今日、ガラスに
アメが、うつった。
ゲキガの、ナカヲ
セレブリティー、の、吐瀉物は、穿つ。
申し訳ない軍人ラッパ
ケマリをもったままでいてくれないか。
そこにあるんだたまが。
....
クロッカスのおしべの、奥の、山あいに、ぼうふらどもは、きめ細やかな、せせらぎをもち、沸く。
そのせせらぎ、ぬわぁりぬわり。割箸太郎左衛門中を引っ掻き回そうとするも、ようどちんきに満た ....
あれから随分たった今でも
1人称の私は
あの人のことを
2人称で呼んでしまう
もうとっくに
3人称のはずなのにな
金太郎飴を舐めんなよ
ヤツは世界最強だからな
金太郎じゃなくて金太郎飴がだぞ
どこを切られても平気な顔して
いつまでも若々しくて
最後の最後まで全力で生きている
歳を取れば取るほど誕生日が ....
先生が言いました
「3日前に拾いました。これは誰のですか?」
キラキラ輝く宝石みたいな堕胎児
「それは僕のです。三日前に吐き出した、かくあるべき僕の夢です」
とてもきれいな夢にみんな含み笑い
....
卓袱台の上に並んだ、小鉢――
蜆の佃煮/ 沢庵/ 茄子の煮びたし/
大粒の南紅梅/ めざし/
玉子焼き/ 烏賊の塩辛/etc
大皿に「戻り鰹のたたき//
足摺岬から我家の四畳半に
ザブ ....
ジキジキズッパ
ズンパパズッパ
ゆるびなし、しごき
しごきしごきなめしジキズッパ ジキズパッパ、ジキズッパ。
万歳!
万歳!
血まみれの
ざるそば、
紐解く割り ....
日焼けでまっくろな
小学生たち
宿題まっしろで
顔色まっさお
小学生の時だった
詩を書こうと思ったら
まずはおまじない
ぽえむかんすう
ぽえむふぁんくしょん
ぴぃはえすとえいちのかんすう
ぴぃはぽえむ
えすはじょうけい
えいちはしんじょう
....
Is that a banana?
No,it isn't.It's a gorilla.
あれはバナナですか?
いいえ あれはゴリラです。
俗にいう一人の少年が英語を見限った瞬間を
....
ボトルを割るんだ、
((( だから書くんだ!
奴らはボトルの中で暮らしている
――世界はとてつもなく広大で
愛の果てまで拡がっている・・・・
「何も ....
ミリンダ/メリンバ /夏の山
とおく遥かに海の碧(あお)
白いさざなみ 風の吹く
寂れた町へも吹き降ろす
ちぎれた葉っぱは飛んでゆく//
ミリンダ/メリンバ /乗る葉っ ....
何の間違いか
朝にこの世に出てしまった
しかもよりよって
大都会の大きな駅の改札口にだ
どういう原理でなのかは
こっちにいる科学者たちでも
解明できていない
ともあれ
普段は生 ....
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ....
腑で発酵する咎
苛立ちは他人に向けたほうが楽だ
優しくては稼げない
悲しみは他人に向けたほうが楽だ
連帯責任を丸抱えする
責任は他人に向けたほうが楽だ
偽悪者になり ....
おい貴様!
貴様と言っても誰に対して言えばいいのかわからないけど
とりあえず叫ばせろ貴様!!
俺の 俺の透明のビニール傘を返せ!
そうだ 安いからとか、どんなファッションにも合うからとか、
....
獰猛な夜が
虹の谷を蔽う、
ラベンヌの香りを
「あっ
という間に消し、
タムナスをこえて
....
涼しげにながれる声は
緑陰のひぐらし
川床で 大鉢に盛った
豪華な鯛そうめんを抓み
冷酒を
ちびり ちびり
と、いいもんだ。
料 ....
翼を広げ 翔び立て
蒼窮に淀む闇を撃て
殺戮の天使よ
{ルビ己=おの}が運命も焼き払い
壊れた世界を呼び戻せ
どうせ不様に生きるのならば
この命をくれてやろう
誰にも叶えられない ....
君は僕をほったらかしにして
傘ひとつで何処かへ行った
そしたらその後虹が出て
{ルビ慈=めぐみ}の雨が空から降った
雨なんていらないから
僕と一緒にいてよ
君にわかる筈がないん ....
{引用=
もっと 水 き ナ
どっと ☆ か 菜
加奈 かな 香奈」
もっと オナ れ モ
どっと ★ み 諏
魅ク 魅ク 魅ク)))
((リ ....
誰にも言っていない秘密
君だけには教えてあげる
実は僕は
{ルビ人間=ヒト}のフリしてる
衛星なのです
生まれたての君を
見守るのが役目
{ルビ宇宙=ソラ}を駆け上がって
眺め ....
濡れている地面を
数を数えながら一歩ずつはじいていく
はじくたびに足の裏がわから波紋がでてくる
地上という大きなかがみの湖にどこまでもひろがっていくどこまでも
やるかやられるかみたいな ....
世の中には
味を感じさせない味
があるという
甘さを感じさせない甘さ
苦味を感じさせない苦味
人はそれを
かくし味という
同じ料理であっても
どこかが違う
何かが違う
どこかや ....
1
すくすくと日向にのびはえた高層のビルや、さまざまなカタチの建物が、まるで墓石のならぶ広大な霊園を想わせてずっと何処までも遠くひろがり、マモンの森へむかうクルマのながれは絶え間なく ....
みんな1.5リットルペットボトルいっぱいに
メロンソーダを詰めて来るなか
ひときわ量の少ないメロンソーダがあった
ぼくは、ほんの少し
なにか起きることを期待した
前線が
ぼくらを踏みつけにして
粘着質の雨を停滞させる
内臓は肋骨にぶら下がったまま
くるくると渦をまいて
今日の天気に反応している
こみ上げてくる葡萄の粒、
胸で弾けて
お気に入りの ....
好き
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い
あ
花 ....
母なる海は
生み出した子供たちによって
その身を引き裂かれる
生み出された子供たちは
その母を喰らうだけでは
飽き足らず
互いの肉を貪り合う
生き物が地球上で
....
今朝一番のニュースキャスターは
5歳の少女が
首を刺されて殺されたと言った
「何だそんなことか」と
いつものように家を出る
別にいつもの出来事
いつもの“ただの”殺人事件
それが ....
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