ちかごろは豚肉を買ってもその豚の生前の顔写真がついてくる。
顔の整ったものの方がよく売れるのだというウソのような話が新聞に載っていた。
お世辞にもハンサムだとはいえない豚をほおばりながら
こんな ....
知らないもん
知らないもん

(だってうさぎのみみは長いんだもん)

知らないもん
知らないもん

でも 好きだもん

知らないもん
知らないもん

もう寝ち ....
それは景色を切り取り生き続ける
声や呼吸もちゃんとしている
今を生きていなくてもその中で生きている

東京の風はいつも乾いている
目は乾燥して涙すら出ない
泣くことはここに来てからしていな ....
誰かさんの話をされると
あたしの顔は筋肉を失ったように重くなる

誰かさんに会いたいけれど
その影を追い求めるのは嫌なの
時は流れてく

残酷に

無惨に

整然と

緩やかに

傷を風化させてく


ねぇ

君の傷は癒えた?

僕の傷はまだ

ボロボロなのに…
錆び付いた金網
今日は飛魚を焼いてみたの

おいしくもない

心が何処にあるか
飛魚で解説してみようか

わからなくもない

鼻につく錆の臭い
心臓が錆び付いていく
何処も彼処 ....
  デパートの屋上にはパンダがたたずんでいて
  灰色の瞳で灰色の空を見ている
  100円を入れるとパンダは
  空を飛ぼうと動き始めた

  う゛ーんう゛ーんう゛ーんう゛ーん

   ....
五年かかって庭の木にやっと
たわわにおっぱいが実った
刺身、焼き、しんじょ、シチュー
いろいろあるなかで
やはり茹でて食うのが一番うまい
マヨネーズは味が濁っていけない
つけるのなら酢醤油 ....
しばらく前から詩が書けない。

今の俺の毎日には、適度な快と適度な不快が入れ替わり立ち変わりやってくる。
自分が幸福だとは思わないが決して不幸ではないと思う。
自分に誇りを感じるし、人に聞かせ ....
あの 鳥のような こんな日は過ごしたい
あの 雲のような こんな日に消えてゆきたい
ぼく等は
なぜ ここに居るのだろう?



http://www10.ocn.ne.jp/~hidam ....
橋の上に両足を揃えて先を見据えた
ふと頭によぎったのは小学校の廊下でした
それはひらりと揺れた一枚のハンカチの様に可憐で儚い思い出
ゆっくりと人間的な動きをして
人生と言う字に読み仮名をつけて ....
伝えたいことで いっぱいになって
なんだか わからないんだけど
なんだか 一緒に いっぱいになってる
ねぇ
きみは気付いているのだろうか?
どぉでも よさそうで
どぉでも こまっちゃってる ....
春の円ひ月は

静まり返った夜の帳の中

人差し指で僕の胸をなぞる君の頬に

うっすらと水色の雫を映してくれる

{ルビ永久=とわ}を願う君の

純粋でやさしい水の雫。。。

 ....
カーテンのすきまから
ひかりがみえる
てまねきしてるかのように
ちゅうにかえることをさとしてるかのように
天使でもないのに
とぶまねをしてみたかったの
意地悪な神様をこの手で殴りたかった
でも彼は毎日お祈りお願いしているのだ
神様 どうか彼女を救って!
あたしは膝を見るしかない
拳を硬くしているしかない

彼はとても誠実な人間である
あ ....
傘を持つ手では君の手は握れない
君は僕の右腕に左腕を絡ませて寄り添った
ちょっとくすぐったくて恥ずかしい
そんな些細な幸せが大切だと最近になって分かった

上野動物園 あいにくの雨だけど
 ....
知ってる きみは
ぼくがあの果実を腐らせたこと
一度だって責めようとしないのは
何も美しくないことをしっているから



荒廃する天のように!



神が破水したバジリカで
背 ....
居酒屋のアルバイトして過ごす夜満月見ずに朝迎えたり

エプロンを外して背広姿なる夜勤を終えた料理長かな

ぐうぐうと寝息聞こえる早朝の普通列車小川町行き

チクタクと腕の時計の音聞こゆ五時 ....
嘘をついた。

自分の身を守る為の嘘だった。

しかし、家に帰って気が付いた。

どうして、心が泣いているのだろう。

それから、一週間後。

嘘を嘘だと、言えました。

そし ....
今宵三日月に
金星が近づき
かの異国の旗が
夜空に大きく浮かんでいます
憤りさえ吐き出せなくなったのが
一体いつからかなんて しらない
獣のように直線上で叫べない
だから きみに聞こえない

余命二ヶ月のこどもが
弟(か妹かはわからない)の息づく
母親の腹を ....
 最近もどかしいんだ。何して良いのか判らなくて。そんな時は部屋で頭を抱えながらああぁぁぁん、なんて叫ぶわけでして。大体、何、良い? それとも、善い? 善悪なのか、良し悪しなのかどちらが「よい」のだろう .... 寝不足で
車の中で寝てしまった
倒れかけて目覚める
哀れな姿

明日のために
義理を立て
今日の自分のために
美味しい物は
隠れて

ずいぶんと
遠慮がちにしていたから
友達 ....
傷ついた体に
油を注いだ
きしみが取れた
それでもカタンコトンうるさい

蒸気を上げ
背景を塗り替え
今日も頑張る
毎日動かす。

傷ついた心に
愛を注ぐ
癒された
美味しい ....
ある精神科医が
私は精神分析を
すべてのひとには
お勧めしません

ラジオで話していた
みなさん精神分析によって
善良な自分を発見したいのでしょうが
人がみんな
美しく生まれつくわ ....
ああもう、きゅうくつな生活はこりごりだ。
みんな、僕をわらってくれ
おもしろがって、笑ってくれ

愛し合って、おちゃらけて
くそまじめに遊ぶんだ

生命を尊び
愛し
太 ....
春風が並木林の新緑をくすぐり

陽気な太陽が青い空によって

その光をろ過される

蓮華の花にミツバチがとまり

目と鼻の先のたんぽぽが

甘い黄色を覗かせる

脈々と続く ....
月には 兎が住んでいて 十五夜に向けて 毎日お餅を搗いている。
北極には サンタクロースが居て クリスマスに向けて 世界中の子ども達皆の
プレゼントを 毎日用意している。

ふと、目に付いた絵 ....
狭い場所に隠れて紅色の千代紙 汚す指先
日が暮れたのかどうか 誰にもわからない
落書きまみれの背中 千代紙をかえす

暗い朝にのまれて紅色の千代紙 汚す指先
何が悪いのかなんて 誰にもわから ....
風が吹く
目の前に白い綿毛が舞う
足元を見るとタンポポがいっぱい咲いている

腰を屈め綿毛になった花をひとつ摘む

また風が吹く
私の手の中から綿毛が飛び去ろうとする
その綿毛をぐしゃ ....
メルローさんのおすすめリスト(159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ちかごろは- Tommy自由詩406-5-20
知らないもんっ!のテーマ- ユメミ  ...自由詩2*06-5-20
ビデオテープ- 海月自由詩1*06-5-20
誰かさん- 瀬冬翼流自由詩206-5-19
時の罪人- 胡蝶自由詩106-5-18
飛魚- かさね自由詩206-5-18
屋上パンダ- 紫乃自由詩4*06-5-18
おっぱい- たもつ自由詩906-5-17
詩が書けなくなった。- 腰抜け若 ...散文(批評 ...106-5-17
ぅにゅ.。- ひより自由詩2*06-5-17
ペットボトルに吸い殻- 自由詩106-5-17
あたし- ひより自由詩1*06-5-16
はるのつき- 流人自由詩106-5-15
天使- ki自由詩206-5-15
輝く彼と不倫をしている- 春日響自由詩206-5-14
ポイ- ケンタロ ...自由詩106-5-14
グロリア- なるせ自由詩206-5-14
【短歌】朝帰り- 壺内モモ ...短歌1*06-5-14
夢を語ると言う事- NOIZ ...自由詩206-5-14
異国の旗- 遊羽自由詩3*06-5-14
飽和する脈拍- なるせ自由詩4*06-5-13
あぁぁぁん- 散文(批評 ...106-5-13
入眠前- 蒼木りん未詩・独白206-5-13
壊れた体に- ペポパン ...自由詩4*06-5-12
善良- 水在らあ ...未詩・独白406-5-12
さよなら、きゅうくつ- 小鳥遊儚自由詩206-5-12
春の点- 流人自由詩206-5-12
闇に消える小さな叫び- 蛙の子自由詩106-5-11
千代- 病気パー ...自由詩506-5-10
タンポポ- 亜枷るい自由詩1+06-5-10

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