すべてのおすすめ
夏が終わって、私はまた学校に行ったり行かなかったりの日々を過ごした。学校に行けばまあ成績は中の上、ほとんど図書室で本を借りるためだけに学校に通っている生徒だった。その当時、私には目も合わせないくらい ....
「SFの黄金時代は12歳だ」という言葉がある。つまり、SFが最も面白かった時代は20年代でも60年代でもなくて、読者本人が12歳だったころ、とゆーことなのである。そんなものだろうな、と私は思う。しか ....
当時私が住んでいた町には、本も売ってる店が2軒あった。言っておくが書店ではない。「本も売ってる」店である。どちらの店に行くにも、自転車できっちり20分かかった。ひとつは、スーパーに隣接した、雑誌と文 ....
13歳の私は、キャプテン・フューチャーと火星シリーズと栗本薫の小説を愛した。それらの本はすべて母が母自身のために買ったものだった。母が買ってくる本はだいたいが私の趣味にあっていたし、面白くもあったの ....
11歳の年に、私の人生は暗転した。何がどう問題だったのか、私は詳しく書きたくない。私はそのできごとについて様々なかたちで詩にしている。勝手に想像だか妄想だかをふくらませてもらって、かまわない。ともあ ....
まず、母について語らねばならない。
私の母は、かなりとんでもないヒトである。イナカ住まいの高卒のキャディーだというのに、創刊号からSFマガジンを購読し、本棚には中国文学と江戸文学とハヤカワ ....
今月末、女房の実家に墓参りに行く。
仕事の都合などで、もう三年ほど実家には帰っていない。
鹿児島なので、千葉からそう簡単に行けるところではない。
墓地は高台にある。
眼下にはきらき ....
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき ....
先日、父方の伯母が亡くなった。
父は十人兄弟の六番目。
兄弟のなかで、この世を去ったのはこれで二人目になる。
雨が降っていた。
最初父は、「お前は来なくてもいい」、と言っていた ....
人が日常生活において言葉を発する時、それは普通ごく近い場所を対象にしている。家庭でも、職場でも、あるいは街中でも、言葉は近くにいる人に向けて、または自分がいるエリアの中に存在する人に向けて発せられる ....
私の仕事はガテン系なので、仕事中は、いわゆるカーゴパンツ、動きやすく、大きなポケットがいっぱいあるズボン、それも男物を穿いている。男物の服のポケットは、女物のそれに比べると段違いに大きく使いやすい。財 ....
この作品を観るのは初演以来2度目になるのだが、前回はドストエフスキーの原作を読んでいなかった。今回は読んでいる。そうすると、もちろん両者を引き比べざるを得なくなる。しかし意外なほどに、野田の『贋作』 ....
昔、一九九八年から九九年にかけて「夜、幽霊がすべっていった……」という連作を書きついでいたことがある。後に「現代詩フォーラム」に投稿し、個人サイト「21世紀のモノクローム」にも掲載した。
いまさ ....
芸術ってなんだろう。
日常をしのぎつつ ふっと思う。
このごろ あれかなと思う。
むすんで ひらいて。
多分 小さな頃 教わって うたいながら
手を開いたり 結んだり。
なにか 呪文のよう ....
ひきこもりというのは
「著しく欠落した自信が引き起こす 心身の喪失状態」だと わたしは思います
「ひきこもる」という言葉の妙のとおり「すべてから 身を引いた場所に自分を置かざるを得ない 激しく ....
ベンジャミンさん
「知らないことを知っている」に寄せて
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=64380
自分の思いを伝えて他人を感動させることが目 ....
ポエム岬
千葉県房総半島は長い
犬吠埼から九十九里の有料道路を使って南下すること一時間
そこに小さな岬がある
ポエム岬
誰がはじめたかしらないが
そこはいつからかそう呼ばれるようになっ ....
岡部淳太郎「恋愛詩の可能性」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65877
りす「岡部淳太郎さんの『恋愛詩の可能性』を読んで」
http://po-m. ....
以前から思っていたのだが、恋愛というものは詩のテーマにするにはあまりにも難しいものではないだろうか。それなのに、やすやすと恋愛をテーマに詩を書く人が多いのは、僕にとっては疑問である。恋愛詩を書くのは ....
私は今まで
気まぐれな風に吹かれるたびに
力なく道に倒れていた
だが、夢を追うということは
眼前に漂う暗雲を
光の剣で貫いて ....
ずいぶん前からネットでダイアリとか書いているけれど、プライベートなことはほとんど書いてない。これはもう、はっきりとフィルターかけています。今はミクシもやってて、そっちのほうでは10センチくらいフィルタ ....
私は、過去に一度も異性に好かれた事がない。こう書くと、コアで、およそおしゃれ感とは無縁の詩を書く一部の男性から「うおお。共感出来る」という言葉をいただけるのではないだろうか。
詩人に変な顔の人は多そ ....
日経新聞日曜版、詩歌・教養欄の「詩歌のこだま」(結構、毎回楽しみにしています)で小池昌代による須永紀子著「中空前夜」についての書評が掲載されていました。う〜ん、何だか面白そうってことで、今回は丸善の ....
未来に向かい、
書き残しておこう。
わたしが、
まだ。
音楽に対し、
純粋な今のうちに。
やがて時が経てば、
忘れてしまう。
こんな感情など。
....
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)
今から15年も前の話である。
私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ....
十一世紀のペルシャの学者オマル・ハイヤームが遺した「ルバイヤート」は、全篇四行詩です。「ルバイヤート」は、ペルシャ語で「四行詩集」を意味します。はじめエドワード・フィッツジェラルドの英訳本で世界的に知 ....
昔、さ。
中国とか。日本とかでも、合戦の前に詩を詠んだりしたらしいね。辞世の句じゃなくてもさ。これから戦いって時に、詩ですよ。それがたしなみっていうか、明日死んじゃうかもって時に、詩がそこにある ....
「つまんないの」
足元の小石を軽く蹴りながらサフィはつぶやきました。
小石はぽちゃんと音を立てて、サフィの目の前の湖に沈みました。
サフィはひとりぼっちでした。
友達はみな ....
早朝、携帯電話のアラームがいつものように作動して「んんんんんん」と寝返り打ち「…ん」と起き上がってからやっともっともっと眠ってもいいのだといつまでもいつまでも眠ってもいいのだと気がついて「ア…幸せで ....
ぼくが小学生のときのことだ。たぶん3年生だったと思う。学校に、オペラ歌手の人が来た。児童全員が体育館に集められ、パイプ椅子に並んで座らされた。ステージの上には、タキシード姿の恰幅のいいおじさんと、派手 ....
かおるさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(225)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
異形の詩歴書_14歳秋
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佐々宝砂
散文(批評 ...
7
06-4-16
異形の詩歴書_14歳夏
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
06-4-16
異形の詩歴書_14歳春
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
6
06-4-16
異形の詩歴書_13歳
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
6
06-4-14
異形の詩歴書_〜12歳
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5
06-4-14
異形の詩歴書_〜10歳
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5
06-4-14
託されている
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たもつ
散文(批評 ...
14
06-4-9
嘘つきは詩人の始まり(下書きよりの抜粋)
-
窪ワタル
散文(批評 ...
15+*
06-4-9
当たり前のこと
-
たもつ
散文(批評 ...
12
06-4-7
遠い場所へ届こうとする言葉_——中村剛彦『壜の中の炎』につい ...
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
7*
06-4-6
いつもポケットに詩人
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
12*
06-3-31
野田秀樹『贋作_罪と罰』を観る
-
田代深子
散文(批評 ...
6
06-3-7
「幽霊」についての私的覚書
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
5*
06-2-26
この頃_思った事
-
砂木
散文(批評 ...
13*
06-2-24
ひきこもりのひきこもりによるひきこもりのための文章
-
第2の地 ...
散文(批評 ...
5
06-2-23
在り方を成立させる技術について
-
いとう
散文(批評 ...
13+*
06-2-22
ポエム岬
-
モリマサ ...
散文(批評 ...
14*
06-2-21
カテゴリーと恋愛詩とワイシャツとわたし
-
黒川排除 ...
散文(批評 ...
12*
06-2-20
恋愛詩の可能性
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
17+*
06-2-18
哀しみの夜に_〜僕を励ます十五年前の唄声〜
-
服部 剛
散文(批評 ...
10*
06-2-17
詩の窓は私の中に開いている
-
umineko
散文(批評 ...
5*
06-1-29
世のモテない男性(女性)へ
-
奥津 強
散文(批評 ...
5*
06-1-24
リーマンはどこで詩集を読むべきか?
-
恋月 ぴ ...
散文(批評 ...
12+*
06-1-22
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」
-
PULL.
散文(批評 ...
17*
06-1-19
セックスボランティア(R18)
-
宮前のん
散文(批評 ...
53+*
06-1-18
●そろもん第二の栞
-
みつべえ
散文(批評 ...
5
06-1-9
今日も詩のある夕暮れを
-
umineko
散文(批評 ...
7*
06-1-7
翼人の子サフィ
-
イオ
散文(批評 ...
4*
06-1-2
海を、見に行く予定です。(日々の垂れ流し処051228.)
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A道化
散文(批評 ...
7
05-12-29
詩的インプラント_〜_馬野幹氏に捧げる鼻歌_あるいは馬野幹宇 ...
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大覚アキ ...
散文(批評 ...
10*
05-12-28
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