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あれは暑い日でした
いつも通りに長い坂を自転車で下り
数十年前に廃校の中学校を横目で見る
校庭は手入れがされてなく雑草が高く伸びているが
近所の小学生が野球をする場所はなにもない
ざ ....
初夏の暑さが永い眠りから目を醒まし
地上暮らしの人々を焦がす

赤や黄色のピーマンが八百屋に並び
肉屋さんでは安く国産牛が売られている

こんやはかれーにしよう

と、母は娘 ....
午前三時を時計の針は少し過ぎる
雨の音が雨戸を叩き
一人身の僕を起こす
「遅刻しないように」と余計なお世話してくれます

目覚めは少し不快だけど心地良さも在る
六時に遅刻寸前で起きるのとは ....
零時を時計の針は少し過ぎる
また、一日の最初を過している
小学生は眠りつく時間

寝不足と分かっていても
睡眠時間は一時半と決めている
理由は特にないけど・・・

ねぇ、今 ....
いつしか空になっているポケット
それはお金や定期じゃなくて
子供の頃に夢なんだ

学者やパイロット
友達は大きな希望を抱いて
日常を馬鹿げたように過していた
笑い転げていたん ....
詩を何かに例える人がいます。
それは、人によって異なります。
当たり前ですが、何も例えない人もいます。
そんな中のある二人の対談です。

詩を料理とするの人の心構えはこうです。
「単語は料 ....
瞼を閉じその暗闇の中に輝かしい自分が其処にいる
気持ちを大切に生きていた
そんな気が今となってはするだけ

焦る気持ちは初心を更に削り落とす
自分で自分を傷付けている
その傷跡を舐めて慰め ....
眠れぬ獅子は途方に吠える
荒地に吹く風は砂嵐

帰る場所もなく
当てもない道中

険悪にサボテンは棘を纏う
花は咲かす気配を感じれない

星と月は水面に姿を写す
舐めては微かに揺れ ....
ねぇ、ママ
どうして、私にはパパがいないの?
いつも教えてくれずに
外で遊んでおいで
と、言って頭を撫でて僕を外に出した

エプロンで涙を拭いていたのを今でも鮮明に思い出す
その度に僕は ....
濡れていくアスファルト
伝う温もりは冷たく
爪先は靴擦れを起こして痛みを伴う

月のない夜の残業
軽い電車の揺れに眩暈を覚え
満員電車では自分のための場所はたった二足分
爪先の痛みは徐々 ....
日常の中に埋もれた
大切な感情はふと甦る

二階建てのバスは雨の道を進む
その偉大さを目の当たりにして
僕は小さな存在と感じてしまう

聴きなれない言葉に戸惑い
伝言板に書か ....
心に空いた穴を埋める様な長い雨
哀しみの様に地に響く{ルビ鎮魂歌=レクイエム}

出勤に向かう車達の排気ガスの匂い
錆びの匂いに似て懐かしさを思い出させる

子供の頃に秘密基地として遊んだ ....
人々は必ず宇宙の中にいて
それは人によってその大きさは異なる

誰もが暗闇の中に落とされた
最初の光の惑星は私を産んでくれたお母さん
次の光の惑星はお父さん
そして、看護婦さん、 ....
この本をご存知の方はいますでしょうか?
少しは名が知れていると良いのですけど・・
なんで、この本について書こうとしたかは、ある{ルビ一台詞=ひとせりふ}が印象に残ったからです。

{引用=
 ....
私の祖父は今年で八十半ばになった
少しは名の知れた人物だったが今は違う
痴呆を伴い記憶が錯乱している

{引用=
記憶とは大きな水溜りであり
{ルビ情報=いきること}は雨の様に降り続く中を ....
僕と君の{ルビ卵=みらい}は混ざり合って一つとなる
{ルビ菜箸=さいばし}を使い縦に混ぜ合わせる

熱したフライパンの上
乾き枯れた都会に似ていた
そこで出会った
水を持っている先住民族
 ....
二人が出会ったのは単なる偶然
出会いは必然と言う人を私は皮肉った

顔も知らない、背丈も知らない
名前も知らない、何も知らない
それでも君の描く絵は好きでしょうがない

キャンバスに垂れ ....
精神科に通い続けて一年半ば
毎月高い薬を得て生きている

入院を勧める医者
入院を拒む僕
それが病気の一種

境界性人格障害を抱えている

関わりを持つ人を傷付けて舐めて癒す
写り ....
夢明けは朝焼けと同じ頃
隣に君のいない目覚め
何処を探しても温もりだけ
掴めば指の間から零れ落ちる砂のような思い出

お気に入りの本を持ち
出会った頃と変わらない何時ものカフェへ
一番端 ....
ぽえむ君さんの海月さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い遠い、夏- 海月自由詩7*06-8-4
夏夜の夢- 海月自由詩3*06-7-2
「おはよう」で「おやすみ」- 海月自由詩3*06-6-29
願い事- 海月自由詩3*06-6-26
ポケットの中- 海月自由詩1*06-6-24
詩を料理と例える詩人と絵とする詩人の対談- 海月散文(批評 ...2*06-6-20
初夏はすぐ傍まで来ているというのに・・・- 海月自由詩2*06-6-15
獅子- 海月自由詩2*06-6-14
虹の繋がり- 海月自由詩1*06-6-12
雨上がりに光る月- 海月自由詩3*06-6-11
予感- 海月自由詩1*06-6-10
梅雨入り- 海月自由詩4*06-6-9
宇宙- 海月自由詩1*06-6-8
著_辻_仁成_「ニュートンの林檎_上」より- 海月散文(批評 ...3*06-6-7
「記憶の水溜りと祖父の手紙」_海月と雨宮一縷- 海月自由詩4*06-6-7
プレーンオムレツ- 海月自由詩1*06-6-7
「二人の絵」_海月と雨宮一縷- 海月自由詩2*06-6-5
唐突に見上げた月は綺麗- 海月自由詩4*06-6-5
君のいない一日- 海月自由詩2*06-3-28

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