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ポタージュの湯気 午前五時
日が早めのおはよう
私はまだねむいよう
雨水がさらけ出したものは
きっと未来
微量の酸に溶かされて
口には出せない罪だから
沈殿した
醜い鍾乳石
自分達の罪だか ....
ひとつだけ
たくさん
あげるから
ひとつだけ
たくさん
たべてね
おねがいね。
ほれ、みえこみてみ、ちっこくてめんこいおててだ
祖母は私を母の名で呼んだ
どんなに人を忘れても
季節の意味は憶えている
拾いあげようとするその手も
祖母も
小さくて可愛い
紅葉で ....
駅のホームに
オクラがひとつ
おはなしは
あなたが考えて
(夜勤前に愛野駅にて)
ネッシーが、
でるぞ。
鳩が いっせいに 飛びたって
まっさらな 秋が やってきた
マロングラッセの やわらかな 日差しが
やさしく そよぐ
にんげんより すこしだけ
透きとおっ ....
水族の呼気を満たし
肋骨を開いて浮く
揺らぎのなかで
ターン