ぼくにビールをくれないか
嘘もへったくれもないカタルシスなんだ
爆音イット・セルフの洪水の渦中なんだ
さあ、

夜はブラックで
朝は切り裂くようなホワイトがラメのように
まるでインテルが ....
 
 
1.
ハイスクール・ボーイなりの事情でひきのばしたまま、と、自身の怠惰らしき怠惰な事情を知りつくしたまま、で、まったくアップテンポな27歳その年にして彼は、初めて煙草を口にした結果かどう ....
{引用=

金色が ふる

まちがすこしずつ
つめたいもようをかさねた ゆうがたのこと



きみが
道路の真ん中で
おおきく手をふっている
さけぶ声はきこえなくて
きらきら ....
 
 
 
いつのころだったか、わすれてしまったし、どこからきたのだったかも、はて、となってしまった。体温のようにそこにあった、ぬくぬく、や、ぬるまゆ、や、ぬめり、にみられる、ぬ、的なもの。それ ....
指は
君の小さな生き物だった

どこか
遠い異国の調べみたいに

時おり
弾むように歌ってた


君が僕の指を食む
君が
少し子供にかえる


遠いね、
   
とだ ....
あんああああくびするより空に手を布団パンパンあたたかな風

どれを着てどれを仕舞おう→ほとんどが新品のより着慣れたものに

この風景をあなたと歩いて部屋に帰るまで疲れるくらいに

どこまで ....
薄紙は
とても破れやすいから
私はいつでも
言いなりになる

ことばの数だけ
肌を重ねて

ほんとうの恋は
最初だけだと
いつのまに
私は気付く

あとは
薄くなぞるだけ
 ....
格式のある店内
マナーは重視されている
テーブルクロスの裾からのぞく恋人の赤いパンプスが
僕の心臓を掴んでいる
身の豊かなスズキのムニエルが運ばれ
彼女は優雅な手つきでそれを口へと運ぶ
思 ....
あなたは
きえそうなひかりのまえで
手をかざしている

胸元から
オイルの切れそうなライターを出して
何度も 鳴らす



うつくしいけしきの
まんなかにいる
いつも
き ....
父が逝ってしまったあとも
私たちは変わらなかった

私は
時々メールを送る

ふるさとの母に宛て
その辺の草木とか
カシャリ、と撮って

しばらくして
母が大げさに
電話をして ....
行き場のない
公園が
たどり着く場所というのは
公園で
うろうろ
自転車が回る
公園には
行き場がない

なきむし
って
いうことばをしるまえに
なかなくなった
コンピュータ ....
あなたは私を見抜いてるでしょ?でも私は気にしない。

自転車で並んで走るっていうのはいい。歩道を並んで走るととっても迷惑でごめんなさいって思う。

自転車で並んで走ると手をつなぎたいって思って ....
あさ
ゆうやけ色のやさいたちを
こわしてゆくときに
ふと香る 昨夜の
ねむりにおちてゆく、
やわらかい
眩暈



きょうはいつも きのうの続きだから
きのうの夜も
まくらにほ ....
夏のぬくもりってどんなの?と少女、軋む氷のかけらを溶かす

この雨が上がればさよならの予感半袖の先爪に塗りこむ

果汁がどのくらいの夏ならいいの太陽と日焼け止め調合

何も考えずに揃って鳴 ....
あなたが
私の本棚の
背表紙をそっと
撫でる

私が
親しんだ本たちが
小さく
揺れているのがわかる

ああ
それは
古本屋でね

そっちは
お風呂で濡れちゃって

 ....
あ から を までの過程をたどる
日本語というのは あ から を までの流れのなかで
ことばが組みあわされ、いろんなおもいを伝えるわけで
さいごに ん で輪を閉じる
ん。っていったらしりとりで ....
夜が、二足歩行で
足早に通り過ぎていく音を
淡い錯覚にくるまりながら、聴いていた
抱きしめあう行為は どこか
呼吸と似ていて、ときどき
わたしたちは声を漏らす
ともすれば ....
どこかの古墳を解体して
壁画を科学することを
別に
否定はしないけど
私には興味がない

どこかのコロッケが
牛肉だろうとどうだろうと
それは
当たり前のこと

預けたお金が
 ....
すべての作品は、過去。

自分は感情という生き物が好きだ。でも、どんな感情も結局は過去で、文字にした瞬間、それはもう古代エジプトの遺跡と同列の過去の遺物。

あるいは。表出ということ自体がなん ....
ふだん
ねむっているひとに
いきなりの乗馬は
たぶん
きびしいから
南瓜に
窓を




そのままいのちのような
生ぬるい 風はまだ 
うすまった春を連れていて
や ....
午前6時まだ昨日、サンシャイン滑り込む部屋も瞼の先は夜。換気扇がぬるい空気を吸って吐いてを同時に行っている。冷蔵庫の存在はとどまるところを知らない。電球はエジソンが発明した。ぼくのバランスは崩れまいの .... 床屋の風船に
泡が乗っている
これから蟹に
初恋しにいくの
ぼくのココロとかいう愚がプラスチックでできているらしい、とのことを知った夜だった。冷蔵庫は突然ブイーンとか鳴って、唐突な哀愁の、青色を特集した雑誌がぼくらをブルーに攻め立てる。明日いつどこだか知らない .... バスが燃え
市場が燃え
レストランが

兵士を焼く
まだ若いパトロールを

私たちは奪われた者

正義と
正義が反目する
その西の国はチェスの国

ここでない
遠いオフィス ....
春がじかん切れとなり
贅沢な地下鉄のゆれにまかせて
それぞれ 肩から鳥を逃してゆく
そらにまいあがれ、ちぎれないままで 
そらを

みじゅくな鳥が
春の隅っこを
ゆっくりと ....
モスグリーンが青と黄にちらちらと分解していくのを
みていた
あるいは
    モ、と、スグリーン、に
    モス、と、グリーン、に
    モスグ、と、リーン、に


中央から
突 ....
花束を車内いっぱい敷き詰めて水没してゆく春の陽とひと



野の花や少年少女の髪揺れる風泥棒が口笛吹けば



集まればいつしかはなれてしまう春むかしどうきゅうせいと来た海
 ....
古いじてんしゃのように
朝が下ってゆく


風邪声の
のどに ちいさなにがみと
這いつくばるようにおとずれ
さらさらと消えゆくよるを
くちびるに
にじませ

朝が下ってゆくと ....
入口は大抵いつもそれほどまでには広くないものだけれど、いざそこをくぐってみればスルーしてスキップしてフライアウェイののちノーイメージもノーイメージな景色へ連れて行かれてというかたどりついてというかとに .... 先輩が急逝した。

スキー場で倒れたんだそうだ。ドクターヘリも飛んだらしい。まだまだ、これからというときに。

先輩が主催していたメーリングリストがある。会員は2500人。毎日の膨大な投稿に、 ....
簑田伶子さんのおすすめリスト(295)
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カルネヴァーレ- nm6自由詩1207-10-14
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朝が下ってゆく- はな 自由詩20*07-3-31
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