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    あくびする猫
    ふたたび眠りにつく
    あたたかさの支配者

    
    頭上の見えない王冠の
    むずがゆさに目を閉じる




 ....
風は曇り
硝子のひと欠け
わずか わずか
と つぶやかれ はじまる
蝶の生まれやすい午後


葉と葉のあいだ
やぶにらみの空から
静かな土から
さらに高く さらに低 ....
    他人のように眠るとき
    仮面のように眠るとき
    水の蛇はひたひたと来る
    狭い空を翼で覆い
    小さな夜を乗せて来る
からだをすり抜け まわされる腕
天使よ てんし 地使よ ちし
少しだけ浮くおまえの軽さ
水たまりの上の葉を踏んで
湿った土にひろがる重さ
毒のめまいを消し去るめまい
新たな ....
 
   水に映る自分を
   かきまぜてもかきまぜても
   自分にもどる
    火のなかに失ったもの
    火のなかに忘れたもの
    火のなかに入り
    置いてきたもの

    
    三つのものの区別がつかなくなった今でも
    お ....
車に轢かれつづけた傘が
側溝の泥のなかで鳥になり
やせた鉄の羽をひらくとき
午後の空はもう一度泣き
街をゆく人々の手を濡らす
千波 一也さんの木立 悟さんおすすめリスト(247)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(37Y・1.13、19)- 木立 悟未詩・独白505-9-5
こだま- 木立 悟自由詩305-9-4
ノート(35Y・7.9)- 木立 悟未詩・独白405-9-2
天使よ_てんし_地使よ_ちし- 木立 悟自由詩505-8-30
ノート(35Y・12.3)- 木立 悟未詩・独白405-7-11
ノート(35Y.6.16)- 木立 悟未詩・独白505-7-9
- 木立 悟自由詩9*04-12-27

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