すべてのおすすめ
財宝は国家の所有物だから
地図をGETしたところで
探索は止めた方がよいのだ
地図をYahooで売って
現金の夢を手に入れよう!

船首の旗印はYahoo!
戦艦大和の模型に付けて、 ....
心が死んだので
みんなで葬儀をした

土葬にするか
火葬にするかで
もめたが
東京都内では土葬は難しいだろうということで
とにかく火葬にして
埋葬の件は追々考えることにした
 ....
カタカタ文句を叩き出す
ワープロ小僧のお兄さん
両面印刷済んだので
ホチキス探してやって来た

針がないから
打てないと
苦情を聞いては
箱一杯補充する

プリンター
紙 ....
ぐるぐる回る目玉の奥に
クラッカーが鳴って
驚いたのねと
君の顔が笑ってた
普段着になった猫たちが
答えのない顔をほころばせて
二人乗りの自転車で
坂道をすっ飛ばしてゆく
追いかけるの ....
馬鈴薯
100円
マジックの数字に
目を吸い付けられて
動けない
カラスの勘三郎は
動けなくなって
悪戯な犬にかみ殺された
マジックの数字が悪いのだと
100円ショップの店長は
朝 ....
がちゃん
ものの割れる音がする
ごとん
ものの落ちる音がする

どんどん増える音
増えすぎたので
耳を塞いで居る

ガチャン
ガラスの割れる音
ゴトン
電車の繋ぎ目から
重た ....
会話は
なんで成立するのか
ボエケットの帰りに考えた

共通の認識があって
共通の感性
共通の世界に住んで
穏やかな気持ちで居れば
ことばは要らない

迷惑な三角帽子
巫 ....
黒い鮫をぶち殺し
ホオジロザメに食べさせる
鮫を鮫に食わせるのだよと
そんて大人しい鮫にするんだよと
幼い子を誑かす
本当はふわふわの
白い雲みたいなはんぺんを
食べたいと言われないよう ....
ミジンコの仲間みたいな奴らに殺されたとうなり声を上げて独楽が回る
独楽が回るから戦争に負けたとただこねる奴らに爆弾を投げつける
戦闘機を差し向ける
殴りかかる
水攻めにする
日干しにする ....
((((((、

溺れていく、夏の、軌跡に、
揺れている、白い泡、虹の、
膜を掴んだ、君の、痕跡。

覚めていく、まなざしに似た、
夕暮れの、屈折。
恥かしげな、月の裸体、
蒼ざめる ....
夏が眩しい

溺れ谷に潜む
怪人二十面相
小林少年
少年探偵団
明智小五郎
それらを束ねる
江戸川乱歩
奇々怪々という名の
イベントを衒って
処せられる
コールタールの羽 ....
環形動物の好む
クチナシの花が咲いて
夏が来る

ふくらんだ
白い腹の上で
笑いながら
木イチゴの実を摘んだ
開かれた朝
口を閉じていたイモリ
小さな水たまりの底に
きらりと ....
      ――Sに



世界は美しいと感嘆する前に
やらなければならないことがあって
誰もがそこへ向かって走っている
完璧なソネットなど書けやしないから
俺の言葉はいつだって
掘 ....
夏が来ると
波が立って
春の子供達が
息を切らせて
砂浜を駆けてゆく
走るのは
寒いからではない
嬉しくて走るのだ
水遊びに行くのだ
息を切らせて
水遊び?

今になり気がつい ....
 
   砕けた石英の剃刀を
   突然の風が巻き上げて
   私の頬をかすめる

誰に届くわけでもないから
名前まじりのため息は
手のひらで温かい

   癖毛のように渦巻く黒雲か ....
引き出しの奥から出てきた
古ぼけたトランシーバー
適当なチューニングのまま
大和川、南側の土手を
ノイズと一緒に
大阪湾へ向かって自転車を走らせる

いくつもの道を横切って
いくつもの ....
嘘ばかり
音速の貴公子なんて言われながら
あっけなく亡くなったアイルトンセナが
繰り出すパンチは避けられない

銀座の柳の木の下にも泥鰌は泳ぐ
お酒が好きな泥鰌たちは ....
      ――Sに




ひとつの雨
ふたつの雨
それらが落ちてきて
地上に 着地して

ひとつの感情を形づくる

ひとたびの雨
ふたたびの雨
降れば地上は濡れそぼる ....
わわくとは衣がほつれるという意味のようで
ろらんとは人の名のような電波航法のような
いずれにせよタイトルの意味が分からない
分からない場合は食事をしてからニュースを見て
 ....
今時の奴らと来たら
交番電流も知らないで
偶に停電すると
あっ、直接放電なんて訳の分からないことを叫んでいる。

北の宿にも電灯がともり、雪解けのせせらぎがあわただしく駆け ....
君は

一部始終見ていた と言う

誰かに伝えるまでは

眠れない と




遠くの方ではもう

百合のにおいがする


(僕もだよ)





 ....
 
そんなことありえない
って言いながら
しゃがんで花火をする

ローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
まだ溶け合わなくていい




{引用=fromAB}
机の人がいた
脚がついてた
幽体離脱の
練習の真っ最中だった
汗をかいて
それでも手を振ると
余っている方の
手を振ってくれた

(2006.6.19)
薄く陽光がさしている
植物園では植物がよく育っている
今日は花が少ない、と言って
きみはラッパズイセンを植えている
母親に手を引かれた女の子が
しきりに言葉のようなもので何か話している
話 ....
父は歩き続けた
角を曲がったところで左腕を失い
コンビニの前で右腕を失い
市営住宅の駐車場で両足を失った
やがてすべてを失い
最後は昨年まで歯科医院があった空地で
一輪の花になった
 ....
笑っていれば良かった
好きなものに
好きなだけ名前を書いて良かった
右手に持てないものは
左手に持って
それでも持てなければ
空に放して
それから、かえる
透きとおった卵の日のこと ....
たくさんの人が眠っている
重力に抗うこともできずに
背から腹までのわずかな高さの
影をつくって
僕らの毎日は孤独な戦いだ
星の中心へ向かおうとする力との
今日もまた爆音が響き
崩れていく ....
うなぎ、きらい
うな、ぎ、きら、い
骨がささるから
ささ、ささ、ささ、
たくさん食べると
たくさん、ささ、
るから
ぬる、ぬる、して、
きら、きら、し、て、
基礎体温計を口にいれたま ....
駅を降りると
なつかしい高島屋のマークが出迎えて
僕のこころはすっかり
あの日歩いた川岸の街並に吸い込まれて

けれども
いくら探しながら歩いても
なつかしい雰囲気のするだけで ....
たくさんの固形物が
群立するビルの谷間に
在るものが在るものを
こえようとする瞬間
世界中の言語は黙秘した
こだまする
吐息と靴音
家に忘れた裁縫箱を取りに
少女は走った

 ....
かおるさんの未詩・独白おすすめリスト(249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
財宝のありかを示す地図をGET!- あおば未詩・独白1*06-7-30
心細いからおまえも来い- あおば未詩・独白1*06-7-30
ホチキス- あおば未詩・独白2*06-7-29
クラッカー- あおば未詩・独白1*06-7-28
自殺- あおば未詩・独白2*06-7-28
童子- あおば未詩・独白5*06-7-28
人の会話- あおば未詩・独白6*06-7-26
ブラックジョーク/ホワイトノイズ- あおば未詩・独白1*06-7-25
百円玉- あおば未詩・独白2*06-7-22
溺れていく夏の- いとう未詩・独白10*06-7-19
溺れていく夏の- あおば未詩・独白5*06-7-17
夾竹桃- あおば未詩・独白7*06-7-17
出来損ないの七十行- 岡部淳太 ...未詩・独白7*06-7-17
鳥羽の夏- あおば未詩・独白5*06-7-13
無題(海岸で波は私に届かない)- たりぽん ...未詩・独白8*06-7-12
自転車・トランシーバー、大和川- たりぽん ...未詩・独白9*06-7-4
音速パンチ- あおば未詩・独白7*06-6-28
ふたたびの雨- 岡部淳太 ...未詩・独白5*06-6-25
わわく_ろらん- あおば未詩・独白4*06-6-24
鳴く電灯- あおば未詩・独白5*06-6-24
鳴く電灯- AB(な ...未詩・独白206-6-23
果汁100%- AB(な ...未詩・独白306-6-23
練習- たもつ未詩・独白8*06-6-20
植物園の風景- たもつ未詩・独白9*06-6-19
父の日- たもつ未詩・独白16*06-6-18
儀式- たもつ未詩・独白12*06-6-17
戦い- たもつ未詩・独白10*06-6-16
うなぎ- たもつ未詩・独白4*06-6-15
ふたごパラドックス- AB(な ...未詩・独白306-6-15
黙秘- たもつ未詩・独白8*06-6-14

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