月葬
石瀬琳々
海に来て月の遺骸を
面
(
も
)
に浮かべ
白貝割りて指先を切る
貝やぐら沖に燃え立ち
蒼蒼
(
そうそう
)
と
胸に巣食うは十三夜月
月葬に送り遣るのは
鸚鵡
(
おうむ
)
貝
波に沈めば涙こぼれて
短歌
月葬
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石瀬琳々
2006-08-02 16:07:43
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薊道