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左利き用のギターを右で弾く君のピアスが揺れる夕暮れ すれ違うバスに手挙げる運転手その手袋に染み付いた夏

図鑑開けばマツヨイグサの花の上カミキリムシが交尾したまま

くねくねとうるさい耳に触れながらオレンジ色の雲を見ていた

浜道の路肩にタ　.... わたパチが弾けるみたいに歯が抜けていった夢でも見てるんでしょう



ポエトリィ。それは真夏の横恋慕。彼は凄腕歯科技工技師



感情に色が見えるの。おこるは青。わらうも青。これは心の　.... 旅に出るおじいさんみたいな背中〇一二一あなたがいない

宇宙に感謝した日から丸一年かん詰の千円札

そちらは晴れたりしますか雨中から交信しますCQと

もうここにいないのねって思うのは確か　.... 君の住む街のパチ屋の喧騒もあかりもきっとうそじゃなかった


木工用ボンドが澄んでいくようなわたあめ越しの世界のあけがた


ゴークネンゴノジンルー？がタノスミ？？とツテテテクレルミブリテ　.... 優雅なるおのが自虐の洗礼に母性あなたは鏡のごとく

聖典を真夜にひらけば一本のわが少年の髪ユダにありき

さようなら僕のジュラ紀よ骨格の恐竜だけが透明だった

一本の濃きまみどりの樹と生れ　.... 本当に優しい人から傷ついて暮れる世界を憂う満月 日の出までもうまもなくの午前四時キタクシュッキン行き会う路地

かえれないとかえらないとはちがうはずきみの声はおぼえたカラス

さよならをくださいって言ったのは寺山君です時計はやめる

涙　.... 晴れ時々曇りところにより雨の予報のようなことしか書けず


恋愛のペーパードライバー講習のすぐあとに事故の加害者になる


エアリプの逃げ道ふさぐ君がいた顔を知らずに過去形にした
　.... 温排水全戸に無償で給湯し緑地は野鳥に解放しよう

議事堂と皇居を残せば貧乏人だけ残された街にはなるまい

避難円もしお台場を中心に二十キロなら何百万人

避難円もしお台場を中心に二十キロな　.... 木もれ陽のランチョンマット広げては
　　　　鳥がついばむ野のピクニック


朝どりのトマトはさくり陽を浴びて
　　　　ただ召し上がれめしあがれ今


ふかふかの森は日向の匂いする
　　.... 君を知るはじめての雪くちびるに
　　　　触れるまもなく溶けゆく微熱


汽笛過ぎたどる鼓膜に降りかかる
　　　　｛ルビ細雪＝ささめゆき｝かな哀しみかすか


綿雪がいつか隠してくれるま　.... 夕影がひたひた伸びて心ぼそい
　　　　手の鳴るほうへ手の鳴る｛ルビ方＝かた｝へ


最後まで残るこわさに二人して
　　　　遊びなかばで遁げるたそがれ


終わらない遊戯にも似る夕暮は
　.... ゆきやないさむくはないしあつくもない轟音のジェットいちおの平和

故郷たち叱られ和創る神々のいかり静かに血潮が騒ぐ

たからかに踊る琉球舞人は永遠を知り愛をおしえる

打つ巫女の挫恩のおと　.... 黙っているだけで、
聴こえてくるよ。
こんにちはこんにちは。
ことばさん。






道路工事の音リズミカルどどどどどど土曜日にはしないでね。
　.... さよならと書けずにsayonaraと書く僕らのポエムは今日も悲しい



鼻のにきびをさっきから気にしてるあなたは僕の大切な人



誰にも食べさせないよと子牛を抱きしめ泣いた従兄弟と　.... ●「なべ底のカレー焦がしたらばっ金300円！」と貼り紙されて

●あなたは焦がすから、絶対焦がすから、あたためるならチンにしてよね

●チンじゃなくてむしろピッピーと鳴るでしょうゆうべのカレ　.... リードギター　弦を歯で切る　指で切る　ベースも真似して　切れずに泣いた


おまいらの　心の琴線に　触れるだとぉ　冗談じゃねー　ぶち切ってやる


たましーが　あればなんでも　ロックだ　.... 　　　こよつきよ　　　　　　　　　　　　　　
　　　ここにもちから　およぼせよ。

　　　夏草ノ原　草ノ海原。


　ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
　　　　　　ノノノノノ　.... カラダならどんなふうにもなれるのに彼女んトコに帰ってくんだね

心まで見えないと言い寄る眉根　目蓋に落ちる影ばっか見てた

暗いから「貴方だけだ」と言ったのは声が少しだけ似てるらしいから

　.... 　　

　　制服の短いスカートから伸びた二本の白い柔肌の足

　　繭糸を紡いでできた足の線混ざりけのない清潔な線

　　きず口を塞ぐかのように押し込んだあなたのそれは何かを語った

　　.... つば広き帽子を被り身を隠すべきところなき昼へ出でなむ

あの家もこの家も土購ひて植物の笑み養つてゐる

曇る日も洗濯物を干せること働きに出ず部屋にゐること

山盛りのカートの並ぶ特売日「あ　.... 　　

　　放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

　　揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

　　奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

　　　....

ＡＢ(なかほど)さんの短歌おすすめリスト（53）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
左利き用のギターを右で弾く君のピアスが揺れる夕暮れ	- 北大路京 ...	短歌	1	17-12-19
藪__より	- 沼谷香澄	短歌	1	17-10-11
重厚な世界を軽薄にうたえ	- ピッピ	短歌	6	17-3-2
また旅に出る、何度でも旅に出る／即興ゴルコンダ（仮）投稿	- こうだた ...	短歌	3*	17-1-26
ザマジック	- さわ田マ ...	短歌	3*	17-1-20
空は見ている	- 白島真	短歌	5*	16-9-28
本当に優しい人から傷ついて暮れる世界を憂う満月	- 颯太@	短歌	3*	16-9-2
始発と交わる地平線／即興ゴルコンダ（仮）投稿	- こうだた ...	短歌	5*	16-7-26
さようなら	- 深水遊脚	短歌	2*	16-5-28
トーキョーの電気は今後はトーキョーで原発しよう地価も下がろう	- 小池房枝	短歌	5*	11-3-22
ピクニック	- 石瀬琳々	短歌	7*	08-5-29
六花（りっか）	- 石瀬琳々	短歌	6*	08-1-22
たそがれ	- 石瀬琳々	短歌	13*	07-11-22
おきなわ	- 紅山「そ ...	短歌	3	07-9-13
「_おやすみさん歌。_」	- PULL.	短歌	9*	07-2-16
sayonara.com	- たもつ	短歌	24	06-11-13
朝からゆうべのカレーを食べる時点で私たちは人生の敗残者である	- 山田せば ...	短歌	4*	06-9-18
重金属短歌	- クリ	短歌	6*	05-9-16
なつくさのはら	- 小池房枝	短歌	13*	05-5-24
繁華街	- yozo	短歌	3	04-3-12
シーツの赤月	- 容子	短歌	8	03-11-20
昼	- 渦巻二三 ...	短歌	1	03-10-22
赤い月	- 容子	短歌	17	03-7-16

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