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へその緒をつけたまま
時間のボールを追い
坂道を駆け下りる

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自分を囲み、なぞる線が
濃く太く変わるまで
パタリといくわけにはいかないんだよ

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日中
 ....
わたしはわたしの 
根深い業から 
解き放たれよう 

闇に咲き誇る{ルビ薔薇=ばら}よりも 
道の{ルビ日向=ひなた}に飾らず咲いた 
一輪のコスモスの前にしゃがもう 

何も語らず ....
はじめは、見えなかった。


 それはファインダーの外に
 つまさきの下に
 暗がりのなか
 輪郭さえ
 ないところにあった


それから、見ないようにした。


 それは地 ....
つかのまに慣れてしまう
なんて
できないようだ
日は少しずつ延びてゆき
僕等の時代はぼやけてゆく

時折
君の手を引きながら思う
遠くの空の下の世界を
ひとつに繋がっているは ....
来年も
ふたりは
ここにいるのだろうか
こんなに
おだやかな夕暮れを

落ちてゆく太陽を
川面に映る木立の影を
ふたりは
並んで見るのだろうか

ふたりには
きっと何かが欠けて ....
いいえ私には決して見えませんでした
そして
残った物が現実なのです

徐々に沈んでいく
ボートで川へと
漕ぎ出した筈なのに
向こう岸が見えやしない

私が信じていた物の他にも
世の ....
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。


それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
その時モグラは変だと思いました。
目蓋をつたう涙を止める事が
出来無かったからです。


彼はその土を一生懸命に
生きがいをかけて
まっすぐに掘り進んだと
心の底から信じていたのでした ....
朝、いつもの時間に家を出る。
母さんの作ってくれたお弁当と、いれてくれた水筒。

いつもの電車で、持っていた文庫本を読む。

会社について、制服に着替える。
たかだか30分だけのために ....
比較は悪ではない
比較で終わることが悪なのだ
そうさ
僕らは迷いすぎたんだ
取っ手の無い扉は
押せば簡単に
開くかも知れないじゃないか。
ピアノは
閉じたまま

あの人さえ
わかってくれないんですよ


行きたいほうへ
向かせてもらえない
いつだって
わたしの肩をつかんで
行きたくない方へ向かされる
それが当たり ....
欲があること
人を羨むこと
にくしむこと
嬉しいと思うこと
悲しいと思うこと
楽しいと思うこと
怒りが湧くこと

恋をすること
愛を知ること
優しく出来ること
綺麗だと思うこと
 ....
溶けて流れる苺ミルクの練乳の川
ピンクの苺のシャーベットに飾られた真っ赤な苺
そこに真っ白な練乳をかけると
まるで世界が生まれた時の様に地表を溶かし
大きな塊を動かす

これを見る子供の嬉 ....
ジンジャーエイルでいいです
知ったかぶりして注文したら
それはどんな味がするのかな
一杯回してくれないかね

亡くなったお祖父さんに冷やかされた

お祖父さんは
お酒が好き ....
空を飛ぶことを夢見て
ニワトリ、ペンギン、ダチョウたちは
スキージャンプに挑戦する
「スズメ達が見てきた景色と同じものを見られるだろうか」と
高く高く飛ぶ

陽気なオウム、九官鳥たちは
 ....
そしてあなたは走るのでしょう

今日の扉を次々と開いて

明日へ逃げる光を追いかけるのでしょう

わたしは 息吹き

わたしは 芽生え

あなたが扉に手をかけた瞬間、指先で静かに光 ....
詩とか詩人とか 日常では使わない
子供の頃 学校の授業で出会い
宿題にされ 宿題でもないのに
書くようになって 憧れた

同人誌に入ってみたり
小さな詩集ではあったが
喫茶店 本屋さんに ....
       夜が、
 
         揺れています。

      なみだ        を
             受ける器です。



        それは
   ....
あなたのしあわせを願うその端で
あなたのしあわせを
憎んでいる

あなたが誰かに
かきよせられるその事実を
感じないように努めている

あなたが傷つけばいいとどこかで思ってる
地球が ....
上手く行き過ぎた
何もかもが思い通りに行った
失敗も落胆も多少はあったけど
それにしてもうまくいった
今日は何一つ我慢しなかった
一日中笑っていた
こうだと思ったことを全部やった
やりた ....
***** 妻へ

ねぇきみ
文金高島田と南京玉すだれは語呂は似てるけど
全然ちがうんだ
お色直しで再登場する新婦が
「さては なんきんたますだれっ!」
ってやったら会場は大騒ぎになるは ....
凍らせないで下さい
言葉が凍ると
刺さったところが
痛むのです

暖めないで下さい
言葉を暖めると
流れるものが目を覆い
あなたの顔が
見えなくなります

流さないで下さい
言 ....
夕暮れは
いつまで経ってもやってこなかった

川原に揺れる黄色は
菜の花のようにも見えたが
菜の花でないことはわかっていた
季節は秋

それでも遠目から見た黄色は
何となく春を思い出 ....
僕がこの道を選んだのも
君に諭されたから。
でも君を責めてはいないよ
いずれ僕は選ばざるを得なかった
モラトリアムって言葉が好きで
明日って言葉が大好きで
携帯の呼び出し音がなっても
伝 ....
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