リモネン、セプテンバー
君の名で良かった
繋がり
繋がろうとする
僕らの身体は
いつも酸っぱくて
どこかが潔く
欠落している

育った街で
僕らに罪は無い
同じくらい
 ....
蒼い夜風に 街灯のともる
切りとられていた散歩道を 
襟を立てて 足早に過ぎて
薄むらさきの息を吐く

ああ モスクワの十二月
 

白い地面に 鉄のレール
紅茶色した路面電車の
 ....
もっとストレートにダイレクトに

さっと片付けてキャンプへいこう

きっとウィークエンド混んでるよ

ちょっと振り向いたら工事してた

やっと食べ終わってホッとしてさ

ムッときて ....
{引用=(僕らは保護されている)}


アロワナの眼はとても冷たく
その奥には捕食者としての強さと威厳を秘めている
サバイバルナイフのような身体をうねらせて
発達した顎で甲殻類をも ....
 さらば
 ぼくのこいびと、
 ゆううつよ・・・
 おまえのおかげで、
 ぼくの{ルビよきひと=・・・・}は
 いつもほしのように
 かがやいていた・・・
 けれど、
 あたらしい太陽 ....
あなたのための紅い唇は
君の汚い唾液のせいで翳んでしまった
吐き出した言葉は「    」
胡散臭くて吐き出せれば笑えるほどにがなるギター

一服しましょう
落ち着いたでしょう
欲しいもの ....
真ん中が欠けたから
ドーナツ

ビルばかり並んで
空が遠くなった

大通りは渋滞の波
自転車ですべり抜ける


みんな何処へ帰るんだろう


真ん中が欠けたから
ドーナ ....
いらねえんだよ きれいな詩は
言ってやるよ 心にひびかねぇ

今度こそは 今度こそはと心に決めて
全身全霊の言霊を投げたのに

何を書いたってだめなんだ

いっそのこと

沈黙する ....
文学史に載る作品というのは
一体誰が決めるものなのか私は知りません。
けれどもそれがきっと老人達であるのは
間違いない気がします。

文学史に載る作品に
一体どんな基準があるのか私は知りま ....
ペットボトルの中
いざ吹き込もうとしても
言葉が見つからない

炭酸とカラメル
甘い匂いが鼻について
言葉は見つけられない

どうしてこんな風になっちゃったんだろうね
どうしてこんな ....
気持ち良いものを信じて
僕は気持ち良いものを詰め込んできた
気持ち酔いものが全てだと思った

ただいくら気持ち良いものを手に入れても僕は生きてるのが苦痛のほかならない
存在している意味 世界 ....
何となく、薬と酒に手を出して以来、こんな事が書きたくなった。
俺は3年前に、梅木君という男とであった。奴が俺の人生を狂わせたのだ。人のせいにしているとか思われそうだが、ついでにベースとアンプ、返して ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
真夜中にベランダに出たら
星と雪が降りそそいでいて
海の底みたいに静かだった
灰が降る
町営墓地

どうしてと疑問符
足から伸びる影に染みつけながら

灰が降る
町は市に変わりましたよ
おとうさん
chori。「リハビリ」に寄せて。
(未詩・独白に投稿されたものですが、本人の了解を得ています)
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=58666
 ....
なだらかな夜の背骨の上を
滑るようにして僕は歩く


温度を持たない
曲がり角を曲がり

名前を寄せない
ガードをくぐる


透明感を隠した街に焦がれる
僕を覆う他人の溜息
 ....
夏の 木漏れ日 
日差しの中 塔婆 には
片目の 少女が
曲がりくねっている
モノクロ
ぐにゃりふなりと
渦を まき 泥が 撒かれ
そこから
首が 咲く 木漏れ日のような
花弁と 傲 ....
その音を逃すまいと
耳を澄ます


夜の扉が
ひらくとき
凛となる
かすかな音色を
チャンスは今日の今 この瞬間だけ
指の先まで震えてる僕が
自分にかけたおまじないは
新しく覚えた魔法の言葉

「やらなきゃいけない事をやるだけだよ」

夢の中で誰かにそっとささやかれた秘 ....
木屑の中の 小人よ
何故 カタツムリと
春の 木漏れ日に
春の 青々しい海に
流れていく?

木片が かけ落ちて
愛される 木片
カタツムリは 殻を
わって
中から 小人を
連れ ....
メルセデスベンツが欲しいと歌うのは他に求めるものがあるから 真夜中のため息は
やがて
真っ白い湖になって
少女と猫が
弾む足取りで渡っていった

その水面の足跡は
白い蓮の花に生まれ変わり
ひめやかに
ひめやかに
ささめ ....
猫のミーが
窓から初雪を見ている
たんぽぽの綿毛よりも
静かで美しいそれは
いつか別れた母親の
しっぽの色だった


ミー
君の耳も
同じ色をしているよ
夜は閉まらないと思っていたのに
今日は 夜が閉まっている
道の片隅で耳を澄ましても
夜が 聞こえない
夜なんて初めから無かったのかも知れない
夜なんて無い
そんなことを言ってる間に
本当 ....
僕らには何らかの足と
時間があるのに

階段はいつも
非常口の奥で
しんとしている



「何階ですか?」

機械のゆみこが訪ねると

「トナカイです」と

どこか遠くか ....
公園へと続く夜道の街灯に照らされて
{ルビ百日紅=さるすべり}の木は裸で独り立っていた

枝々に咲かせた無数の桃色の花びらを
過ぎ去った夏に{ルビ葬=ほうむ}り
樹皮を磨く北風に じっと口を ....
空腹に堪えかねて
絵葉書を呑み込んだ。
青く浮き出た静脈の中を
函館の夜景が漂っている。
とりかごをね

夜にむかってかざしたら

まぬけな星がいくつかね

僕のかごに入ったよ
凍えた町。シャーベットの雪が降ってきた。
暗記の得意な少女が泣いていたから。
「大丈夫。ケルベロスは虫歯よ。」と、
スキンヘッドの女が笑った。
幽霊が迷子を家まで送り届ける話。をした
男の皮 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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