すべてのおすすめ
あかあかと燃える火の下 己等の生を絡める弔いの夜


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それはあなたと南の島へ行った時のこと。
それは三年越しに果 ....
発車より八分早くついたのは期待じゃなくて不安のせいで


高速をひた走るバスに何もかも異化されていく私を残して


見たことのない看板はわたくしを歓迎してるか分からず怖い


東京に ....
窓ガラス流れる星を真似てみた雫が泣いて光る十五時



五月雨の最後の粒がしがみつく「ぼくはここにいたかっただけの」
{ルビ紫陽花=あじさい}の 濡れた葉に這う{ルビ蝸牛=かたつむり}
私のようね のんびり燻る

行動の 大胆な人 恐るべし
踏み荒らされた 丹精こめた

自己主張 認められたし 強引な
 ....
瞼から首まで、赤く咲く恋は、踏切の前で溺れている。


中脳の機能、眼球、信号機、青だから、君、白いスカートで。


「最初から感情なんて要らなかった」。後頭部からざわめいて、五月。

 ....
脳みそがオナカスイタとマクドまで連れてく朝食30分後


ランチメニュー前に「シャワーノジカンダ」と蛇口を全開にする胃袋


オヤスミノジカンガキタヨと脳みそが店仕舞いする午後4時2分
 ....
桜咲く
恋のいろはを知らぬ子ら おずおずキスする様を見守り

桜咲く
乙女の証破られし女の恨み籠る血吸いて

桜咲く
見果てぬ地にていくさする恋人待つ身いつか変じて

桜咲く
学び ....
遠ざかる夏の約束今さらに水たまりに咲く蓮の鳴き声




失ったものなどひとつもないような ちいさな津波のあとのリセット




くちづけで透明なピリオドを打つ始まらないままの第一 ....
重なった指、ブラインドから漏れた光、第一話、春、終わりの始まり、


さようならカシオのG−SHOCKカシオ以外のG−SHOCK君以外の僕


着席のベルは空襲警報みたい、みんな笑って ....
誰もいない公園のシーソーでかたんことん魄とあそんでる。


ジャングルジムの上飛び降りて着地して弾ける魄まぶしくて。


砂場に書いた第一話さらさらと風に撫 ....
一年生手を挙げるクルブシだけが覚えてるハーメルンの笛


前髪をピキンピキン切ってゆくハサミ歩き出す水たまり春


球体関節人魚のたましい夜中タマゴはつるりと剥ける ....
目を閉じて君を感じる夜の音甘く静かに時の滴る



ひたひたと君が浸透した体溺れはしない自分自身に

夜の度形を変えて現れる月も今日の私を知らない

えいえいと刺すよな寒さ丸くな ....
メニュー見て嬉しそうに悩んでる君悩ましく恋なりがたし

酒を飲め肴につまめ明太子 伝う思いを整理しておけ

軟骨の唐揚げを噛む唇が妙に艶やかレモンの香り

カルピスのチューハイ飲んで輝かす ....
きみのもと 光届ける 配達夫 エッチラオッチラ 銀河を超えて


約束の 証にあずかり 君の名を 帰ってこいよ Astronaut


Universe ぼくのpieceが 散らばりて ぼ ....
瓶詰めの淡い桜の花びらに葬られている背骨がふたつ



水仙を手折った君の指先が夕陽で赤くて綺麗で恐くて



ぬるいよる鏡の自分と目が合ってさびしそうだねって笑ってあげたの ....
駆け込めば乗れたかもしれない電車「危険ですから」我は見送る

この手から生まれた飛行機 美しくなくてもいいけど飛べその翼で

また一歩一歩と近づく頂上は私の目指す場所だったろうか

少年は ....
「パトラッシュ もう疲れたよ」 ひとりごと
納期に追われ 今日も眠れず

「青」と「黒」 その名を背負う少年が
教えてくれたルーベンスの絵

名作をCR機で想い出す
大当たりから薄れ ....
無造作に枯れ花捨てる気安さで 我も誰かを傷つけ来たり

マニキュアの光は鈍く武器にすらならぬ女の小道具として

雲隠れしたのはわたし 月もまた夕雲の陰泣いているだろう

愛こそが熱の媒体  ....
二行目の感情をうたうドレミファソラシドの次のこわれやすいおと


マイブームは立ち入り禁止のこの庭で溺れるための井戸を掘ること


思い出はぜんぶさくらのいい匂い/スロウ/な/シャ ....
{引用=クラクション、に、囲まれている。耳が痛い。}



スクランブル交差点の真ん中でシマウマが何度も轢死している。



深海から光を捜す。眼は閉じた。
体中の臓器が潰れていく。 ....
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す発情都市への宣戦布告
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放す蜂の巣になる君が好きでした
マシンガンにチョコレート詰めてぶっ放すたやすく好きとかいうなばかもの
 ....
君の胸で飼われるうさぎになりたいと思う今日から欠けてゆく月


思い出を糸玉にして絡めとる 躓かぬよう掬われぬよう

耳たぶに可憐に小さく花咲かす君の愛するパールホワイト


我の ....
空色のアンブレラだけを携えて田んぼの中を無限に進む



図書館でお勤め始める母さんに「いち早く借りてきてよね 太宰の新刊」

赤い爪とそれが持つ黄ばんだ『人間失格』のコンビをずっとずっと ....
抱く、抱けない、花占いの吐瀉物をすくいあげ我の濁流を知る


注がれることは満たされることとは別の話だとわかっていました


不純物が混じっていたのか培養液 自滅という名の細胞分裂

 ....
黒猫が今横切った瞬間を写真に撮った?わからない影



かみさま、と呟く少女少年の描いた絵画に無い色が好き



ヴァイオリン壊したことがあるひとは今すぐ足をあげてください ....
肩すくめ震えながら来る君の寝癖の髪に落ちる初雪


珍しく愛を欲しがる駄々っ子に握りつぶされこぼれたい骨

呼吸止め君待つその一瞬 壊れたいより壊したい衝動

なめらかな君の胸に耳寄せる ....
廃校の焼却炉にある入口に「大人禁止」と落書きしてみる


前足を失くしたぎこちない夜と散歩しているひとりきりの部屋


ループする16系統降りられずブザーのありかを君はしってる


 ....
この恋は無色の花火だ
きらきらと焼失してゆけ
plastic piece



終電の流線形の窓の灯を数え切れずに途中下車する



くずかごに名前をちぎって捨てる朝
涙はなんで ....
遠浅の君の背中を泳ぎたい
やさしい舌で湿った方まで


放課後の残照/レモン/青い皮膚/
カーテンの船/影を重ねた


片肺で息をしている猫みたい
爪で傷つけあって笑うの
 ....
夕焼けに深い藍が沁みてゆく 君よ声を出さずに泣くな

寒椿体温混じるその時に二人一つの罪に散る朝

私の破片を集めても私にはならぬそれは君とて同じ事

知らぬ間に花なくなりし金木犀 時は ....
Rin.さんの短歌おすすめリスト(143)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
友だちと別れたことのある人に- hachico短歌208-6-26
東京に旅行に行きました- 高島津諦短歌208-6-9
ぼくはここにいたかったんだ- アイバ  ...短歌208-6-2
蝸牛- 西日 茜短歌5*08-6-2
脳幹と脊髄さえあれば生命の維持は可能- 士狼(銀)短歌7*08-5-15
体内時計- 紅林短歌308-5-1
桜咲く- 紅林短歌1*08-3-19
【短歌祭参加作品】かげろふの、むこう- 望月 ゆ ...短歌22*08-3-18
【短歌祭参加作品】肺病み- しろいろ短歌14*08-3-17
【短歌祭参加作品】「_黒水公園にて。_」- PULL.短歌5*08-3-17
【短歌祭参加作品】「歌を忘れりゃ新品ってコト♪」- ふるる短歌11*08-3-15
時の滴る- さくらほ短歌10*08-3-13
居酒屋回想録- 木屋 亞� ...短歌2*08-3-8
流星群- 餅月兎短歌9+*08-3-5
青色遊戯- しろいろ短歌1208-3-4
いびつな箱- 伊那 果短歌5*08-3-3
フランダースの犬- 北大路京 ...短歌9*08-2-29
別れの一日(ひとひ)- 伊那 果短歌4*08-2-27
ラララ- しろいろ短歌908-2-25
美香- 士狼(銀)短歌7*08-2-24
チョコレイトマシンガン- しろいろ短歌16+*08-2-14
うさぎ_月の- さくらほ短歌14*08-2-8
レイン- 春日短歌8*08-2-6
『感』だけが- 石畑由紀 ...短歌7*08-1-21
ノンフィクシャン- 本木はじ ...短歌508-1-19
夕焼けエクスプレス- さくらほ短歌7*08-1-16
大人禁止- しろいろ短歌5*07-12-22
地下室の海- しろいろ短歌8*07-12-1
過呼吸の猫- しろいろ短歌7*07-11-16
微熱- さくらほ短歌8*07-11-13

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