すべてのおすすめ
桧の葉焼けば激しき音立てて隠れ事などならぬほどなり しあわせに触れたら次はふしあわせお手玉の唄うなじ香らせ




あやとりの糸たぐるうちたどりつくふたつの胸のはざまのひかり




遠くをば見つめることすらでき ....
輝きが消えいりそうな気がしてる排気ガスにまみれた白銀世界で


どっきりを仕掛けられたら俺の目がどれほど犬かわかるだろうに

我輩はカスタードクリームであるが故、ねこのたまごにくるまれ眠 ....
たたかうトナカイさんへ、
サンタにまけないでください。
たたらたあこより。


あとごにちかんですね。
サンタのおうぶおうにまけず、
がんばって。
たあこ。
 ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に


窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ


冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
お空がこおると氷が降るの。
さみしくさむいの。
お星に還るの。

傘を広げて、
「こーるさいん。」
こおったお空には届かない。





こごえるの。
 ....
放課後の淡い窓から金管の音よ羽ばたけ青のたかみへ




とおせんぼされてる明日に手を伸ばすように螺旋階段のぼる




コピー機が光をシャッフルする影でちがう切札のぞむ我がまま
 ....
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ....
霧もやにまかれて朝は訪れる(エンドロールもオチもない夢)


>>ダィァリーつけてるんだぁ(絵文字)ね,見たぃ!?(絵文字)大事な項は山羊にあげましょ(絵文字)(絵文字)

 ....
<あきらめ>の四文字にアキとメと見つけ秋に芽生える草木を想う



片翼では飛べない空よすすき野は背中の地平線に波打つ



君の手に止まるとんぼを接写する今この時よ{ルビ ....
つらい涙認めることすら面倒で漫画喫茶に持ち帰る夜 「材料は{ルビ小宇宙=コスモ}をふたつ」それだけをオリーブオイルでいためつけてよ


くちびるにボルトを咥えて感じてるぐるぐるまわる青い電流


蛇の瞳に閉じ込められた虚しさを ....
しとしとと久しく耳に雨音を聞きし静けさ君想うとき 熟されてワインのように薫る日々
    ひとひ{ルビ一日=ひとひ}を飲みほす人生
 

男泣き今にこの恋忘れるさ
    五臓六腑にいも焼酎よ


紫煙はき椅子に毒づくたったひとり
 ....
秋の葉に虫の音の葉交じりつつ
   言の葉添えず秋の深さに

{引用=(歌意)
秋らしい紅葉の葉に虫の音が交ざっている
(その趣は言葉では表すことができず)
秋の深さに言葉を添えられない
 ....
さよならも告げず終わった夏の恋 朽ちた蓮の葉 爆ぜた秋の実


上弦の月に投げてみたりする 過ぎ去りし恋を球のかわりに


しあわせは賞味期限なしにつき 恋せば回れ 急がば哀れ


 ....
自由人。
校庭のベッケンバウアーは、
痛めてもない肩を吊り。

蹴球少年はリベロの意味知らずして、
ベッケンバウアーを知る。



少年の目に映るその稲妻は、 ....
耳奥で焼き増しされたセミの音が我を迷宮入りにしている




デフレーション起こす八月森の血は居眠り空は高く冷えゆく




ヒグラシのサイレン、夜の上澄みに震えて詩集をよむ手も止 ....
ああ旅はわれと列車の脈拍をクレシェンドして空へみちびく


山走る車窓をよぎる飛魚のキラリ跳ねるような木漏れ日


つり革のとなりでうかぶたんぽぽの綿毛もうみをめざしているの?


 ....
衰えて炎もいつか褪せゆくか
    {ルビ終=つい}の火を燃せオルフェの夏よ


竪琴の{ルビ絃=いと}のふるえに夏は逝く
    {ルビ全=また}き夜空に呼び声はるか


{ルビ初風 ....
もう誰も修復できぬ美しい傷痕だけが星空のごと



カラフルな性の模様にいろどられ少年少女の白は泡立つ



いつまでも高原鉄道錆び付いたままの列車を包む真緑



沢 ....
夕やけを食べたいという君のため買い物かご手に西日へダッシュ


ハミングでハンバーグ焼くママを見てままごとセットで真似するムスメ


お日さまに愛でられコロナより赤いトマトを煮こんで子の皿 ....
偽物のような朝日に照らされてスローモーションで抜けおちる髪


みずたちは迷路に惑わず進みゆく辿りつくもの溢れでるもの


窓越しに電線のたるむ一点を凝視する裸婦をデッサンするきみ

 ....
朝顔の 浴衣着せられ すましても
{ルビ囃子=はやし}の誘いに 鳥のはばたき

色具合 綺麗じゃないかと なだめても
姉のお古に チョーさん唇

何故わかる 金魚の匂い ぐいぐいと
群れ ....
絵葉書の端からおしゃべり零れ出す「暑中お見舞い申し上げます」



目標は銀河で泳ぐことだからヒマワリ君とは背比べしない



窓辺にて涼む巻貝ひとさじの碧い潮鳴りおみやげにした 
 ....
海に来て月の遺骸を{ルビ面=も}に浮かべ
    白貝割りて指先を切る


貝やぐら沖に燃え立ち{ルビ蒼蒼=そうそう}と
    胸に巣食うは十三夜月


月葬に送り遣るのは{ルビ鸚鵡 ....
思い出に、ゆかたの君が見たいだけ箱根温泉ゆあたりに風

きっかけがどこにあるのかわからない花火轟くまでの沈黙

ぎゅっと手を握る二人は蚊帳の中 外のすべてが愛しく見える



小学生み ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
水深5キロメートルの恋に落ち プールサイドで墜落する午後




砂浜の午睡からうつら目を覚まし すいかの縞の波に溺れる




ピーラーで削がれ半裸になりしきみ 水にさらせば ....
放課後のプールサイドに一人きり石を投げれば割れる太陽


まだ細い腕もいつかはヘラクレス鏡にうつる半裸少年


肝だめし墓場を歩く君とぼく怖くないよと結ぶゆびさき


花火あがる綿菓 ....
Rin Kさんの短歌おすすめリスト(158)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
桧の葉- A-29短歌2*07-2-1
冬戯- 木立 悟短歌1107-1-30
北の国から_2007_-_爆砕_-- たたたろ ...短歌9*07-1-27
「_たあちゃんの伝言板。_」- PULL.短歌8*06-12-20
【短歌祭】見知らぬ冬- 石瀬琳々短歌19*06-12-18
【短歌祭】「_さみしくさむいの。_」- PULL.短歌9*06-12-16
Line- まほし短歌21*06-12-3
押入の夕闇- 石瀬琳々短歌17*06-11-24
喧騒スクランブル交差点- たたたろ ...短歌8*06-11-10
千秋_(side_B)- まほし短歌15*06-10-30
深夜- さち短歌5*06-10-27
プレイ- たたたろ ...短歌5*06-10-24
秋雨- ささやま ...短歌4*06-10-22
美酒八景- 石瀬琳々短歌9*06-10-13
秋の葉に- ぽえむ君短歌7*06-10-4
めぐる- 松嶋慶子短歌8*06-9-26
「_蹴球短歌。_」- PULL.短歌7*06-9-18
サイレンス・サイレン- まほし短歌16*06-9-9
Like_a_rolling_stone…Go!_Go!- まほし短歌14*06-8-29
オルフェの夏- 石瀬琳々短歌9*06-8-22
灰殻散歩- 本木はじ ...短歌1006-8-17
夕やけ母さん- まほし短歌12*06-8-17
Scenes- たたたろ ...短歌8*06-8-14
祭囃子に誘われて- 佐野権太短歌16*06-8-7
消印のない空- まほし短歌19*06-8-6
月葬- 石瀬琳々短歌18*06-8-2
【短歌祭参加作品】青の墓場- 一代 歩短歌11*06-7-30
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27
【短歌祭参加作品】半透明の夏- 望月 ゆ ...短歌29*06-7-25
【短歌祭参加作品】半裸少年- 石瀬琳々短歌24*06-7-21

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