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 あなたはわたしを

 ひなぎくのようだという

 なぜだろう

 わたしはそんなに
 
 無邪気だろうか


 人はわたしを

 ひなぎくのようだという

 どうし ....
 私はマリオネット

 自由のないマリオネット

 細い  細い

 糸に繋がれて

 ご主人様の言いなりに

 人々を笑わすために

 創り出された幻の命


 心 ....
 私のお気に入りの

 青い目の人形は

 夜も眠らない


 私の枕元にそっと佇み

 赤い唇を僅かに上げて

 見つめている


 暗闇に映える青い目

 夜の ....
 「自由」という二字を

 手で描いてごらん


 自由とは一体誰のもの

 自由とは一体どういう意味


 誰にも縛られない心

 束縛しないで

 束縛しないで
 ....
 その無惨な姿を

 私はどうしても許せないのだ


 その汚らわしい心

 その無感情の冷たさ

 その偽りの思いやり


 どれも不純で不誠実で


 ユルセナイ ....
 琴の音色は清くて儚い

 わたしの心に響いてくるその音は

 かなしみの音に似ている

 いたみはどうして伝わるのか

 せつなさはどうして生ずるのか


 さびしさの中に ....
 井戸の中を覗いてごらん

 おまえには何が見えるかい


 今までの驕りの罪

 人を騙した罪

 父母を敬わなかった罪


 さあ

 覗いてごらん

 おそら ....
 生き  生き  生きて

 嬉しさを感じる人は

 良い人


 生き  生き  生きて

 感謝する人は

 善い人


 生き  生き  生きて

 懺悔する ....
 私は向日葵になりたかった

 朝顔になりたかった


 太陽から愛され

 少女から口づけされる

 美しい花になりたかった


 私の周りには雑草だらけ

 小さい ....
 この世に未練を

 残した人間(ひと)が

 眠る墓には

 鬼火が出るという


 男にすてられた女

 母にすてられた幼児(おさなご)

 息子に殺された父

 ....
 銀色に光る浜辺で

 ゆっくりと本を読む

 輝く月が闇に精彩を加え

 海がその姿を優しく映し出す


 幽かな水音に揺れる心

 見上げれば星座の海

 遥か昔の英 ....
 夜に泣く


 貴方を知った

 その日から

 逢えるその時を

 夢に見て


 遠い地で

 私はひとり

 貴方を想う


 愛を語り合っている
 ....
 腹を空かせた

 幼い獣のように

 どことなくか細く

 切なく弱々しく

 響くその音は


 夜な夜な

 私の寝所まで

 聞こえてくる


 ぎゅっ ....
 翼を下さい

 大きく羽ばたける翼を


 私は翔びたい

 この遥かな大空を

 今こそ

 何にも捉われず

 総てを捨てて


 私は何もいらない

  ....
 ここに歩き疲れた兵士が独り

 ただ前を見て歩いてきたけれど

 突然前が見えなくなった

 暗い闇に引きずりこまれて

 ふと気付くと

 ただの独りぼっち

 友人も ....
 私の綺麗な白いぼうし

 風に吹かれてどこまでも

 コロコロ  フワフワ舞っていく

 どこへいってしまうの?

 この手にギュッと掴んでいた筈なのに

 いつの間にか私の ....
 実の母なのに

 「おかあさん」と呼べず

 腹の底から憎み

 その存在自体を

 抹消してきました


 現在(いま)、独りになって

 孤独の中に立ち

 私 ....
 私は知っている

 優しさの裏には

 裏切りがあることを


 如来の微笑みでもって

 女は人を騙すのだ


 この世に本当の

 善の魂など

 ありはしな ....
 最近ドキドキすることってある?

 あの頃の私はトキめいていたのに

 いつの間にか

 忘れてしまった

 そんな気持ち


 あなたを見ていると

 そんな私が悲し ....
 決して目立たず

 ただひっそりと

 咲いている小さな花


 小さい  小さい存在だから

 あまり気付いてもらえない


 だけど私は知っている

 貴女が本当 ....
 私を忘れて下さい


 私は貴方の望む女には

 なれない


 貴方のことはとても

 深く深く愛している

 けれども


 ごめんなさいね


 今はそ ....
 エンヤコラサ

 エンヤコラサ

 今からこの婆

 捨てにいく


 エンヤコラサ

 エンヤコラサ


 今年はうちの

 婆の番じゃ

 目暗(めくら) ....
 私は人を惑わす

 この呪われた口よ


 虚言と罵られようとも

 真実を云っているだけなのに


 人の生命(いのち)さえも奪う

 罪深きこの言の葉は

 どう ....
 とてもとても長い道

 まだ先は見えない

 暗くて冷たい土を踏み締めながら

 一歩一歩進んでゆく

 足が痛くても辛くても

 止まらず進んでゆく


 とてもとて ....
 嫌われもののからすは

 誰からも愛されない

 慈悲の心があっても

 精進の心があっても

 愛されはしない


 冷たい冷たい冬も

 ひとりぼっち

 笑っ ....
 どうして人は

 独りになりたいと思った時

 海へといくのだろう


 あの人を忘れたい

 早くあの人のことを


 できるなら

 出逢う前の私に戻って

 ....
 どうぞ殺して下さい

 貴方の手で


 いいのです

 もう無駄な生命(いのち)を

 どうか終わらせて下さい

 その貴方の手で


 貴方にだったら

 構 ....
 その花は不思議な色をしていた。

 白ではない、黄色でもない、まるで

 光(ひかり)のような明るい色をして
 
 いる。

 母のアリサは「名もない花」と呼んだ。

 
 ....
 あなたが好きだったライム

 一口囓(かじ)った

 口の中に広がる酸っぱい味


 こんな真夏の眠れない

 夜には


 あなたの顔が浮ぶ


 あなたの細い長 ....
 私は女

 着物の裾から

 ちらりと白い足


 真夏のじりじりとした

 昼時に

 白い日傘を差して

 坂を上って貴方に逢いにゆく


 どこかで蝉が鳴い ....
ペポパンプさんの星月冬灯さんおすすめリスト(60)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひなぎく- 星月冬灯自由詩208-9-3
マリオネット- 星月冬灯自由詩208-9-3
人形- 星月冬灯自由詩108-9-3
自由- 星月冬灯自由詩108-9-2
怒り- 星月冬灯自由詩208-9-2
琴の音(ね)- 星月冬灯自由詩108-9-2
井戸の中- 星月冬灯自由詩108-9-1
人間- 星月冬灯自由詩108-9-1
雪見草- 星月冬灯自由詩108-8-30
鬼火- 星月冬灯自由詩208-8-30
銀の砂浜- 星月冬灯自由詩108-8-30
マリーゴールド- 星月冬灯自由詩708-8-29
虎落笛(もがりぶえ)- 星月冬灯自由詩108-8-29
- 星月冬灯自由詩208-8-28
兵士- 星月冬灯自由詩208-8-28
ぼうし- 星月冬灯自由詩208-8-28
色も無い- 星月冬灯自由詩308-8-27
優しさの裏- 星月冬灯自由詩108-8-25
夢に向かって- 星月冬灯自由詩108-8-25
すみれのうた- 星月冬灯自由詩108-8-25
小舟の女- 星月冬灯自由詩208-8-24
姥捨山- 星月冬灯自由詩308-8-24
占い師- 星月冬灯自由詩108-8-23
- 星月冬灯自由詩308-8-23
からす- 星月冬灯自由詩708-8-23
失恋- 星月冬灯自由詩208-8-22
- 星月冬灯自由詩108-8-22
名もない花- 星月冬灯散文(批評 ...208-8-22
ライム- 星月冬灯自由詩108-8-20
一途坂- 星月冬灯自由詩208-8-20

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