この恋が
永遠になるよう
絶対零度の
愛をあげる。

灼熱の
身を焦がすような
愛なんか
いらない。


後に残るのは
灰だけから


この一瞬が
永遠になるよう
 ....
あと何度
逢えるかなって
数えたことが
君は ある?

あと何度
抱きあえるって
考えたことは
君は ある?

あと何度
夜が
ニュースを運ばずに

静かに明けていくだろう ....
あの日から
わたしのからだは
透明なゼリーに
くるまれていて
それはずっと
あなたの温度を保っている

その感触は
やさしくて あたたかで ぷるるん

いつまでも
その中にいては ....
 ぐっと 背中 押してやる

 俺は お前の 追風

  踏み出せない 一歩 カラダ 突き動かす 凛風
  

 そっと 涙 拭いてやる
 
 俺は お前の 追風  

   ....
世界のフィーリングで今ぼくは奇跡


よく聞いてよ星のくしゃみを


ためいきがピンクになるまで愛し合う


カーテンを閉めるまでの人間形態


×と書かれた改札にも入 ....
青白い踊り子たちが
フォークから零れ落ちたコーンに
見とれてる間に
輪郭を失ったこの口を
青林檎のちぎれた指先で
そっと息を止めよう

トロピカルドリンクが売り切れる前に
ソーダ水の泡を見てたら
空を食べてみたくなった

どうしたらいいものかと
蟻さんに聞いたら

僕のうちにおいでってさ


蟻さんに連れられて家にいったはいいが
 ....
うたれるなら
雨がいい
果てるなら
土砂降りの中

世界が遠のく瞬間に
私は流星をみる
寒冷に順応できず
やがて
命を奪われかけて
それゆえ
灼熱


灰と 火柱と 黒煙と


好き好んで
化身となったわけでは無いのに

ただ
寒さに耐えられず
ただ
冷た ....
誰が すきだなんていったのかな

ただ夢を見ていただけじゃないの?
ちいさな象が湖をはしり
サバンナを抜けて 浜辺まで訪れて
その細い鼻で塩水を吸ってむせたような
かわいそうなことじゃない ....
雲はかすかに薄い。満月はわずかに遠い。星
たちは月の輝く姿に目を細め身を寄せ合いな
がらその眩しさを囁く。塔の下ではいくつか
の波が押し寄せる。浸食は彼方の記憶。崩壊
は遥かな追憶。廻 ....
   半音階のなだらかさで

   足下から

   境界が体を浸していく

   膝下から頭へ

   その水面を下から見ていると

   残雪がなだらかに

   空ま ....
君に触れたことはない。
君を弾いたこともない。
だけどこんなに心惹かれてる。

これは君のため息。
心弾かれて、今夜も音を愛撫する。








 ....
ムーニールーがありんこを相手取って
裁判をしているころ
お日様は林檎を
真っ赤に染めて
林檎はムーニールーに食べられるのを待っている

カタツムリが雨の中
小さくくしゃみしたけれど
ム ....
愛は儚いけれど
愛がある瞬間は
永遠のようです

愛の言葉は
幾度聞いても
古くはならず

季節が来るごとに
咲く花の様に
新鮮で

不規則に打つ心を
いつも安定させま ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
 僕はいつも微笑んでいる。人の話は頷きながら聞く。だけどさ。心ん中では何を抱いているか分かったもんじゃない。
 そこの不眠症のおばちゃん、寝れないんじゃなくて寝たくないんでしょ?鬱で寝れないという理 ....
      反芻する夕食


週末の台所にジャガイモとニンジンが転がっている
牛肉は 今日には使ってしまわなければ
幻の牛の角に突かれる勢いだ
新作の辛口カレールーは
未だ使用された形跡 ....
フラフラ歩くな
すぐ祈るな
食後の腹筋なんかするな
ダルいとか言うな
ダルイとか言うな言うたらシンドイに変えたりとかすんな


ちゃんと隅っこまで掃け
まだ捨てるほどゴミ溜まってへ ....
 ==≠=
ハリウッド製の青い夜のもと
いつとも知れず、列車は消えるかい?

三日まえに彼女にした不思議な話を
昨日親友の口から聞かされる
 (こいつだったのか)
彼女が二日続けて同 ....
She Said She Said
「いっつも5分遅刻よ
学校に遅刻、会社に遅刻、デートに遅刻
おまけにあなたにも遅刻
何かの呪いに違いないわ」

I Said I Said
「遅れ ....
  感じない掌の上に
  鳴かない鳥が
  人のように瞼を閉じる

  冷たい雨の降る
  コンクリートの上で
  静かに眠りにつく
  戯れるように
  温度を残して  ....
人が産まれる階段で
僕とライオンは初めてキスした
机の隙間から女の子の声がのぞいたけれど
僕とライオンは手を握ったままで

窓からは夏の光がみえる
昼間なのにここでは暗がりがたくさん
目 ....
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