧き出る泉から
　.... ｛画像＝080914080444.jpg｝

木は両手を拡げて
わたしを暖かく抱きしめた
拡がる手の先には
青々しい梢がさらに広がり
そこでは緑の子供達が風に踊っていた

寝ころんだベ　.... ｛画像＝080907104708.jpg｝

想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。

小学生の時、
友達と口げんかをしても
さよならは忘れなかった。
またね、と別れると、
次の日はまた　.... ｛画像＝080831113523.jpg｝

私の中に
醜いなにものかがあって、
私が私であるようにしている。
私の中にあるなにものかを
しっかりと掴みだして、
目の前においてみよう。
　.... ｛画像＝080722004625.jpg｝

飛べ　飛べ
おれよ　飛べ

まっしぐらに　飛べ
何も考えずに　飛べ

踏み切って　滞空する時間に
脳裏をめぐる　想いは
展開の素早さに　.... ｛画像＝080822034532.jpg｝

夏風邪に


鄙(ﾋﾅ)びし夢みる心地する


見上ぐる天井に思い出あり ｛画像＝080907104708.jpg｝


夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの　.... ｛画像＝080805022047.jpg｝

掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。

思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入　.... ｛画像＝080726153050.jpg｝
手帳をいっぱい持っている。
このリングノートも扉のところに３つの住所が書いてある。
入っているカバン毎に、
引き出しから入れた雑多な順番に出て来るメ　.... ｛画像＝080717222808.jpg｝
ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音　.... ｛画像＝080717222534.jpg｝

　　　　　　　　　心
　　　　　　　　 静か
　　　　　　　 に、耳を
　　　　　　 傾けよう。遠
　　　　　 くに聞こえて来る
　　　　　　.... ｛画像＝080523225735.jpg｝

大丈夫？
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


３９度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を　.... ｛画像＝080701003655.jpg｝
今日はまた曇天の気持ちが
重たくぼくを暗くする
通りを走り過ぎる自転車の少女も
手を繋いで歩いている老夫婦も
みんな静かな見えない時を歩いている
　.... ｛画像＝080513015507.jpg｝
春が過ぎて、
夏になった。
けれども同じように、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと
嗤うような調子で、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと　.... ｛画像＝080426092028.jpg｝
さあさ　みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌(　.... ｛画像＝080420120408.jpg｝
救いのない旋律　/　救いのないコトバ

うつむいて歩くときの　/　手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて　/　青くひかる煌めき

静か　....
北大路京介さんのbeebeeさんおすすめリスト（131）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白いブランコの夜に_/_暗闇に光るコスモス- beebee自由詩12+*11-5-8
あなたを映す世界_/_木漏れ日に揺れる想い出- beebee自由詩1611-4-25
月影_/_春の夜の記憶- beebee自由詩20*11-4-17
夜_道- beebee自由詩13+*08-11-23
縁の下_/_夏の記憶- beebee自由詩2308-11-8
岩＿石_/_ころんと転がっていたい- beebee自由詩9*08-11-2
恐竜の記憶- beebee自由詩15*08-10-28
白日の街角- beebee自由詩608-10-25
季節の変わり目に_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩1008-10-19
カシャ・カシャ・カメラ- beebee自由詩15*08-10-15
風よ、おまえは- beebee自由詩7*08-10-11
君からの風- beebee自由詩2008-10-5
フリー_/_自分らしく生きるということ- beebee自由詩1308-10-1
一人の磁石は愛を持つか- beebee自由詩1308-9-25
情熱と絶望のロンド_/_川の流れに- beebee自由詩1408-9-20
空を抱きしめる梢_/_木陰に揺れる木洩れ日と共に- beebee自由詩20*08-9-14
コトバ_/_想い- beebee自由詩2608-9-7
なにか_/_私が私であること- beebee自由詩20*08-8-31
飛べよ＿おれ- beebee自由詩1308-8-24
独居寝(ヒトリネ)の詩- beebee短歌5*08-8-23
狸囃子_/_夏休みの想い出- beebee自由詩1208-8-9
因循と輪廻と繋がる想い- beebee自由詩18*08-8-5
ぼくのリングノート- beebee自由詩1908-7-26
七月の雨の光- beebee自由詩1608-7-23
心の雫- beebee自由詩19*08-7-17
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
曇天の午後_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩808-7-1
猫の目- beebee自由詩1708-5-13
夜に- beebee自由詩11*08-4-26
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20
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