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ライト浴び無言劇するダルタニャン お前は子馬 若い冬の木
「海をください」
衝動を燃やす手立てを海に聞く 冬の最中に血潮は熱く
「スピリタス」
屠殺の日 金が欲しいと振り下ろす きっと今日、今、君に会いたい
「光来る朝」
そのゆびが ....
5と6の歌の隙間に空の青 震える指でこじ開ける朝
メリメン区啄ばむ鳥が跡残す 緑雨降る夜波ひたひたと
目覚め行く身体は冬を思い出す 凍れる雲の流れを待つ頬
化石サ ....
かたすみでねじれ階段きしむよう影の向こうにりんごがひとつ
ざらざらの砂の床にて白昼夢目覚めて部屋にはりんごがひとつ
マンションの五階の窓から落ちてきた青空に映えるりんごがひとつ
....
波が寄せる海から
風の吹く丘へと上がる
着るつもりだった服は皆
夜の内に焼いてしまった
毛皮をぬいでしまったから
私たちはすっかり裸
そうして裸のまま、手をつなぎ
丘をのぼる ....